be up to
発音
/biː ˈʌp tuː/
be UP to
💡 「be」は軽く短く発音し、「up to」を続けて発音します。「up」にアクセントを置くことが多いです。速い会話では「to」が「tə」と弱まることもあります。
使用情報
構成単語
意味
(決定や責任が)~次第である、~の責任である、~の判断に任されている
"To be someone's responsibility or decision; to depend on someone or something."
💡 ニュアンス・使い方
何かを行うかどうかの決定や、その結果に対する責任が人にあることを示す表現です。相手に選択権や決定権があることを明確に伝えたり、「それはあなたが決めてください」といった形で責任を委ねるニュアンスがあります。ビジネスシーンでプロジェクトの担当者を明確にする際や、日常会話で友人との計画を立てる際など、幅広い場面で使われます。相手への敬意や信頼を示す場合もあれば、単に決定権がそこにあることを客観的に伝える場合もあります。
例文
It's up to you to decide where we go for dinner.
夕食にどこへ行くかは、あなたが決めてください。
The final approval is up to the CEO.
最終承認はCEO次第です。
Whether we succeed or not is up to our collective effort.
成功するかどうかは、私たちの総力にかかっています。
It's not up to me to tell you what to do.
あなたに何をすべきか指示するのは私の役目ではありません。
The choice of major is entirely up to the student.
専攻の選択は完全に生徒次第です。
What we do this afternoon is totally up to you.
今日の午後何をやるかは、完全にあなたにお任せします。
The implementation details are up to the project manager.
導入の詳細はプロジェクトマネージャー次第です。
If you want to join, it's up to you.
参加したいなら、それはあなた次第ですよ。
Ensuring data privacy is up to every employee.
データプライバシーの確保は、全従業員の責任です。
The next move in the game is up to my opponent.
ゲームの次の手は、私の対戦相手次第です。
~をしている、~を企んでいる(特に秘密めいたことやいたずら、または単に「何をしているか」を尋ねる際)
"To be doing something, often something mischievous, secret, or questionable; or simply asking what someone is doing or planning."
💡 ニュアンス・使い方
誰かが何をしているか、特に秘密裏に、いたずら、あるいは問題のあることをしていると疑う際に使われる表現です。しかし、最も一般的な使い方は「What are you up to?」という疑問形で、「最近どうしてる?」「今何してるの?」「週末の予定は?」といった、相手の行動や計画に興味を示すカジュアルな挨拶として広く使われます。子どもが静かにしているときに「何かいたずらでもしてるんじゃないか?」と疑う場面でも使われます。フォーマルな場ではあまり使われず、友人や家族間の会話で頻繁に登場します。
例文
What are you up to this weekend?
この週末は何をする予定ですか?
The kids are very quiet. What are they up to?
子供たちがすごく静かだね。何を企んでいるんだろう?
I heard he's up to something, but I don't know what.
彼が何か企んでいるらしいけど、何なのか分からないな。
So, what have you been up to lately?
それで、最近どうしてたの?
Don't worry, I'm not up to anything illegal.
心配しないで、何も違法なことは企んでいませんよ。
He looks like he's up to no good.
彼は何か良からぬことを企んでいるように見える。
I'm not up to anything important, just relaxing at home.
特に何もしていないよ、家でゆっくりしているだけ。
They were always up to mischief when they were little.
彼らは小さい頃、いつもいたずらをしていた。
What sort of interesting projects are you up to at work?
職場でどんな面白いプロジェクトに取り組んでいますか?
My cat is up to something, I can tell by her eyes.
うちの猫、何か企んでるな。目を見ればわかる。
~する能力がある、~のレベルに達している、~に耐えられる
"To be capable of doing or dealing with something; to be good enough for something; to feel well enough to do something."
💡 ニュアンス・使い方
特定のタスクや挑戦に対処できる能力があること、または特定の基準や期待に達していることを示します。特に否定形「I'm not up to it.」の形で非常によく使われ、「その気分じゃない」「体調が悪いからできない」「その能力がない」といった、婉曲な断り方として便利です。仕事の評価や健康状態について話す際にも使われます。カジュアルからビジネスまで幅広く使えますが、フォーマルな場面ではより直接的な「capable of」などが選ばれることもあります。
例文
I don't feel up to going out tonight. I'm really tired.
