unctuous tone

コロケーション英検準1級C1TOEIC ★★TOEIC 800点目標

発音

/ˈʌŋktʃuəs toʊn/

UNCTUOUS tone

💡 「unctuous」は「アングクチュアース」のように発音し、「un」に第一強勢があります。「tone」は「トーン」とクリアに発音します。全体的に少し硬く、批判的な響きがあります。

使用情報

フォーマリティ:中立
頻度:時々使われる
使用場面:
人間関係の描写文学・批評政治・社会問題心理描写コミュニケーション分析ビジネス芸術・文化評論

構成単語

意味

油を塗ったような、滑らかで偽善的な口調や話し方。媚びへつらったような、不誠実さを感じさせる調子。

"A tone of voice that is excessively smooth, flattering, or insincerely earnest, often used to create a false impression of sincerity or piety, typically to gain favor or manipulate others."

💡 ニュアンス・使い方

このフレーズは、話し手が心からそう思っていないにもかかわらず、相手に取り入ろうとしたり、自分の利益のために過度に丁寧で甘ったるい、または神妙な態度で話す様子を表します。聞いている側からすると、その話し方は偽善的で胡散臭く、不快に感じられることが多いです。特に、その人物が不誠実な動機を隠していると感じる際に使われます。フォーマル度はやや高く、日常会話で頻繁に使うよりは、人々の行動や性格を批判的に描写する際に用いられます。ネイティブは、この表現を聞くと、話し手に対する強い不信感や嫌悪感を抱きます。

例文

He used an unctuous tone when praising his boss, hoping for a promotion.

ビジネス

彼は昇進を期待して、上司を褒める際に媚びた口調を使いました。

Her unctuous tone made everyone in the room uncomfortable.

カジュアル

彼女の油ぎった口調は、部屋中の人々を不快にさせました。

The salesperson's unctuous tone immediately made me distrust him.

カジュアル

店員の媚びた口調に、私はすぐに彼を信用できなくなりました。

Despite his unctuous tone, his words lacked any real substance.

フォーマル

彼の口調は滑らかだったが、言葉には実質的な内容がありませんでした。

I couldn't stand the politician's unctuous tone during the debate.

カジュアル

私は討論中のその政治家の偽善的な口調が我慢できませんでした。

She adopted an unctuous tone when asking for a favor.

カジュアル

彼女は何かを頼むときに、おべっかを使ったような口調になりました。

His unctuous tone veiled his true, malicious intentions.

フォーマル

彼の偽善的な口調は、その真の悪意ある意図を隠していました。

The manager's unctuous tone when reprimanding staff was especially irritating.

ビジネス

マネージャーがスタッフを叱責する際の媚びたような口調は、特に苛立ちを覚えました。

The critic described the actor's performance as having an unctuous tone, despite its apparent sincerity.

フォーマル

批評家は、俳優の演技が見せかけの誠実さにもかかわらず、偽善的な調子を持っていると評しました。

Every time he compliments me, it's with that unctuous tone that just grates on my nerves.

カジュアル

彼が私を褒めるときはいつも、神経に障るあの油ぎったような口調なんです。

類似表現との違い

「saccharine voice」は「甘ったるい声」を意味し、過度な甘さやわざとらしさから不誠実さを感じさせる点で似ています。しかし、「unctuous tone」が持つ「油ぎった」「媚びへつらう」といった偽善的な含意ほど、直接的な悪意や操作性を強く示唆するわけではありません。

「fawning voice」は「へつらい声」を意味し、誰かを楽しませたり、自分を有利にするために過度に追従的な態度で話す様子を指します。「unctuous tone」と意味合いは非常に近いですが、「unctuous」の方がより広範で、偽善的なおべっかだけでなく、自己利益のために神妙ぶったりする態度全般を指すことがあります。

「oily manner」は「油ぎった態度」を意味し、言動全体から不誠実さや媚びる感じが伝わってくる様子を表します。「unctuous tone」が主に口調に焦点を当てるのに対し、「oily manner」は表情、身振り手振りなども含めた総合的な態度を指します。意味合いは非常に近いです。

学習のコツ

  • 💡「unctuous」は単体でも「おべっかを使う」「偽善的な」という意味合いを持つ形容詞です。
  • 💡主に話し方や態度が偽善的である、と批判的に描写する際に使われます。
  • 💡やや文学的・批評的な表現で、日常会話で多用されるフレーズではありません。
  • 💡否定的な感情(不信感、嫌悪感)を伴うことがほとんどです。

対話例

友人と職場の同僚について話す

A:

Did you notice how Mark spoke to the boss today? So artificial.

今日マークが部長に話しかけてたの見た?すごくわざとらしくて。

B:

Oh, definitely. He always has that unctuous tone when he's trying to impress someone.

ええ、もちろんです。誰かに気に入られようとするとき、彼はいつもあの媚びたような口調になるんですよね。

ニュース記事を読んでコメントする

A:

I was reading that article about the celebrity scandal. The way their publicist handled the media was quite something.

あの有名人のスキャンダルの記事を読んでたんだけど、広報担当者のメディア対応がすごかったね。

B:

Yes, I agree. Every apology had an unctuous tone, completely lacking genuine remorse.

ええ、そう思います。どの謝罪も偽善的な口調で、心の底からの反省が全く感じられませんでしたね。

Memorizeアプリで効率的に学習

unctuous tone を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。

App Storeからダウンロード
無制限の単語登録
音声再生対応
📱
オフライン学習