small coterie
発音
/ˌsmɔːl ˈkoʊtəri/
small COterie
💡 「スモール」よりも「コウタァリー」の最初の音節「コー」に強いアクセントを置きます。'coterie' は比較的珍しい単語ですが、発音はローマ字読みに近い部分があります。
使用情報
構成単語
意味
特定の興味や目的を共有する、排他的で閉鎖的な小集団、または同人グループ。外部の人々を排除するようなニュアンスを持つことが多いです。
"A small, exclusive group of people with shared interests, tastes, or opinions, often implying a degree of secrecy or cliquishness and a reluctance to admit outsiders."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、ある分野や組織において、外部には開かれておらず、内輪で物事が決定されたり、特定の視点や利益が優先されたりする閉鎖的なグループを指す際に使われます。多くの場合、批判的または否定的な含みを持って用いられ、その集団の排他性や不透明さを指摘するニュアンスがあります。フォーマルな文脈や、政治、芸術、学術などの議論の場で使われることが多く、日常会話でカジュアルに使う表現ではありません。ネイティブスピーカーは、このフレーズから「内輪」「秘密めいた」「排他的」といった印象を受けます。
例文
The museum's board was dominated by a small coterie of wealthy art collectors.
その美術館の理事会は、少数の裕福な美術収集家による閉鎖的な集団に支配されていた。
Decisions were made by a small coterie, ignoring the opinions of the wider community.
決定は閉鎖的な小集団によってなされ、より広いコミュニティの意見は無視されました。
Critics argue that the film industry is run by a small coterie of influential producers.
批評家たちは、映画業界は少数の影響力のあるプロデューサーたちの排他的なグループによって運営されていると主張している。
He felt excluded by the small coterie of senior managers.
彼は、上級管理職の閉鎖的な小グループによって排除されていると感じた。
The literary world was once controlled by a small coterie of London-based writers.
文壇はかつて、ロンドンを拠点とする少数の作家たちからなる閉鎖的なグループに支配されていた。
Their political party is seen as being controlled by a small coterie of long-serving members.
彼らの政党は、長年務める少数のメンバーの閉鎖的な集団によって支配されていると見なされている。
The research project attracted only a small coterie of specialized scientists.
その研究プロジェクトは、少数の専門科学者からなる閉鎖的なグループしか引きつけなかった。
The club's activities were limited to a small coterie of founding members.
そのクラブの活動は、創設メンバーの少数の排他的なグループに限定されていた。
A small coterie of investors held most of the company's shares.
少数の投資家グループがその会社の株の大部分を保有していました。
類似表現との違い
「clique」も閉鎖的な小グループを指しますが、「small coterie」よりもカジュアルで、特に学校や友人関係などの文脈で使われることが多いです。よりネガティブな、いじめや排他的な行動を伴う「派閥」や「徒党」といったニュアンスが強い傾向があります。
「inner circle」は、ある組織やグループの「内部関係者」や「核心メンバー」を指します。排他性は共通していますが、「small coterie」のような批判的なニュアンスは必ずしも強くなく、単に情報や権限を持つ少数の人々を示す場合にも使われます。
「faction」は、より政治的な文脈で使われることが多く、大きなグループや政党内部の「派閥」を指します。意見や目的の違いから生じる対立を暗示することがよくあります。「small coterie」は、より広範な社会的・文化的文脈でも使われますが、「faction」は特に政治的な動きに関わる場合に選ばれます。
「exclusive group」は「排他的なグループ」という直接的な意味合いで、「small coterie」と非常に近い意味を持ちます。しかし、「small coterie」が持つ「内輪で秘密めいた」といった特定の含みまでは必ずしも持ちません。より一般的な表現です。
よくある間違い
「small coterie」は単なる友人の集まりのようなカジュアルな場面では使いません。排他性や閉鎖性、場合によっては批判的なニュアンスが含まれるため、単に少人数の集まりを指す場合は「small group」などを使うのが適切です。
「coterie」は、通常、部外者が入りにくい、あるいは入るべきではないような批判的なニュアンスで使われることが多いため、「加入したい」というポジティブな意図ではあまり使いません。もし排他的なグループに興味があることを示したいのであれば、「exclusive club/group」などがより自然です。
学習のコツ
- 💡「coterie」という単語自体が「閉鎖的、排他的な仲間」という意味合いを持つため、「small」がなくても同様のニュアンスを含みます。ただし「small」が付くことで、人数が少ないことが強調されます。
- 💡このフレーズは、ある特定の集団に対する批判や、その集団の閉鎖性を説明する際に非常に有効な表現です。
- 💡主に書き言葉や、議論、分析の文脈で使われ、日常の軽い会話には不向きです。
対話例
組織の意思決定プロセスに関する議論
A:
I'm concerned that important decisions are being made by only a few people.
重要な決定が少数の人だけで行われていることに懸念があります。
B:
Yes, it often feels like a small coterie controls everything, without much input from the wider team.
ええ、広いチームからの意見をほとんど聞かずに、閉鎖的な小集団が全てを牛耳っているように感じられますね。
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