non-diffusible
発音
/ˌnɒn dɪˈfjuːzəbl/
non-dif-FU-si-ble
💡 「ノン」の後に「ディフュージブル」と続きます。強勢は「フュー(fu)」の部分に置かれます。「ディフュージブル」は「ジュー(juː)」の音が日本語の「ジュ」よりも長めに発音され、舌の先を歯茎の裏に軽く触れてから離すような発音になります。
使用情報
構成単語
意味
(科学・医学分野で)拡散しない、非拡散性の。特定の媒体(例えば細胞膜や溶液)を透過したり、広がったりする能力がない状態を指します。
"Unable to diffuse or spread through a medium, membrane, or solution. Not capable of being dispersed or permeating a given substance or boundary."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、主に科学、生物学、医学、化学といった専門分野で使われる形容詞です。物質が特定の障壁(細胞膜など)を通過できない、あるいは液体やガス中で広がる性質を持たないことを厳密に表現する際に用いられます。日常会話で使われることはなく、非常にフォーマルで学術的な文脈に限定されます。ネイティブスピーカーであっても、これらの専門分野に関わっていない限り、あまり耳にする機会のない言葉です。そのため、使う場面を誤ると不自然に聞こえるか、意味が通じない可能性があります。
例文
Large molecules are often non-diffusible across cell membranes without specific transporters.
大きな分子は、特定の輸送体なしには細胞膜を拡散できません。
The non-diffusible proteins remained within the sealed compartment during the experiment.
非拡散性のタンパク質は、実験中、密閉された区画内に留まりました。
Many therapeutic agents are designed to be non-diffusible to ensure localized action.
多くの治療薬は、局所的な作用を確実にするために非拡散性として設計されています。
The researcher confirmed that the fluorescent marker was non-diffusible through the gel matrix.
研究者は、蛍光マーカーがゲルマトリックスを透過しないことを確認しました。
Due to its high molecular weight, this polymer is essentially non-diffusible in biological systems.
その高い分子量のため、このポリマーは生体系において本質的に非拡散性です。
The non-diffusible component was successfully separated from the solution by filtration.
非拡散性成分は、ろ過によって溶液からうまく分離されました。
This particular antibody is non-diffusible and therefore remains in the bloodstream.
この特定の抗体は非拡散性であるため、血流中に留まります。
Understanding the non-diffusible nature of certain substances is crucial in pharmacology.
特定の物質の非拡散性の性質を理解することは、薬理学において非常に重要です。
The study investigated how non-diffusible signals regulate cell growth.
その研究は、非拡散性シグナルが細胞増殖をどのように調節するかを調査しました。
A key characteristic of this material is its non-diffusible property in various solvents.
この材料の主要な特性は、様々な溶剤におけるその非拡散性です。
類似表現との違い
「impermeable」は「不透過性の」と訳され、液体やガスが物理的な障壁(膜や壁など)を通過できないことを強調します。一方、「non-diffusible」は、物質が自発的に拡散しない、あるいは拡散できないという、より能動的な性質に焦点を当てています。両者は似ていますが、「impermeable」は障壁の性質を、「non-diffusible」は物質の性質やその拡散能力の欠如を指すことが多いです。
「impermeable」と同様に「非透過性の」という意味ですが、「non-permeable」は「permeable(透過性の)」に否定の接頭辞「non-」が付いた形です。基本的な意味は「impermeable」と同じで、物理的な障壁を透過しないことを指します。「non-diffusible」が物質の拡散能力の欠如を指すのに対し、「non-permeable」は障壁を通過できないという、より一般的な透過性を指します。
「non-absorbable」は「吸収されない」という意味で、特に生物学や医学の文脈で、体内で吸収されない物質を指します。例えば、消化管から血液中に吸収されない薬剤などです。「non-diffusible」は拡散しないことを指すのに対し、「non-absorbable」は吸収という特定のプロセス(多くの場合、体内の複雑な経路を介した取り込み)を対象としています。拡散が吸収の一部である場合もありますが、概念は異なります。
「immobile」は「動かない」「固定された」という意味で、物理的な動き全般がない状態を指します。人や物が動かない状況にも使えます。これに対し「non-diffusible」は、特定の媒体(膜や溶液など)を介して「広がる」「散らばる」動きができないことに特化しています。「immobile」の方がより広範な意味を持ち、専門性は「non-diffusible」ほど高くありません。
よくある間違い
「non-diffusible」は物理的な物質の拡散に関する専門用語であり、感情や雰囲気など抽象的なものが「広がる」際には使いません。このような文脈では「infectious (伝染するような)」や「contagious (伝播する)」といった言葉が適切です。
情報が「広まらない」という意味で「non-diffusible」を使うのは不適切です。情報が他人に漏れない、共有されないという意味では「confidential (機密の)」や「not shareable (共有できない)」といった表現が適切です。
学習のコツ
- 💡「non-diffusible」は、主に科学、医学、生物学の分野で使われる専門用語です。日常会話では決して使わないようにしましょう。
- 💡接頭辞「non-」は「〜でない」「非」という意味を持ちます。「diffusible(拡散性の)」と組み合わせることで、「拡散しない」という意味になります。
- 💡動詞の「diffuse(拡散する)」、名詞の「diffusion(拡散)」と共に覚えると、単語ファミリーとして理解が深まります。
- 💡主に「膜を透過しない分子」や「溶液中に広がらない成分」といった文脈で用いられます。
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