run up a debt

コロケーション英検2級B2TOEIC ★★★TOEIC 700点目標

発音

/rʌn ʌp ə dɛt/

run UP a DEBT

💡 「run」は「ラン」というより「ラァン」に近い音です。「up」は短く「アプ」と発音します。最も重要なのは「debt」で、Bは発音せず「デット」のように言います。フレーズ全体では「run」または「up」、そして「debt」に強勢が置かれることが多いです。

使用情報

フォーマリティ:中立
頻度:よく使われる
使用場面:
日常会話ビジネス金融・経済社会問題法律メディア個人の財務管理

構成単語

意味

借金を重ねる、借金を作る、負債を膨らませる

"To accumulate a large amount of money that is owed, often quickly or carelessly, or through spending beyond one's means."

💡 ニュアンス・使い方

このフレーズは、計画性なく、または無謀な支出によって借金が「急速に」「大量に」積み重なる状況を表現します。多くの場合、ネガティブなニュアンスを含み、個人の浪費癖、企業の不適切な経営、あるいは不運な状況によって負債が増加する様子を示唆します。自己責任や後悔の念を伴う文脈で使われることがよくあります。比較的カジュアルな会話から、ビジネスや金融のややフォーマルな文脈まで幅広く使われます。

例文

He ran up a huge debt gambling online and lost everything.

カジュアル

彼はオンラインギャンブルで巨額の借金を重ね、すべてを失いました。

She ran up a lot of credit card debt during college and is now struggling to pay it off.

カジュアル

彼女は大学時代にたくさんのクレジットカードの借金を作り、今その返済に苦労しています。

I need to be careful not to run up any more debt this month, or I'll be in trouble.

カジュアル

今月はこれ以上借金を増やさないように気をつけないと、大変なことになるよ。

They ran up a massive debt by living beyond their means, which eventually led to bankruptcy.

カジュアル

彼らは分不相応な生活をして莫大な借金を重ね、最終的に破産に至りました。

My friend ran up quite a debt from impulse shopping and is now trying to get it under control.

カジュアル

私の友人は衝動買いでかなり借金を抱え、今それを管理しようと努めています。

We don't want to run up unnecessary debt for our new house, so we're budgeting carefully.

カジュアル

新しい家のために不必要な借金を増やしたくありませんので、慎重に予算を組んでいます。

The company ran up significant debt due to a series of poor management decisions and market changes.

ビジネス

その会社は、一連の経営判断の誤りと市場の変化により、多額の借金を抱えました。

If the department continues to spend without strict oversight, it will inevitably run up an insurmountable debt.

ビジネス

もし部署が厳格な監視なしに支出を続ければ、避けられないほど巨額の借金を抱えることになるでしょう。

The government's expansionary fiscal policies have led to the nation running up a substantial national debt.

フォーマル

政府の拡張的な財政政策により、国家は巨額の国債を積み重ねてきました。

Without stringent financial controls, organizations risk running up considerable debt, compromising their long-term viability.

フォーマル

厳格な財務管理がなければ、組織は相当な借金を抱えるリスクがあり、長期的な存続可能性を損ないます。

類似表現との違い

accumulate debtneutral to formal

より中立的で一般的な表現で、単に借金が蓄積していく様子を表します。「run up a debt」がしばしば急速さや計画性のなさを暗示するのに対し、「accumulate debt」は計画的な借金(例:住宅ローン)にも使えます。フォーマル度もやや高い傾向があります。

「借金状態に陥る」というニュアンスが強く、借金が始まる時点やその状態に焦点を当てます。「run up a debt」が借金の「量」や「増え方」に重点を置くのに対し、「get into debt」は「借金のある状態」になることを指します。比較的カジュアルな表現です。

「借金に陥る」という受動的なニュアンスが強く、意図せず、あるいは不運な状況によって借金状態になってしまう場合によく使われます。自己責任の度合いが「run up a debt」よりも低い印象を与えます。

incur debtフォーマル

非常にフォーマルな表現で、特にビジネス、法律、会計の文脈で用いられます。「(費用・損害などを)招く、負う」という意味で、計画的であろうとなかろうと、負債を発生させる行為全般を指します。「run up a debt」のような無計画な消費のニュアンスは薄いですが、結果として負債が生じる点は共通しています。

よくある間違い

make a debt
run up a debt / incur a debt / get into debt

「make a debt」は英語として不自然です。「借金を作る」という日本語から直訳せず、状況に応じて「run up a debt」「incur a debt」「get into debt」などの適切な表現を使いましょう。

run up debt
run up a debt / run up debts

「debt」は可算名詞としても不可算名詞としても使えますが、具体的な「借金」が積み重なる文脈では「a debt」または「debts」とするのが自然です。特に「多額の借金」を指す場合は「a huge debt」のように冠詞を伴うことが多いです。

学習のコツ

  • 💡「run up」は「急速に積み上げる、膨らませる」というニュアンスを含みます。借金だけでなく、「run up a bill(請求書を増やす)」や「run up costs(費用を膨らませる)」など、他の負の要素にも使えます。
  • 💡このフレーズは通常、ネガティブな文脈で使われます。無計画な支出や困難な状況を強調する際に効果的です。
  • 💡「debt」の「b」は発音しません。発音記号を確認し、「デット」のように発音することを覚えましょう。
  • 💡「run up a debt」は、個人の財務状況だけでなく、企業や国の財政状況についても使われます。文脈によって使い分けましょう。

対話例

友人が最近の支出について心配している状況

A:

I'm a bit worried about my spending habits lately.

最近、自分の消費習慣が少し心配なんだ。

B:

Why? Are you running up a debt or something?

どうして?まさか借金を重ねてるわけじゃないよね?

A:

Not yet, but I feel like I'm getting close. I need to cut back.

まだだけど、その瀬戸際にいる気がする。節約しなきゃ。

会社の経営会議での財務報告

A:

Our latest financial report shows a worrying trend in our liabilities.

最新の財務報告では、負債の憂慮すべき傾向が見られます。

B:

Indeed. We've unfortunately run up a significant debt in the last two quarters due to unforeseen expenses.

ええ。不測の出費により、過去2四半期で残念ながら多額の借金を抱えてしまいました。

Memorizeアプリで効率的に学習

run up a debt を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。

App Storeからダウンロード
無制限の単語登録
音声再生対応
📱
オフライン学習