couldn't faze
発音
/ˈkʊdnt feɪz/
couldn't FAZE
💡 「couldn't」の「t」はほとんど発音されず、「kudn」のような音になります。「faze」は「フェイズ」と発音し、「z」の音が日本語の「ズ」よりも強く響く摩擦音です。
使用情報
構成単語
意味
どんな困難や予期せぬ出来事にも、全く動じない、冷静さを失わない、精神的に強い状態を表します。
"To describe someone who is so calm, composed, or resilient that unexpected difficulties, criticism, or alarming situations have no effect on their emotional state or behavior."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、ストレスのかかる状況、予期せぬトラブル、大きなプレッシャーの中で、ある人物がどれほど冷静沈着であるかを強調する際に使われます。その人物の精神的な強さやタフさを表現したいときに非常に適しています。 話し手はその人物の冷静さ、落ち着き、精神力に感銘を受けたり、称賛したりする気持ちを込めて使います。時には驚きや尊敬の念も含まれます。 日常会話でよく使われる表現ですが、ビジネスシーンやニュース記事など、ややフォーマルな文脈で、人物の資質を評する際にも使われます。非常に硬い文章にはあまり向きません。 ネイティブは、この表現を使うことで「この人は本当にすごい、何があっても動じないんだな」という印象を与えます。特に危機的状況下での冷静さを強調する際に効果的です。
例文
The loud thunder and lightning couldn't faze the baby; she just kept sleeping peacefully.
大きな雷と稲妻も赤ちゃんを動揺させることはありませんでした。彼女はただ安らかに眠り続けました。
Even after spilling coffee all over his shirt, it couldn't faze him; he just laughed it off.
シャツにコーヒーをこぼしてしまっても、彼は全く動じませんでした。ただ笑って済ませました。
You know Mark, nothing could faze him. He's always so calm.
マークってさ、何があっても動じないよね。いつもすごく落ち着いてる。
We tried to surprise her, but she saw it coming. Nothing could faze her.
彼女を驚かせようとしたのですが、見破られていました。彼女を動揺させるものは何もありませんでした。
The seasoned negotiator's composure was impressive; no amount of aggressive tactics could faze him.
ベテラン交渉人の落ち着きは印象的でした。どんなに攻撃的な戦術も彼を動揺させることはできませんでした。
Facing a tight deadline, her focus was so sharp that the mounting pressure couldn't faze her.
厳しい締め切りに直面しても、彼女は集中力が高く、高まるプレッシャーに動じることはありませんでした。
Despite the sudden market downturn, the CEO's composed demeanor showed that it couldn't faze her.
突然の市場暴落にもかかわらず、CEOの落ち着いた態度は、彼女がそれに動じなかったことを示していました。
Even in the face of widespread criticism, the senator's resolve couldn't be fazed.
広範な批判に直面しても、その上院議員の決意は揺らぐことはありませんでした。
Historically, leaders renowned for their resilience were those whom adversity couldn't faze.
歴史的に、困難に動じないことで知られるリーダーたちは、逆境にも揺るがなかった人々でした。
The veteran goalkeeper, even in a penalty shootout, showed that the immense pressure couldn't faze him.
ベテランのゴールキーパーは、PK戦でもその強烈なプレッシャーに動じることはありませんでした。
類似表現との違い
「~をbother(悩ませる/迷惑をかける)ことができない」という意味で、より日常的で軽い動揺や心配事に使われることが多いです。「couldn't faze」は精神的な強さや落ち着きを強調するのに対し、「couldn't bother」は単に「気にしない」「問題にしない」というニュアンスが強いです。
「perturb」は「かき乱す、動揺させる」という意味で、「faze」と非常に似ています。しかし、「perturb」の方が「faze」よりもフォーマルで、文学的または学術的な文脈で使われる傾向があります。「couldn't faze」は日常会話でも使われますが、「couldn't perturb」はあまり一般的ではありません。
「~に影響を与えない」という意味で、物理的、感情的、心理的など、広範な「影響」を指します。「couldn't faze」が特に「精神的な動揺」に焦点を当てるのに対し、「couldn't affect」はより一般的で中立的な「影響のなさ」を表現します。
「困難なことや予期せぬことを冷静に受け止める、当たり前のようにこなす」という意味のイディオムです。「couldn't faze」が「何事もその人を動揺させられない」という結果を述べるのに対し、「take something in stride」はその人が「積極的に冷静に対処する」という行動や態度を表します。
よくある間違い
「faze」と「phase」(段階、局面)は発音が似ていますが、意味は全く異なります。「faze」は動揺させる動詞で、「phase」は名詞または段階的に行う動詞です。スペルを混同しないよう注意が必要です。
「disturb」は「邪魔をする」「不快にさせる」といった意味合いが強く、物理的な妨害や軽い苛立ちを指すことが多いです。「faze」はより精神的な平静を乱す、つまり「たじろがせる」「狼狽させる」という深層的な動揺を意味します。
学習のコツ
- 💡「couldn't faze」は、人の精神的な強さや冷静さを強調したい時に効果的な表現です。
- 💡通常、何らかの困難やプレッシャーがあった状況で使われ、「それでも動じなかった」という文脈がポイントです。
- 💡「faze」という単語は否定形で使われることが多いので、「couldn't faze」としてセットで覚えましょう。
対話例
仕事で予期せぬトラブルがあった友人について話す
A:
Did you hear about the server crash yesterday? It was a huge mess!
昨日のサーバーダウンのこと聞いた?大混乱だったよ!
B:
Yeah, I did. But Sarah handled it so calmly. Honestly, nothing could faze her.
うん、聞いたよ。でもサラはすごく冷静に対処してたね。正直、何があっても彼女を動揺させることはできないよ。
初めての大舞台に立つ新人選手について話す
A:
I was so nervous for the rookie playing in the championship game for the first time.
初めてのチャンピオンシップゲームに出る新人選手、私すごくハラハラしたよ。
B:
Me too, but he played brilliantly. The pressure of the crowd couldn't faze him at all.
私もだよ、でも彼は見事にプレーしたね。観衆のプレッシャーも彼を少しも動揺させられなかった。
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