意味
(人などを)誘惑する、そそのかす、〜しようとさせる、(悪い事を)したくさせる、(危険などを)試す、挑発する
発音
/tempt/
TEMPT
💡 「tempt」は1音節で、強勢は単語全体にかかります。日本人学習者は、最後の「-mpt」の部分を「ンプト」と破裂音を強調しすぎてしまいがちですが、/m/の後に舌を奥に引いて/p/を作り、すぐに/t/を破裂させるように意識すると、より自然な発音になります。/e/は「エ」と「ア」の中間音を意識しましょう。
例文
Don't let snacks tempt you.
おやつに誘惑されないでください。
That cake looks so tempting.
あのケーキ、とても美味しそうですね。
He was tempted to quit.
彼は辞めたくなりました。
The offer tempted him greatly.
その申し出は彼を大いに誘惑しました。
Don't tempt fate by speeding.
スピードを出しすぎて運命を試さないでください。
Shiny objects tempt magpies.
光るものがカササギを誘います。
This deal might tempt investors.
この取引は投資家を誘惑するかもしれません。
We can tempt customers with sales.
セールで顧客を惹きつけることができます。
Do not tempt divine wrath.
神の怒りを誘発してはなりません。
Power often tempts even good leaders.
権力は良い指導者でさえもしばしば誘惑します。
変形一覧
文法的注意点
- 📝「tempt + 目的語 + to do」で「(人)に〜するように誘惑する」という構文をよく使います。
- 📝「be tempted to do」の形で「〜したい誘惑に駆られる、〜したくなる」という意味になります。
使用情報
よくある間違い
動詞のtemptの後に続くのは通常to不定詞(〜しようと誘惑される)です。in + 動名詞は一般的ではありません。常にto不定詞の形を使いましょう。
類似スペル単語との違い
enticeも「誘惑する」という意味ですが、temptが悪事や危険なことへ誘うニュアンスが強いのに対し、enticeは魅力的な報酬や見返りで良いことや中立的なことへ引き込む、というニュアンスが強いです。
lureは「餌で誘う」「おびき寄せる」という意味合いが強く、隠れた目的や悪意を持って人を特定の場所や状況に引き込む際に使われます。temptよりも計画的な悪意が示唆されることがあります。
seduceは「誘惑する」の中でも特に性的な誘惑や、人を堕落させる、悪い道に引き込むという強い否定的な意味合いを持ちます。temptはそこまで強い否定的な意味合いを含まないことが多いです。
派生語
語源
📚 ラテン語の「tempere」(試す、検査する)に由来し、繰り返しや激しさを表す接尾辞-tareがついて「temptare」(しきりに試す、誘惑する)となりました。この単語は古フランス語を経て中英語に入り、特に「誘惑する」という意味が強調されるようになりました。
学習のコツ
- 💡「誘惑する」という意味の他に、「〜したくなる」という心理的な願望を表す際にも使われます。
- 💡名詞形は "temptation" (誘惑) です。セットで覚えることで語彙力が向上します。
- 💡「tempt O to V」で「OにVするように誘惑する」という形をよく取ります。
- 💡「運命を試す」という意味で "tempt fate" という決まり文句があります。比喩的な表現としてよく使われます。
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