bestow b on a
発音
/bɪˈstoʊ biː ɒn eɪ/
beSTOW B on A
💡 動詞 'bestow' は『ビストウ』のように発音し、特に『sto』の部分を強く発音します。フレーズ全体の『on a』は軽く繋げるように発音され、文脈によって『オナ』のように聞こえることもあります。
使用情報
構成単語
意味
AにBを授ける、賜る、与える。特に、権威、名誉、権利、恩恵などを、上位の立場から下位の立場へ、または公式な形で与える際に用いる、非常に格式高い表現。
"To give something, especially an honor, a right, a title, or a gift, to someone in a formal or ceremonial way. It often implies that the giver is in a position of authority or prestige, and the bestowed item is valuable and often abstract."
💡 ニュアンス・使い方
この表現は非常にフォーマルで、日常会話で使われることはほとんどありません。王族、政府、神、権威ある機関などが、名誉、賞、権力、恩恵などを個人や団体に「授ける」「賜る」といった、格式高く威厳のある場面で使われます。授ける側が上位の立場であり、与えられるものが価値のある、しばしば抽象的なものであるニュアンスが強いです。書面（歴史書、法令、文学作品、公式な表彰状など）でよく見られますが、非常に格式高いスピーチや式典でも使用されます。ネイティブは、このフレーズを聞くと「古風で重々しい」「尊敬や威厳を感じる」といった印象を受けます。カジュアルな場面で使うと、皮肉やユーモアとして受け取られる可能性があります。
例文
The Queen bestowed a knighthood on him for his exceptional services to the nation.
女王は国家への顕著な功績に対し、彼にナイトの称号を授けました。
The university plans to bestow an honorary degree on the renowned philanthropist.
その大学は著名な慈善家に名誉学位を授与する予定です。
History has bestowed upon him the title of 'father of the nation'.
歴史は彼に「建国の父」の称号を与えてきました。
The constitution bestows certain fundamental rights on all citizens.
憲法は全ての市民に特定の基本的な権利を付与しています。
It is a great honor to have such a prestigious award bestowed on our research team.
このような権威ある賞が私たちの研究チームに授与されることは、大変な名誉です。
The board will bestow significant executive authority on the new CEO.
取締役会は新しいCEOに重要な執行権限を付与するでしょう。
May fortune bestow her blessings on you and your family.
幸運があなたとご家族に恵みを与えんことを。
The ancient gods were believed to bestow both prosperity and misfortune on mortals.
古代の神々は、人間に繁栄と不運の両方を与えると信じられていました。
During the ceremony, the title of Elder was formally bestowed on him.
式典中、彼には正式に長老の称号が授けられました。
The monarch traditionally bestows pardons on certain prisoners on special occasions.
君主は伝統的に、特別な機会に特定の囚人たちに恩赦を与えます。
Through years of dedicated study, she has bestowed a deeper understanding of the subject on her students.
長年の献身的な研究を通じて、彼女は生徒たちにその主題へのより深い理解を与えてきました。
This historical document bestows special privileges on the descendants of the founding family.
この歴史文書は、創設者の子孫に特別な特権を与えています。
類似表現との違い
「grant」もフォーマルな響きを持ちますが、「bestow」ほど古風ではなく、より幅広い文脈で使われます。許可を与える、認める、要求に応じて与えるという意味合いが強く、権限、権利、許可、奨学金などを与える際によく使われます。「bestow」が恩恵や栄誉の授与に特化しているのに対し、「grant」はより広い種類の公的な許可や交付に使えます。
「bestow」と非常に類似しており、特に名誉、学位、権力、資格などを授与する際に使われます。「bestow」と同様にフォーマルですが、「confer」は「協議して決定した後に与える」というニュアンスを含むことがあります。どちらも格式高い表現ですが、「confer」は大学の学位授与式などでよく耳にします。
賞、メダル、奨学金、称号などを「授与する」「贈る」という場合に広く使われます。「bestow」よりも一般的で、フォーマルながらもビジネスやスポーツなど多様なシーンで用いられます。物理的な賞品や金銭的な報酬を伴うことが多い点で「bestow」と異なります。
最も一般的でカジュアルな表現です。「bestow」のような格式や威厳はなく、どんな物や情報でも「与える」という意味で使えます。特別な価値や権威の授与には不向きで、フォーマルな文脈で「bestow」の代わりに使うと場違いな印象を与えます。
「endow」は、才能や特性が生まれつき備わっている、または基金などを寄付するという意味合いが強いです。例えば、「自然が彼に素晴らしい才能を与えた (Nature endowed him with great talent)」のように使います。一時的な授与や公式な権限付与とはニュアンスが異なります。
よくある間違い
「bestow」が「贈り物や名誉などを与える」という意味で使われる場合、受け手を示す前置詞は「on」または「upon」が用いられます。「for」は目的を表すため、この文脈では適切ではありません。
「bestow」の後に続く受け手を示す前置詞は「on」または「upon」が自然です。「to」も文法的に間違いとは言えませんが、より一般的な「give」に近い響きになり、「bestow」が持つ格式高いニュアンスが薄れてしまいます。
「bestow」は非常にフォーマルで、名誉、権利、抽象的な恩恵など、価値の高いものを上位の立場から授ける際に使われます。意見のような一般的なものを与える場合は不適切です。このような場合は「give」や「offer」が適切です。
学習のコツ
- 💡「bestow b on a」は非常にフォーマルな表現であり、日常会話ではほとんど使用しないことを意識しましょう。
- 💡名誉、権力、権利、恩恵、称号など、抽象的で価値の高いものを上位の立場から授ける文脈で使われます。
- 💡「bestow B on A」（BをAに授ける）という語順と、前置詞「on」をしっかり覚えましょう。しばしば「upon」も使われます。
- 💡歴史的な文書、文学作品、公式なスピーチ、学術論文などで見かけることが多いです。これらの文脈で出会った際に意味を理解できるよう練習しましょう。
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