be prone to do
発音
/biː proʊn tə duː/
be PRONE to do
💡 `prone`の「プ」をしっかり発音し、「ロウ」の部分を長めに伸ばすイメージです。`to`は弱く発音されることが多いです。
使用情報
構成単語
意味
望ましくないことをしがちである、〜する傾向がある、〜にかかりやすい
"To have a natural inclination or tendency to do something, especially something undesirable, unfortunate, or that may cause problems."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、人、物、システムなどが、特定の（通常は望ましくない）行動をしたり、特定の状態になりやすい傾向があることを表現します。例えば、「間違いを起こしやすい」「風邪をひきやすい」「故障しがちである」といった、ネガティブな側面や弱点を指摘する際に用いられます。客観的な説明や分析の文脈でよく使われ、ややフォーマルな響きも持ちますが、日常会話でも十分に用いられます。
例文
He's prone to procrastinate on important tasks until the last minute.
彼は重要な仕事をぎりぎりまで先延ばしにしがちです。
My old laptop is prone to overheating when I run multiple applications.
私の古いノートパソコンは、複数のアプリを起動するとオーバーヒートしがちです。
She's always been prone to getting nervous before big presentations.
彼女はいつも大きなプレゼンの前に緊張しがちです。
Children are often prone to catching colds during the change of seasons.
子供たちは季節の変わり目に風邪をひきがちです。
This type of fabric is prone to wrinkling easily, so it requires careful handling.
この種の生地はシワになりやすいので、取り扱いに注意が必要です。
The new software system is unfortunately prone to occasional glitches under heavy load.
新しいソフトウェアシステムは、残念ながら高負荷時に時折不具合を起こしがちです。
Our customer support team is prone to receiving similar inquiries during peak hours.
弊社のカスタマーサポートチームは、ピーク時に同様の問い合わせを受けがちです。
Individuals with certain genetic predispositions are prone to developing specific health conditions.
特定の遺伝的素因を持つ個人は、特定の健康状態を発症しやすい傾向があります。
Complex systems are inherently prone to security vulnerabilities if not regularly updated.
複雑なシステムは、定期的に更新しないと本質的にセキュリティ上の脆弱性を抱えがちです。
He is prone to getting angry when he feels misunderstood.
彼は誤解されていると感じると怒りっぽくなります。
The project was prone to budget overruns due to insufficient planning.
そのプロジェクトは計画不足のため、予算超過になりがちでした。
Organizations without clear communication channels are prone to internal misunderstandings.
明確なコミュニケーションチャネルを持たない組織は、内部の誤解が生じがちです。
類似表現との違い
`be prone to do` と同様に「〜しがちである」「〜する傾向がある」という意味ですが、`tend to do` はより中立的で、良いことにも悪いことにも使えます。一方、`be prone to do` は主に望ましくないこと、ネガティブな傾向に焦点を当てます。例えば、「彼はよく人に親切にする傾向がある」には `tend to do` を使いますが、「彼は間違いを起こしやすい」には `be prone to do` がより適しています。
「〜しがちである」「〜する傾向がある」という点で似ていますが、`be liable to do` は特に「〜する可能性が高い」「〜する責任がある（法的なニュアンス）」、または「〜という悪い結果になる運命にある」といった、より強い、避けがたい、あるいは否定的な結果への言及が強いです。よりフォーマルな響きがあり、ビジネスや法律の文脈で使われることも多いです。`be prone to` よりもさらに悪い結果を示唆することが多いです。
「〜しがちである」「〜する傾向がある」という意味で共通しますが、`be apt to do` は「〜するのが自然だ」「〜するのが賢明だ」というニュアンスも持ちます。必ずしも悪いことばかりでなく、状況から見て予想される、適切な行動を表すこともあります。`be prone to do` のように、特定の問題や欠陥を指摘するよりも、より一般的な傾向や、時として肯定的な意味合いで使われることもあります。
「〜する可能性が高い」という確率を表す点で共通しますが、`be likely to do` は単に起こる可能性が高いことを客観的に示します。良いことにも悪いことにも使え、`be prone to do` が持つ「望ましくない傾向」という強いニュアンスはありません。より広範囲な状況で使われる一般的な表現です。
よくある間違い
`be prone to do` の場合は `to` の後に動詞の原形（不定詞）が来ます。ただし、`be prone to + 名詞`（例: "prone to accidents"）や `be prone to + 動名詞`（例: "prone to catching colds"）という形も存在し、これらは正しい使い方です。フレーズ `be prone to do` の `do` の部分を動名詞にしないよう注意しましょう。
`prone` の後に続く前置詞は常に `to` です。`for` や他の前置詞を使うのは誤りです。
学習のコツ
- 💡主に「望ましくない傾向」や「問題点」を説明する際に使われます。ポジティブな傾向には `tend to` を使うのが一般的です。
- 💡`to` の後には動詞の原形（不定詞）が来ます。
- 💡人だけでなく、システム、機械、状況、組織など幅広い主語に使える表現です。
- 💡`prone` は形容詞なので、必ず `be` 動詞とともに使われます。
対話例
友人が最近体調を崩しがちなことについて話す場面
A:
You seem a bit tired lately. Is everything okay?
最近少しお疲れのようだけど、大丈夫？
B:
Yeah, I'm just always prone to catching colds when the weather changes like this.
うん、ただこういう気候の変化がある時期はいつも風邪をひきがちでね。
ビジネスミーティングで製品の潜在的な問題点について議論する場面
A:
What are the potential weaknesses of the new prototype?
新しいプロトタイプの潜在的な弱点は何ですか？
B:
The early version was prone to sudden shutdowns, but we've addressed that in the latest revision.
初期バージョンは突然シャットダウンしがちでしたが、最新のリビジョンでその問題は対処しました。
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