fiat

/ˈfiːæt/

英検準1級C1TOEIC ★★
政治経済法律学術歴史

意味

名詞

命令、勅令、布告

名詞

(特に経済において、それ自体の価値は裏付けられていない)不換貨幣

発音

/ˈfiːæt/

FIat

💡 最初の「fi」を強く「フィー」と発音し、続く「at」は「アット」と短く区切りましょう。Fの音は上の前歯を下唇に軽く当てて息を出す音です。日本人には「フィアット」という自動車メーカーの発音が馴染み深いですが、単語としては「フィーアット」に近い発音になります。

例文

Nobody ignored his fiat.

カジュアル

誰も彼の命令を無視しませんでした。

It was a sudden fiat.

カジュアル

それは突然の命令でした。

This change came by fiat.

カジュアル

この変更は命令によってなされました。

Fiat money lacks intrinsic value.

ビジネス

不換紙幣には固有の価値がありません。

This is a fiat system.

ビジネス

これは命令に基づくシステムです。

They accepted fiat payments.

ビジネス

彼らは不換紙幣での支払いを受け入れました。

The government issued a fiat.

フォーマル

政府は勅令を出しました。

By royal fiat, taxes increased.

フォーマル

国王の勅令により、税金が上がりました。

He ruled by fiat.

フォーマル

彼は命令によって統治しました。

The fiat was widely announced.

フォーマル

その布告は広く知らされました。

変形一覧

名詞

複数形:fiats

文法的注意点

  • 📝fiatは可算名詞としても不可算名詞としても使われます。可算の場合は複数形はfiatsです。
  • 📝通常、a/anやtheなどの冠詞を伴って使われます。
  • 📝「by fiat」という形で「命令によって」「一方的に」という意味を表すことがあります。

使用情報

フォーマリティ:フォーマル
頻度:時々使われる
使用場面:
政治・行政経済・金融法律学術・研究歴史宗教ビジネス

よくある間違い

The manager decided to fiat the new rule.
The manager issued a fiat for the new rule.

fiatは名詞で「命令、勅令」を意味し、動詞としては使われません。動詞として使う場合は「issue a fiat」のように表現します。

It was just a simple fiat.
It was a major fiat.

fiatは強い権威や公式な決定を指すため、カジュアルな「簡単な命令」というニュアンスには合いません。一般的に「simple」のような形容詞とは組み合わせにくいです。

語源

由来:ラテン語
語根:
fiat (あれかし、なされるように)

📚 「fiat」は、ラテン語の動詞「fieri」(なる、行われる)の三人称単数現在接続法で、「なされるように」「あれかし」という意味です。特に聖書の「Fiat lux」(光あれ)というフレーズに由来し、絶対的な権力による命令や創造的な行為を指すようになりました。

学習のコツ

  • 💡「fiat money(不換紙幣)」というコロケーションで覚えると、経済用語としての意味が理解しやすくなります。
  • 💡ラテン語の「Fiat lux(光あれ)」のフレーズと関連付けて覚えると、この単語が持つ「絶対的な命令」のニュアンスを掴みやすいでしょう。
  • 💡日常会話ではあまり使われず、政治、経済、法律、学術といったフォーマルな文脈で用いられることを意識しましょう。

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