little known
発音
/ˌlɪtəl ˈnoʊn/
little KNOWN
💡 「little」は「リットル」のように発音し、「known」は「ノウン」と発音します。全体としては形容詞の「known」に主要な強勢が置かれるため、ここをやや強く、はっきりと発音すると自然な英語らしい響きになります。
使用情報
構成単語
意味
世間であまり知られていない、ほとんど知られていない、無名の。
"Not widely or generally known by the public; recognized or understood by only a small number of people; obscure or unfamiliar."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、特定の物事(人物、場所、事実、作品、企業、概念など)が、その存在や価値にもかかわらず、多くの人々に認知されていない状態を表します。「ほとんど知られていない」という客観的な事実を述べる際に使われますが、しばしば「もっと知られるべきなのに」という惜しむ気持ちや、「隠れた名品」としての魅力を含意することもあります。カジュアルな会話からビジネス、学術的な文脈まで幅広く使える中立的な表現です。ネイティブスピーカーにとっては、何かを紹介したり、説明したりする際に、その認知度を簡潔に伝える自然な表現として認識されます。特に、何か特別な価値を持つものが世間から見過ごされている、という文脈でよく用いられます。
例文
She discovered a little known café with amazing coffee in the old town.
彼女は旧市街で、素晴らしいコーヒーを出すあまり知られていないカフェを見つけました。
He's a talented artist, but still relatively little known outside his home country.
彼は才能ある芸術家ですが、まだ自国以外では比較的あまり知られていません。
This village is a little known gem for tourists seeking tranquility and authentic culture.
この村は、静けさと本物の文化を求める観光客にとって、ほとんど知られていない穴場です。
There's a little known hiking trail that offers breathtaking views of the valley.
谷の息をのむような景色が見られる、あまり知られていないハイキングコースがあります。
The book explores a little known chapter of ancient Roman history.
その本は古代ローマ史のあまり知られていない一章を探求しています。
The startup developed a little known but highly effective technology for renewable energy.
そのスタートアップは、あまり知られていないものの非常に効果的な再生可能エネルギー技術を開発しました。
Our market analysis revealed a little known competitor gaining traction in the niche market.
当社の市場分析により、ニッチ市場で勢いを増している、あまり知られていない競合他社が明らかになりました。
The research shed light on a little known phenomenon in deep-sea ecosystems.
その研究は、深海生態系におけるあまり知られていない現象に光を当てました。
His philosophical theories remained little known until a recent academic reevaluation.
彼の哲学的理論は、近年の学術的な再評価までほとんど知られていませんでした。
This little known species of flora is native only to this isolated mountain region.
このあまり知られていない植物種は、この孤立した山岳地帯にのみ自生しています。
類似表現との違い
「obscure」は「little known」と同様に「あまり知られていない」という意味ですが、それ以上に「不明瞭な」「理解しにくい」「はっきりしない」というニュアンスが強いです。対象が人であっても、単に無名なだけでなく、その存在や背景、作品などが一般には理解されにくいと感じる場合に使われることが多く、よりフォーマルな響きがあります。
「unfamiliar」は「なじみのない」「見慣れない」という意味で、個人的な経験や知識の範囲で知らないことを指す場合が多いです。「little known」が客観的に「世間一般に知られていない」状態を指すのに対し、「unfamiliar」は主観的な「私が知らない」というニュアンスが強いです。例えば、「an unfamiliar face(見慣れない顔)」のように使われます。
「undiscovered」は「まだ発見されていない」「まだ見つかっていない」という意味で、その存在自体が知られていない、またはまだ誰もその価値を見出していない、というニュアンスが強いです。「little known」は「存在は知られているが、広くは知られていない」という点が異なり、「undiscovered」はより潜在的なものに対して使われる傾向があります。
「lesser known」は「little known」と非常に似ており、ほぼ同義として使われることも多いです。「lesser」は比較級であるため、「他のものと比べて、より知られていない」という比較のニュアンスが強調されます。意味合いは非常に近いですが、「little known」の方がやや簡潔な表現です。
よくある間違い
「small」は物理的なサイズが小さいことを指すのに対し、「little」は「量が少ない」「程度が低い」または「ほとんど〜ない」というニュアンスで使われます。ここでは「知られている程度が低い」という意味なので、「little」が適切です。「small known」は自然な英語ではありません。
「few」は数えられる名詞に対して「数が少ない」という意味で使われますが、「known」(知られている度合い)は数えられるものではありません。そのため、「知られている度合いが少ない」と表現するには「little」を使用するのが自然です。
学習のコツ
- 💡「little」が副詞として「ほとんど〜ない」という否定的なニュアンスで「known」を修飾していることを理解しましょう。
- 💡名詞の前に置いて形容詞句として使うのが最も一般的です。(例: a little known fact, a little known artist)
- 💡「まだ知られていないが、知る価値がある」というポジティブな文脈でも、「あまり知られていない事実がある」という客観的な文脈でも使えます。
- 💡「well known」(よく知られている)の対義語として覚えると、意味が定着しやすくなります。
対話例
友人との旅行先選びの会話
A:
I'm tired of crowded tourist spots. Any ideas for our next trip?
人混みの観光地はもう飽きたよ。次の旅行、何かいいアイデアある?
B:
How about that little known island in the Pacific? I saw an article about its untouched beauty.
太平洋にある、あまり知られていないあの島はどう?手つかずの自然が美しいって記事で見たんだ。
アートギャラリーでの会話
A:
This painting is exquisite! I've never heard of this artist before.
この絵画は素晴らしいですね!このアーティストのことは全く知りませんでした。
B:
Indeed. He's a brilliant talent but still little known outside of critical art circles.
そうですね。彼は素晴らしい才能を持っていますが、批評家の間以外ではまだあまり知られていないんです。
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