今夜は出かける気分じゃないな。すごく疲れているんだ。
Are you up to the challenge of leading this team?
このチームを率いるという挑戦に、あなたは対応できますか?
His performance isn't quite up to the required standard yet.
彼の成果はまだ要求される基準に達していません。
After that long flight, I'm not up to doing much.
あの長いフライトの後では、あまり何もする気になれないよ。
She's definitely up to handling this complex project.
彼女ならこの複雑なプロジェクトを間違いなく処理できます。
I hope you're up to a long discussion this afternoon.
今日の午後の長い議論に耐えられるといいのですが。
The new manager proved she was up to the task.
新しいマネージャーは、その職務をこなせることを証明しました。
My old car isn't really up to a cross-country trip anymore.
私の古い車はもう、長距離旅行には向いていません。
I'm not up to watching another episode right now.
今はもう一話見る気力がないです。
Is the team up to delivering the project on schedule?
チームは予定通りにプロジェクトを納品できるでしょうか?
類似表現との違い
「depend on」は「〜に依存する」「〜次第である」という意味で、「be up to」の意味1と似ています。しかし、「depend on」は物事の成り行きが何かに左右されることをより客観的に示し、「be up to」は人の決定や責任、選択に焦点を当てる点でニュアンスが異なります。「depend on」の方がややフォーマルで汎用性が高いです。
「be responsible for」は「〜に責任がある」という意味で、「be up to」の意味1にある責任の側面を強調します。「be up to」が決定権や選択の自由を含むのに対し、「be responsible for」は義務や結果への責任をより強く示します。
「be capable of」は「〜する能力がある」という意味で、「be up to」の意味3と似ています。しかし、「be capable of」は純粋な能力や潜在的な可能性を指すのに対し、「be up to」は「その時の状況で実際にできるか、耐えられるか」という一時的な状態や意欲も含む点で異なります。よりフォーマルな響きがあります。
「what are you doing」は単純に「今何をしているのか」を尋ねる表現です。「be up to」を使った「What are you up to?」はこれに加えて「最近どうしてた?」「何を企んでいるの?」といった、より広い意味や興味、時には疑念を含むニュアンスがあります。
よくある間違い
「up for」は「~に参加する気がある」「~に意欲的である」という意味で、「up to」の「~する能力がある/元気がある」とは異なります。「I'm not up to it」は体力的・精神的にその余裕がないことを表し、何かを断る際に使われます。
「~次第である」という意味では、常に前置詞「to」を使います。「up for」は別の意味合いを持つため、この文脈では適切ではありません。
「~のレベルに達している」という意味の場合、「up」の後に必ず前置詞「to」が必要です。「up the standard」では意味が通じません。
学習のコツ
- 💡「What are you up to?」は日常会話で「最近どうしてる?」「今何してるの?」と尋ねるのに非常に便利な挨拶フレーズです。
- 💡「It's up to you.」は相手に選択権や決定権があることを伝える際に使われる、非常に一般的なフレーズです。
- 💡否定形「I'm not up to it.」は、「その気分じゃない」「体調が悪い」「能力が足りない」といった、婉曲な断り方としてよく使われます。
- 💡「up to」の「to」は前置詞なので、後ろには名詞、代名詞、または動名詞(-ing形)が来ます。例: up to *me*, up to *the task*, up to *going out*。
対話例
友人との週末の計画を話し合う
A:
Do you have any plans for this weekend?
この週末、何か予定ある?
B:
Not really, I'm open to anything. It's totally up to you!
特にないよ、何でもいいよ。完全にあなた次第だよ!
久しぶりに会った友人との近況報告
A:
Hey, it's been a while! What have you been up to lately?
やあ、久しぶり!最近どうしてた?
B:
Just busy with work, as usual. Nothing too exciting. How about you?
相変わらず仕事で忙しくしてるよ。特に面白いことはないかな。あなたは?
体調が悪い同僚が仕事の依頼を断る
A:
Could you help me with this urgent report? I'm swamped.
この緊急のレポートを手伝ってくれませんか?手が回らなくて。
B:
I'd love to, but I'm not really feeling up to it today. I have a terrible headache.
喜んで協力したいのですが、今日はあまり体調が良くなくて。ひどい頭痛がするんです。
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