/ɪnˈɡʌlfɪŋ fɪər/
enGULFing FEAR
「engulfing」は「インガルフイング」のように発音し、「ガルフ」の部分に特に強勢を置きます。続く「fear」は「フィアー」と、やや長く伸ばすように発音すると自然です。
"A profound and overwhelming sense of dread or terror that completely surrounds and takes control of a person's thoughts and emotions, making it difficult to think or act rationally."
ニュアンス・使い方
このフレーズは、単に「とても怖い」という以上の、質的に異なる恐怖を表現します。まるで水や煙に包まれるように、恐怖が全身を覆い尽くし、逃れようのない感覚や、思考や行動が麻痺してしまうほどの状態を指します。文学作品、ニュース記事、心理学的な分析など、比較的フォーマルで描写的な文脈で使われることが多く、日常会話で頻繁に耳にする表現ではありません。感情の深刻さや体験の強烈さを強調したい時に効果的です。ネイティブは、個人の内面や特定の状況が極度の恐怖によって完全に支配されている様子を表現する際に用いると認識しています。
An engulfing fear seized her as the old house creaked in the dead of night.
深夜、古い家がきしむ音を立てるたびに、彼女は全身を包み込むような恐怖に襲われました。
The sudden earthquake triggered an engulfing fear among the residents.
突然の地震は、住民たちの間にすべてを飲み込むような恐怖を引き起こしました。
He felt an engulfing fear of failure before the crucial presentation.
彼は重要なプレゼンテーションを前に、失敗への圧倒的な恐怖を感じていました。
Despite the engulfing fear, she managed to keep her composure.
すべてを包み込む恐怖にもかかわらず、彼女は冷静さを保つことができました。
The children's faces were marked by an engulfing fear as the storm raged.
嵐が荒れ狂う中、子供たちの顔には全身を覆うような恐怖が刻まれていました。
A sense of engulfing fear lingered long after the incident.
事件の後も、全身を支配するような恐怖感が長く残っていました。
The pilot had to overcome his engulfing fear to land the damaged plane safely.
パイロットは損傷した飛行機を安全に着陸させるため、すべてを飲み込むような恐怖を克服しなければなりませんでした。
For some people, public speaking can evoke an engulfing fear.
一部の人にとって、人前で話すことは全身を包み込むような恐怖を引き起こすことがあります。
The movie masterfully portrayed the character's descent into engulfing fear.
その映画は、登場人物が全身を包み込むような恐怖へと陥っていく様を見事に描いていました。
The news of the pandemic brought an engulfing fear to many nations.
パンデミックのニュースは、多くの国々にすべてを覆い尽くすような恐怖をもたらしました。
「overwhelming fear」も「圧倒的な恐怖」を意味し、「engulfing fear」と非常に近い意味で使われます。しかし、「engulfing」はより身体的・感覚的に「(液体や煙のように)覆い尽くす、飲み込む」というイメージが強く、恐怖が個人を内側から完全に支配する描写に適しています。一方、「overwhelming」はより広範に「圧倒する、打ち負かす」といった状況全般に使えるため、「engulfing」の方が恐怖が個人の内面に深く浸透する様子を強調します。
「consuming fear」は「心を蝕むような、消費し尽くすような恐怖」という意味合いが強く、恐怖が時間をかけて徐々に、あるいは持続的に人の心を占領し、他の感情や思考を排除していく様子を表現します。「engulfing fear」はより瞬間的または急激に全体を覆い尽くすイメージが強いのに対し、「consuming fear」はより時間をかけたプロセスや持続的な影響に焦点を当てます。
「paralyzing fear」は「麻痺させるような恐怖」という意味で、恐怖によって身体や思考が動かなくなり、行動ができなくなる状態を強調します。これは「engulfing fear」が引き起こす結果の一つとも言えますが、「engulfing fear」自体は恐怖が全身を覆う状態そのものを指し、麻痺はその結果として起こることが多いです。フォーマル度は同程度です。
「profound fear」は「深い、根深い恐怖」という意味で、感情の深さや重要性に焦点を当てます。恐怖が表層的なものではなく、人の根源的な部分にまで及んでいることを示唆します。「engulfing fear」が「広がり」や「支配」を強調するのに対し、「profound fear」は「深さ」や「本質」を強調します。どちらもフォーマルな文脈で使われます。
「engulfing」と「consuming」はどちらも「すべてを支配する」というニュアンスを持ち、重ねて使うと冗長に聞こえることがあります。どちらか一方を使って、伝えたいニュアンスに合わせて使い分けましょう。
「engulfing」は通常、名詞「fear」を修飾して使われます。「scary」は形容詞なので、「engulfing scary」とは言いません。「engulfing」を使いたい場合は「engulfing fear」のように名詞と組み合わせるか、単純に「very scary」や「terrifying」など別の形容詞を使います。
A:
I can't believe you went through that. How did you cope?
そんな経験をしたなんて信じられない。どうやって乗り越えたの?
B:
Honestly, at that moment, an engulfing fear took over. It felt like I couldn't breathe or think clearly. But I just focused on one step at a time.
正直なところ、あの瞬間は全身を包み込むような恐怖に襲われたよ。息もできないし、はっきり考えることもできなかった。でも、ただ一歩ずつ集中するしかなかったんだ。