go through a lot
発音
/ɡoʊ θruː ə lɑːt/
go THROUGH ə LOT
💡 「go through」は「ゴウ スルー」と発音し、「スルー」のthの音は舌を上下の歯で軽く挟んで息を出す[θ]の音です。「a lot」は「ア ロット」と発音し、アメリカ英語の「lot」の母音[ɑː]は口を大きく開けて発音します。フレーズ全体では「through」と「lot」を強めに発音すると自然です。
使用情報
構成単語
意味
多くの困難や苦労を経験する、大変な時期を過ごす、多くの試練に耐える。
"To experience a difficult, challenging, or unpleasant situation for a significant period of time, often involving emotional or physical hardship."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、人生における様々な困難や試練、苦労を「経験する」「乗り越える」といった意味合いで使われます。単に「多くのことを経験する」というよりは、ネガティブな、大変な経験を指すことが多いです。病気、失業、人間関係の破綻、精神的な苦痛など、深刻な状況に直面している人に対して共感や同情を示す際によく用いられます。 フォーマル度は「ニュートラル」から「インフォーマル」寄りで、日常会話で非常に自然に使われます。ビジネスシーンでも会話でなら問題ありませんが、公式な文書では「face many challenges」や「experience significant difficulties」といったよりフォーマルな表現が選ばれることがあります。ネイティブは、誰かが大変な状況を乗り越えてきたことに対して、ねぎらいや理解を示すときにこの表現を使います。
例文
She's been through a lot lately, so please be understanding.
彼女は最近大変なことをたくさん経験してきたので、どうか理解してあげてください。
After losing his job, he went through a lot, but he's recovering now.
仕事を失ってから彼は多くの苦労を経験しましたが、今は回復しつつあります。
Our team went through a lot to complete this project on time.
私たちのチームはこのプロジェクトを期日通りに完了させるために、多くの困難を経験しました。
I can tell by your expression that you've been through a lot.
あなたの表情から、多くのことを経験してきたことが分かります。
They went through a lot during the war, losing everything they had.
彼らは戦争中に多くの苦難を経験し、全てを失いました。
Even though he went through a lot, he never gave up on his dream.
彼は多くの苦労を経験しましたが、決して夢を諦めませんでした。
The company went through a lot during the economic recession but managed to survive.
その会社は経済不況の間、多くの困難を経験しましたが、何とか生き残りました。
We must acknowledge the resilience of those who have gone through a lot.
多くの困難を経験してきた人々の回復力には敬意を払わなければなりません。
Having gone through a lot themselves, they were able to offer valuable advice.
彼ら自身も多くの苦難を経験してきたので、貴重な助言をすることができました。
It's clear that the community has gone through a lot after the natural disaster.
その地域が自然災害の後、多くの苦しみを経験してきたことは明らかです。
類似表現との違い
「hardship」は「苦難、困難」という名詞で、「go through a lot」よりもフォーマルな響きがあり、より具体的で深刻な苦難を指す場合に使われます。「go through a lot」はもう少し広範で、個人的な精神的苦痛なども含みます。
「have a tough time」は「大変な時期を過ごす」という意味で、「go through a lot」と似ていますが、よりカジュアルな表現です。また、「tough time」は一時的な困難や精神的な苦労を指すことが多く、「a lot」が持つ「多くの、長期的な」というニュアンスが薄れることがあります。
「face many challenges」は「多くの課題に直面する」という意味で、困難を乗り越えるべき「課題」として捉えるため、ややポジティブな意味合いや、ビジネスシーンで使われることが多いです。「go through a lot」は「苦労を経験する」という、より受動的で感情的な響きがあります。
「experience difficulties」は「困難を経験する」という、最も一般的でフォーマルな表現です。特定のニュアンスは少なく、客観的な事実を述べる際に適しています。「go through a lot」はもう少し感情的な共感や個人的な経験に焦点を当てています。
よくある間違い
「much」は不可算名詞と共に使われることが多く、この文脈では「a lot」が「多くのこと」という意味で自然な表現です。副詞的に「とても」という意味で「much」を使うことはありますが、ここでは「a lot」が「多くの困難」という名詞句の役割を果たしています。
「difficulty」は可算名詞としても不可算名詞としても使えますが、「a lot of」の後に続く場合は、一般的に複数形の「difficulties」を使うか、単に「a lot」で「多くの困難」という包括的な意味を表すのが自然です。「a lot of difficulty」も間違いではないですが、後者の方がより一般的です。
学習のコツ
- 💡「go through a lot」は、過去形(went through a lot)や現在完了形(have been through a lot)で使われることが多いです。
- 💡相手に共感や同情を示す際に効果的なフレーズです。例: "I know you've been through a lot."
- 💡ポジティブな文脈ではあまり使われません。基本的にはネガティブまたは困難な経験を指します。
- 💡「go through」は「経験する」以外にも「〜を調べる」「〜を通り抜ける」などの意味を持つ句動詞なので、文脈で判断しましょう。
対話例
友人が最近元気がない理由を尋ね、励ます場面。
A:
You look a bit down lately. Is everything okay?
最近ちょっと元気がないね。何かあった?
B:
Honestly, I've been through a lot with my family issues.
正直なところ、家庭のことでいろいろ大変なことがあったんだ。
A:
I'm so sorry to hear that. Take your time, I'm here for you.
それは大変だったね。無理しないで、いつでも相談に乗るよ。
プロジェクトの成功を祝いながら、困難な道のりを振り返る場面。
A:
Congratulations on the successful launch!
ローンチ成功おめでとう!
B:
Thanks! Our team really went through a lot to get here, but it was worth it.
ありがとう!ここまで来るのにチームは本当に多くの困難を経験したけれど、その甲斐があったよ。
A:
I can imagine. You all showed incredible resilience.
想像できるよ。皆さんの素晴らしい回復力には感心した。
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