more beatific
発音
/ˌmɔːr biːəˈtɪfɪk/
more beaTIfic
💡 「more」は「モア」と伸ばすように発音し、「beatific」は「ビーアティフィック」という音で、特に「ティ」の部分に強勢が置かれます。全体として、ゆったりとした、しかし荘厳な響きがあります。
使用情報
構成単語
意味
この上なく幸せそうな、至福に満ちた表情や様子を、より強く表す際に使う表現です。深い精神的な喜びや静かな幸福感を指します。
"Possessing or exhibiting a greater degree of profound happiness, serene joy, or spiritual bliss, often reflected in one's expression or demeanor."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、単に「幸せそう」というよりも、深い精神性や宗教的な背景、または崇高な美しさから来る、比類ない幸福感や静謐な喜びを表現する際に用いられます。人の表情、視線、態度、あるいは芸術作品の描写など、内面からあふれる静かで満ち足りた状態を指します。非常にフォーマルで文学的な響きがあり、日常会話で使うと大げさに聞こえたり、皮肉に受け取られたりする可能性があります。主に書き言葉や、詩的、芸術批評、宗教的な文脈で使用され、ネイティブスピーカーにとっても洗練された、やや古風な印象を与えることがあります。
例文
Her smile was more beatific than any I had ever seen.
彼女の笑顔は、私がこれまで見たどんな笑顔よりも至福に満ちていました。
After intense meditation, his face bore a more beatific expression.
深い瞑想の後、彼の顔はより至福に満ちた表情をしていました。
The painting depicted a saint with a more beatific glow than the others.
その絵画は、他の聖人よりも至福の光を放つ聖人を描いていました。
Receiving the good news, she looked more beatific than ever before.
その吉報を受けて、彼女はこれまで以上に至福の表情をしていました。
The priest's blessing left the congregation with a more beatific sense of peace.
司祭の祝福は、会衆により至福の平安感をもたらしました。
He spoke of his spiritual journey with a more beatific calm in his voice.
彼は自身の精神的な旅路について、声に一層至福の落ち着きを込めて語りました。
The child's innocent joy made her look more beatific in the morning light.
その子供の無垢な喜びは、朝日に照らされた彼女を一層至福に見せました。
The choir's angelic singing brought a more beatific atmosphere to the ceremony.
聖歌隊の天使のような歌声が、式典により至福の雰囲気をもたらしました。
Her eyes, usually serious, now held a more beatific sparkle after the revelation.
普段は真剣な彼女の瞳に、その啓示の後、より至福の輝きが宿っていました。
Observing the tranquil sunset, he felt a more beatific tranquility within his soul.
静かな夕日を眺めながら、彼は魂の内側により至福の静けさを感じました。
類似表現との違い
`blissful`も「至福の」という意味ですが、`beatific`よりも汎用的に「非常に幸せな、喜びに満ちた」という広い意味で使われます。`beatific`はより高尚で、しばしば宗教的、精神的な深い喜びや静けさを伴うニュアンスが強く、`blissful`の方が日常で耳にする機会が多いです。
`radiant`は「輝くような、光り輝くような」という意味で、幸福感を表す際に使われることもありますが、主に外見の明るい輝きを指します。`beatific`のような内面的な、精神的な深い幸福感や静謐さは強調しません。顔が輝いている様子を表す際に使われます。
`ecstatic`は「狂喜乱舞するような、我を忘れるほどの歓喜の」という意味で、非常に興奮した感情的な喜びを表します。`beatific`が静かで内省的な幸福感なのに対し、`ecstatic`はより感情的で外向的な興奮状態を指し、その強度が異なります。
`serene`は「穏やかな、静かな」という意味で、`beatific`が持つ静けさの要素は共通しますが、必ずしも「至福」のニュアンスを含みません。精神的な落ち着きや平和、静けさを指すことが多く、幸福の深さよりも心の状態に焦点が当たります。
よくある間違い
`beatific`は個人的な興奮や期待をカジュアルに表現するのには不適切です。非常にフォーマルで、特定の状況(文学的描写、宗教的文脈など)での深い、静かな幸福感を表すために使われます。一般的な幸せな気持ちには`blissful`や`joyful`などが適切です。
`beatific`は、肉体的な行動やカジュアルなジェスチャーに対しては通常使用されません。内面的な、精神的な状態や、それが表れた表情・雰囲気を描写するのに適しています。このような状況では`cheerful`や`enthusiastic`のような言葉がより自然です。
学習のコツ
- 💡文学作品、特に古典文学や詩、宗教的な文章の中でこのフレーズを探してみましょう。使用例を通じて、その独特なニュアンスを掴むことができます。
- 💡「至福の、この上なく幸せな」という意味を持つ他の形容詞(blissful, ecstatic, serene, radiantなど)と比較し、それぞれの言葉が持つ感情の深さや表現される状況の違いを理解すると、使い分けの感覚が養われます。
- 💡日常会話ではほとんど使われないことを理解し、フォーマルな書き言葉や特定の文学的文脈での使用に限定することをお勧めします。安易に使うと不自然に聞こえる可能性があります。
対話例
美術館での絵画鑑賞中に、ある作品について議論している場面。
A:
The artist's depiction of the Madonna here is quite unique. Her expression is so serene.
この画家の描く聖母はかなり独特ですね。表情がとても穏やかです。
B:
I agree. But if you look at the earlier work in the next room, the one from the Florentine period, the Madonna there has an even more beatific glow, almost otherworldly.
そうですね。でも、隣の部屋にある初期のフィレンツェ時代の作品を見てください。そちらの聖母は、もっと至福の輝きを放っていて、まるで別世界のようです。
哲学の講義で、幸福論について議論している場面。
A:
Many philosophers equate true happiness with a state of complete contentment.
多くの哲学者は、真の幸福を完全な満足の状態と同一視しています。
B:
Indeed. Some even describe it as a more beatific tranquility, a profound inner peace that transcends ordinary pleasures.
まさしく。ある者はそれを、普通の喜びを超越した、より至福の静けさ、つまり深遠な内面の平和とさえ表現しています。
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