inherent propensity
発音
/ɪnˈhɪərənt prəˈpɛnsəti/
inHERent proPENsity
💡 「インヒアレント」は「ヒア」の部分に、「プロペンシティ」は「ペン」の部分にそれぞれアクセントを置きます。両方の単語がそれぞれ独立した単語として発音されることを意識しましょう。
使用情報
構成単語
意味
生来の傾向、固有の性向、本質的に備わった性質への強い傾き。
"A natural, inborn, or essential tendency or inclination for an individual, group, or system to behave in a particular way or to have a particular characteristic."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、人や物、システムなどが生まれつき持っている、あるいはその本質に深く根ざしている特定の行動や反応への「傾き」や「素質」を、非常にフォーマルかつ客観的に説明する際に用いられます。特に、望ましくない行動や性質について言及する場合によく使われますが、中立的な文脈でも使用可能です。学術論文、ビジネスレポート、法律文書、心理学の分析など、専門的で詳細な説明が必要な場面に適しており、書き言葉での使用が一般的です。日常会話で使うと非常に堅苦しく、大げさに聞こえるでしょう。
例文
Humans have an inherent propensity for seeking novelty and exploring new environments.
人間には、新奇性を求め、新しい環境を探求する生来の傾向があります。
The system has an inherent propensity to become unstable under certain conditions.
そのシステムは、特定の条件下で不安定になる固有の傾向があります。
Some individuals exhibit an inherent propensity towards risk-taking.
一部の個人は、リスクを取ることに生まれつきの傾向を示します。
Critics argue that the new policy has an inherent propensity to favor larger corporations.
批評家は、その新政策が大企業を優遇する固有の傾向があると主張しています。
Understanding a child's inherent propensity for learning can help tailor educational approaches.
子どもが持つ生来の学習への傾向を理解することは、教育アプローチを調整するのに役立ちます。
The study analyzed the inherent propensity of the organism to adapt to changing environments.
その研究は、生物が変化する環境に適応する固有の傾向を分析しました。
Our company culture, unfortunately, has an inherent propensity for micromanagement.
残念ながら、私たちの企業文化にはマイクロマネジメントをする固有の傾向があります。
His inherent propensity for procrastination was a recurring theme in his performance reviews.
彼の生来の先延ばしにする傾向は、彼の業績評価において繰り返し言及されるテーマでした。
The legal system often examines an individual's inherent propensity for certain types of behavior.
法制度は、個人の特定の種類の行動への生来の傾向をしばしば検証します。
Many philosophers have debated humanity's inherent propensity for good or evil.
多くの哲学者が、人類の善悪に対する生来の傾向について議論してきました。
類似表現との違い
`innate tendency` は「生まれつきの傾向」を意味し、誕生時から備わっているというニュアンスが強いです。一方 `inherent propensity` は、必ずしも生まれつきだけでなく、ある対象の本質的な性質として、内的に備わっている強い傾きや素質を指します。`propensity` は特定の行動や反応への強い傾きを示すことが多いです。
`natural inclination` は「自然な傾向」を意味し、より広範で一般的な好みや指向を示すことが多いです。`inherent propensity` ほど特定の行動への強い傾きや、その根深い本質的な性質を強調しない場合があります。フォーマル度はやや低めです。
`predisposition to` は「〜への素質」「〜になりやすい傾向」を意味し、特に病気や特定の状態に陥りやすい遺伝的・体質的な素質を指す場合によく使われます。`inherent propensity` が行動や性質全般を指すのに対し、より具体的な「素質」や「感受性」に焦点が当てられます。
`inherent bias` は「固有の偏見」や「本質的な偏り」を意味し、中立的であるべきものに内在する不公平な傾きや先入観を指します。`inherent propensity` が特定の行動への自然な傾向全般を指すのに対し、`bias` は特に「偏り」や「不公平」というネガティブなニュアンスが強調されます。
よくある間違い
`inherited` は「受け継いだ、相続した」という意味の動詞 `inherit` の過去分詞形で、遺伝や相続によって得たものを指します。一方 `inherent` は「固有の、生来の、本質的な」という意味の形容詞で、あるものに元々備わっている性質を指します。混同しやすいので注意しましょう。
`propensity` の後に「〜への傾向」を示す場合は、一般的に前置詞 `for` の後に名詞句を置くか、`to` の後に動詞の原形を置いて不定詞句（`to do`）を続けます。`of` は文脈によっては使えますが、一般的ではありません。
学習のコツ
- 💡「inherent propensity」は非常にフォーマルな表現であり、学術論文やビジネス文書、報告書など、書き言葉で用いるのが最も適切です。
- 💡`inherent` は「本質的に備わっている」、`propensity` は「強い傾向」と、それぞれの単語の意味を理解すると覚えやすいです。
- 💡多くの場合、特定の行動や性質への傾きを示すため、`propensity for [noun]` または `propensity to [verb]` の形で使われます。
- 💡ネガティブな傾向を指す場合によく使われますが、中立的または肯定的な文脈でも使用可能です。
対話例
大学の研究室での議論
A:
Our data suggests that certain species display an inherent propensity for altruistic behavior even under competitive conditions.
我々のデータは、特定の種が競争条件下でさえ利他的な行動への生来の傾向を示すことを示唆しています。
B:
That's a significant finding. It challenges the traditional view of pure self-interest in evolutionary biology. How do you account for such an inherent propensity?
それは重要な発見ですね。進化生物学における純粋な自己利益という従来の見方に異議を唱えるものです。そのような生来の傾向はどのように説明できますか？
企業の戦略会議
A:
We need to address the inherent propensity of our legacy system to create data silos.
私たちは、当社のレガシーシステムがデータサイロを生み出す固有の傾向に対処する必要があります。
B:
Agreed. This inherent propensity hampers our cross-functional collaboration and data integration efforts. A redesign is critical.
同感です。この固有の傾向が部門横断的な協力とデータ統合の取り組みを妨げています。再設計が不可欠です。
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