act of trickery
発音
/ækt əv ˈtrɪkəri/
ACT of TRICKery
💡 「act」は短く「アクト」のように発音します。「of」は弱く「アヴ」のような音になることが多いです。「trickery」は「トリッカリー」と読み、「tri」に強勢を置きます。Rの音は舌を巻かずに発音するのがコツです。
使用情報
構成単語
意味
人をだます行為や策略。不正な意図を持って、欺きやごまかしを行う行動。特に、計画的で悪質な詐欺的行為を指します。
"A dishonest act or a clever deception intended to mislead, cheat, or trick someone, often with malicious or unethical intent."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、単なるいたずらや軽いごまかしではなく、人を騙すことを目的とした、計画的で悪質な行為を指します。道徳的、あるいは法的な問題が絡む文脈で使われることが多く、行為に対する強い非難や不信感が込められています。比較的フォーマルな表現で、ニュース記事、ビジネス文書、法律関連の議論、学術的な報告書などでよく見られます。日常会話で使うと、やや硬く、大げさな印象を与えることがあります。ネイティブスピーカーは、明確な不正行為や詐欺行為を指摘する際にこの言葉を選びます。
例文
The company's financial report was found to be an act of trickery to deceive investors.
その企業の財務報告は、投資家を欺くための詐欺行為であることが判明しました。
Investigators uncovered a sophisticated act of trickery involving multiple layers of deception.
捜査官は、多層的な欺瞞を伴う巧妙な詐欺行為を暴きました。
His sudden offer of help turned out to be nothing more than an act of trickery to gain access to their data.
彼の突然の援助の申し出は、彼らのデータにアクセスするためのごまかしの行為に過ぎませんでした。
The politician's promises were dismissed as an act of trickery to win votes.
その政治家の公約は、票を得るためのごまかしの行為として却下されました。
The magician's impressive illusion was not an act of trickery, but rather a mastery of his craft.
そのマジシャンの見事なイリュージョンは、ごまかしの行為ではなく、むしろ彼の技術の熟練でした。
They accused the rival team of an act of trickery during the competition.
彼らは競技中にライバルチームをごまかしの行為で非難しました。
The scandal revealed a calculated act of trickery designed to hide the truth from the public.
そのスキャンダルは、国民から真実を隠すために考案された計算された詐欺行為を明らかにしました。
He felt betrayed, realizing that the entire negotiation had been an act of trickery.
彼は、交渉全体がごまかしの行為であったと気づき、裏切られたと感じました。
Don't confuse a clever marketing campaign with an act of trickery; there's a fine line.
巧妙なマーケティングキャンペーンをごまかしの行為と混同しないでください。微妙な違いがあります。
The documentary exposed several acts of trickery by the notorious cult leader.
そのドキュメンタリーは、悪名高いカルト指導者によるいくつかの欺瞞行為を暴露しました。
類似表現との違い
「deceptive act」は「欺瞞的な行為」を意味し、「act of trickery」と非常に似ています。しかし、「trickery」はより計画的で悪質な『策略』や『小細工』のニュアンスが強く、意図的なだましを強調します。「deceptive act」はもう少し広範囲で、必ずしも悪質な策略を伴わない、単に人を誤解させる行為にも使われることがあります。
「fraudulent act」は「詐欺行為」と訳され、特に法的な文脈で使われることが多いです。「act of trickery」は広義の「ごまかし」を指しますが、「fraudulent act」は金銭的、法的な不正を伴う詐欺罪に該当する行為に限定されます。より具体的な犯罪行為を指す場合に使います。
「deceitful act」も「欺瞞的な行為」を意味しますが、「trickery」が悪質な策略や計略を強調するのに対し、「deceitful act」はより直接的な「偽り」や「嘘」によって人を欺く行為に焦点を当てます。文脈によってはほとんど同義で使われますが、僅かなニュアンスの違いがあります。
「con」は「詐欺」や「騙すこと」を意味しますが、「act of trickery」よりもはるかにインフォーマルで口語的です。大規模な組織的な詐欺よりも、個人間で行われる小規模な詐欺や、人を欺く巧妙な手口を指す場合によく使われます。フォーマルな文書ではほとんど使いません。
よくある間違い
「trick」は「いたずら」や「手品」といった単独の行為や、動詞として「だます」という意味を持ちますが、集合的な「ごまかし」や「策略」といった悪意のある行為全体を指す場合は「trickery」という名詞を使うのが自然です。「act of trick」は不自然に聞こえます。
「act of deceiving」も文法的には間違いではありませんが、「act of trickery」はより定型的なコロケーションであり、計画的で悪質なごまかしという特定のニュアンスを強く持ちます。「deceiving」は「だますこと」という一般的な行為を指す動名詞ですが、「trickery」は特定の種類の欺瞞行為を指す名詞です。
学習のコツ
- 💡「act of trickery」は、計画的で悪質な欺瞞行為を指す、ややフォーマルな表現であることを覚えておきましょう。
- 💡主にニュース記事、ビジネス文書、法律関連の文脈で使われることが多いので、これらの情報を読む際に注意して見つけると理解が深まります。
- 💡カジュアルな場面で「ちょっとしたごまかし」を言いたい場合は、「trick」や「prank」などのより軽い言葉を選びましょう。
- 💡「trickery」の「-ery」は、「-ing」が付いた動名詞ではなく、名詞として「行為の集合体」や「性質」を表す接尾辞と考えると良いでしょう。
対話例
企業内の不正調査に関する会議
A:
The audit report suggests that the financial discrepancies were not accidental.
監査報告書によると、財務上の不一致は偶発的なものではないようです。
B:
Indeed. It appears to be a deliberate act of trickery designed to manipulate our quarterly results.
確かに。四半期決算を操作するために仕組まれた、意図的な欺瞞行為と見受けられます。
ニュース番組での政治スキャンダルに関する解説
A:
Many are calling the minister's explanation an act of trickery, trying to divert public attention.
多くの人が、大臣の説明を国民の注意をそらすための欺瞞行為だと批判しています。
B:
That's right. The evidence suggests a calculated effort to mislead the public, rather than a genuine mistake.
その通りです。証拠は、純粋な間違いというよりも、国民を誤解させるための計算された努力を示唆しています。
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