「報告する」は英語で何という?
ほうこくする
submit a report, present findings, report on など、 場面に応じた8つの英語表現を紹介します。
🎯使い分けのポイント
報告する相手と内容の重要度に応じて表現を選択します。正式な書面報告には「submit a report」、ビジネス会議では「report on」や「give an update」、同僚との日常的な情報共有には「let someone know」、カジュアルな状況説明には「fill someone in」を使い分けましょう。相手との関係性とビジネスの文脈を考慮することが重要です。
📚英語表現(8つ)
submit a report
サブミット ア リポート
意味: レポートを提出する
ニュアンス: 最もフォーマルで公式な報告を表す表現。書面での報告や、上司・クライアントへの正式な報告書の提出に使用される。責任と権威を伴うニュアンスがある。
例文
We will submit a detailed report to the board next week.
来週、取締役会に詳細な報告書を提出いたします。
取締役会での正式な報告
The research team submitted their final report yesterday.
研究チームが昨日最終報告書を提出しました。
学術・研究での報告書提出
注意: 口頭での簡単な報告には使わない。必ず書面での正式な報告に限定される。
present findings
プレゼント ファインディングス
意味: 調査結果を発表する
ニュアンス: 研究や調査の結果を正式に発表する際に使用される。学術的・専門的な文脈で使われることが多く、データや分析結果を含む報告に適している。
例文
The consultant will present their findings at tomorrow's meeting.
コンサルタントが明日の会議で調査結果を発表します。
ビジネスコンサルティングでの結果報告
We presented our findings to the management committee.
私たちは調査結果を経営委員会に報告しました。
経営陣への重要な報告
注意: 単純な進捗報告には不適切。必ず調査・分析結果を伴う報告に使用する。
report on
リポート オン
意味: 〜について報告する
ニュアンス: ビジネスシーンで最も一般的な報告表現。特定の事項や進捗について上司や同僚に報告する際に使用される。前置詞「on」の後に報告内容を続ける。
例文
I need to report on the project status to my manager.
マネージャーにプロジェクトの状況を報告する必要があります。
上司への定期報告
She reported on the sales results at the monthly meeting.
彼女は月次会議で売上結果を報告しました。
定例会議での報告
注意: 「report to」(〜に報告する)と「report on」(〜について報告する)を混同しないよう注意。
give an update
ギブ アン アップデート
意味: 最新情報を提供する
ニュアンス: 進行中の案件について最新の状況を伝える際に使用される。定期的な報告や変更点の共有に適しており、ビジネスでは非常によく使われる自然な表現。
例文
Can you give us an update on the marketing campaign?
マーケティングキャンペーンの進捗を報告していただけますか?
会議での進捗確認
I'll give you an update once I hear back from the client.
クライアントから返事をもらったら報告します。
同僚への状況報告
brief someone
ブリーフ サムワン
意味: 誰かに要点を伝える
ニュアンス: 重要なポイントや必要な情報を簡潔に伝える際に使用される。会議前の情報共有や新しいメンバーへの状況説明に適している。効率的な情報伝達のニュアンスがある。
例文
I need to brief the CEO before the board meeting.
取締役会の前にCEOに状況を報告する必要があります。
重要会議前の準備
Let me brief you on what happened while you were away.
あなたが不在の間に起こったことを報告させてください。
不在中の出来事の報告
注意: 「brief」は動詞として使う場合、必ず人を目的語にとる。「brief about」は不自然。
inform
インフォーム
意味: 知らせる、情報を伝える
ニュアンス: 正式に情報を伝える際に使用される中立的な表現。事実や決定事項を伝える場合に適しており、「inform someone of/about something」の形で使われる。
例文
I'm calling to inform you of the schedule change.
スケジュール変更をお知らせするためにお電話しています。
スケジュール変更の連絡
Please inform the team about the new policy.
新しい方針についてチームに報告してください。
方針変更の伝達
注意: 「inform about」と「inform of」の使い分けに注意。具体的な事実は「of」、一般的な話題は「about」。
let someone know
レット サムワン ノウ
意味: 誰かに知らせる
ニュアンス: カジュアルで親しみやすい報告表現。同僚や親しい間柄での情報共有に適している。「inform」よりもくだけた印象を与え、日常的なビジネスコミュニケーションでよく使われる。
例文
I'll let you know as soon as I get the results.
結果が分かり次第お知らせします。
結果待ちの状況報告
Let me know if you need any updates on the project.
プロジェクトについて何か最新情報が必要でしたらお知らせします。
同僚への気遣いの表現
注意: フォーマルな文書や重要な報告書では避ける。口頭やカジュアルなメールに限定。
fill someone in
フィル サムワン イン
意味: 誰かに詳細を教える
ニュアンス: 不在だった人や知らない人に状況を詳しく説明する際に使用されるカジュアルな表現。会議に参加できなかった同僚への説明や、途中から参加した人への状況説明に適している。
例文
Can you fill me in on what I missed in the meeting?
会議で私が聞き逃したことを教えてもらえますか?
会議欠席後のフォローアップ
I'll fill you in on the details later.
詳細は後で報告します。
同僚への気軽な約束
注意: 非常にカジュアルな表現のため、上司や重要なクライアントには使用しない。
⚠️よくある間違い
「report」は他動詞として使う場合、「report something」または「report to someone」の形になります。「report someone about」は文法的に間違いです。
「inform」は必ず人を目的語にとる動詞です。「inform someone about/of something」の形で使い、「inform about」だけでは不完全な文になります。
「let someone know」の後に続く節には「about」は不要です。「Let me know + 疑問詞/if節」が正しい形です。