highly diffusible
発音
/ˌhaɪli dɪˈfjuːzəbəl/
HIGHly difFUsible
💡 「ハイリー」は最初の「ハイ」を強く発音し、「ディフューザブル」は「フー」の音を強調します。全体的に科学的・専門的な響きを持つフレーズです。
使用情報
構成単語
意味
(物質が)非常に拡散しやすい、透過性が高い、広がりやすい。
"Describes a substance that can spread or pass through a medium, membrane, or tissue very easily and extensively, often due to its small molecular size, high kinetic energy, or lack of intermolecular forces."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、主に物理学、化学、生物学、医学などの科学技術分野で用いられ、ある物質が別の物質の中を容易に広がる、あるいは膜や障壁を透過しやすい性質を客観的に記述する際に使われます。物質の分子サイズが小さい、溶解度が高い、電荷を持たないなどの理由で、容易に移動・拡散する状態を指すことが多いです。 日常会話で使われることはほとんどなく、非常にフォーマルで専門的な文脈、特に論文、研究報告、学術的な議論、または医療現場での説明などで使用されます。特定の感情を表す表現ではなく、物質の物理的・化学的特性を明確に伝える目的で用いられます。ネイティブスピーカーは、このフレーズを聞くとすぐに科学的または技術的な文脈を連想します。
例文
Oxygen is a highly diffusible gas, allowing for efficient exchange in the lungs.
酸素は非常に拡散しやすい気体であり、肺での効率的なガス交換を可能にします。
The anesthetic agent is highly diffusible across cell membranes, leading to rapid onset of action.
その麻酔薬は細胞膜を非常に拡散しやすいため、作用発現が迅速です。
Small, nonpolar molecules are generally highly diffusible through lipid bilayers.
小さく非極性の分子は、一般的に脂質二重層を非常に拡散しやすいです。
Carbon dioxide is also highly diffusible, moving from tissues to the blood and then to the lungs.
二酸化炭素も非常に拡散しやすく、組織から血液へ、そして肺へと移動します。
Certain pharmaceutical compounds are designed to be highly diffusible for systemic distribution.
特定の医薬品化合物は、全身に行き渡るように非常に拡散しやすいように設計されています。
The pollutant proved to be highly diffusible in the groundwater system.
その汚染物質は地下水系で非常に拡散しやすいことが判明しました。
Hydrogen is notoriously highly diffusible and can escape through many materials.
水素は非常に拡散しやすいことで知られており、多くの材料を透過して逃げ出すことがあります。
Engineers are developing new materials that are less highly diffusible to contain specific gases.
エンジニアは、特定のガスを封じ込めるため、より拡散しにくい新素材を開発しています。
The researchers observed that the nanoparticles were highly diffusible within the gel matrix.
研究者たちは、ナノ粒子がゲルマトリックス内で非常に拡散しやすいことを観察しました。
This chemical is highly diffusible, allowing it to penetrate deeply into the material.
この化学物質は非常に拡散しやすいので、素材の奥深くまで浸透することができます。
Understanding the highly diffusible nature of volatile organic compounds is crucial for air quality control.
揮発性有機化合物が非常に拡散しやすい性質を理解することは、大気質管理において極めて重要です。
The membrane's structure allows water molecules, which are highly diffusible, to pass through freely.
その膜の構造は、非常に拡散しやすい水分子が自由に通過することを可能にしています。
類似表現との違い
「permeable」は主に膜や壁などに対する「透過性」に焦点を当てますが、「diffusible」は物質が媒体中を「広がる、散らばる」性質も強調します。両者は似ていますが、permeableは物理的な障壁を通過する能力に限定されることが多いです。
「readily absorbed」は、物質が別のものに容易に「吸収される」ことを指します。これは「拡散」とはメカニズムが異なり、多くの場合、化学的または生物学的な相互作用を伴います。拡散は物理的な移動を指すことが多いです。
「easily dispersed」は、粒子や物質が容易に「分散する」ことを意味します。これも拡散と似ていますが、分散はより広範囲にわたる散布や混合を指すことが多く、必ずしも特定の媒体を透過するニュアンスは持ちません。
「highly mobile」は、非常に「動きやすい」「流動性が高い」ことを指します。物質が自由に移動できる能力を示す点で関連しますが、diffusibleが特に「他の物質の中へ広がる」という側面を強調するのに対し、mobileはより一般的な移動性全般を指します。
よくある間違い
「diffuse」は動詞または形容詞として「拡散する」「拡散した」という意味を持ちますが、「-ible」は「〜できる」という能力や可能性を示す形容詞を作る接尾辞です。この文脈では「拡散する能力がある」という性質を表現するため、「diffusible」が正しく、より専門的です。「highly diffuse」は「非常に拡散した」という状態を表すことはありますが、「拡散しやすい」という性質を表すのには適しません。
文法的には間違いではありませんが、科学的・専門的な文脈では「very」よりも「highly」の方が一般的に使用され、よりフォーマルで厳密な印象を与えます。「highly」は単に程度の高さを示すだけでなく、ある性質が顕著であることを強調するニュアンスがあります。
学習のコツ
- 💡科学論文や専門書で頻繁に登場するため、読解力を高める上で重要な語彙です。
- 💡物理学、化学、生物学、医学など、幅広い科学分野で使われるので、分野ごとの文脈で意味を理解しましょう。
- 💡「highly」は、専門的な形容詞を強調する際によく用いられる副詞の組み合わせとして覚えておくと便利です(例: highly effective, highly soluble)。
対話例
大学の研究室でのディスカッション
A:
We need a solvent that is highly diffusible into the polymer matrix.
ポリマーマトリックスに非常に拡散しやすい溶媒が必要です。
B:
I agree. A solvent with low molecular weight and low viscosity would likely be highly diffusible.
同感です。低分子量で低粘度の溶媒が、おそらく非常に拡散しやすいでしょうね。
医学会議でのプレゼンテーション
A:
Our new drug formulation is highly diffusible across the blood-brain barrier.
我々の新しい薬剤処方は、血液脳関門を非常に拡散しやすい特性を持っています。
B:
That's a significant breakthrough, enabling better targeting for neurological conditions.
それは重要な進歩ですね。神経疾患に対するより良いターゲティングを可能にします。
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