subservient to
発音
/səbˈsɜːrviənt tuː/
subSERVient to
💡 「subSERVient」は「サッブサーヴィエント」のように発音し、「serv」の部分に最も強いアクセントが来ます。最後の「to」は弱く「トゥー」と発音されることが多いです。
使用情報
構成単語
意味
~に従属的な、~に隷属した、~の言いなりになっている
"Excessively willing to obey others or to be of service to them in a way that suggests a lack of independent will or dignity, often implying a lower or inferior position."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、あるもの(人、組織、理念など)が別のものに対して、自身の意志や尊厳を犠牲にしてまで、過度に従順である状態を表します。多くの場合、ネガティブなニュアンスを含み、「言いなりになっている」「隷属している」「主体性を失っている」といった批判的な意味合いで使われます。 非常にフォーマルな表現で、日常会話で使われることは稀です。主に書き言葉や、政治、社会、学術的な議論、または文芸作品などで見られます。個人の行動に対して使う場合は、その人の尊厳が損なわれているというニュアンスが強まります。組織やシステムに対して使う場合は、より大きな力や目的のために、本来の役割が脇に追いやられている、といった意味合いになります。
例文
He was always subservient to his superiors, never questioning their decisions.
彼はいつも上司に従属的で、決して彼らの決定に異を唱えることはありませんでした。
The small company became subservient to the demands of the larger corporation.
その小さな会社は、大企業の要求に従わざるを得なくなりました。
Critics argued that the justice system had become subservient to political interests.
批評家たちは、司法制度が政治的利益に従属するようになったと主張しました。
Her artistic vision was never subservient to commercial success.
彼女の芸術的ビジョンは、商業的成功に左右されることはありませんでした。
The nation's foreign policy seemed subservient to the interests of its powerful neighbor.
その国の外交政策は、強力な隣国の利益に従属しているように見えました。
Some employees felt their personal lives were subservient to their demanding work schedules.
一部の従業員は、私生活が厳しい勤務スケジュールに振り回されていると感じていました。
The design of the new building was completely subservient to its functional requirements.
新しい建物の設計は、その機能的な要件に完全に支配されていました。
He refused to let his conscience be subservient to the group's unethical decisions.
彼は、自分の良心がグループの非倫理的な決定に従うことを拒否しました。
The local council's decisions often appeared subservient to the will of the central government.
地方議会の決定は、しばしば中央政府の意向に従属しているように見えました。
Historically, women were often expected to be subservient to men in many societies.
歴史的に、多くの社会で女性は男性に従属的であることが期待されていました。
類似表現との違い
「obedient to」は「〜に従順な、従う」という意味で、「subservient to」よりも一般的な表現です。命令や規則、権威などに素直に従うことを指し、必ずしもネガティブなニュアンスばかりではありません。子供が親の言うことを聞く、兵士が上官の命令に従う、といった文脈で使われます。一方、「subservient to」は自分の意志や尊厳を犠牲にしてまで過度に従う、隷属するという、より強いネガティブな意味合いがあります。
「subordinate to」は「〜より下位の、〜に従属する」という意味で、主に組織内の階級や地位、優先順位が下であることを指します。こちらは中立的な文脈でも使われ、単に職務上の上下関係や組織構造を示すことが多いです。例えば「Manager A is subordinate to Director B.」のように使います。一方、「subservient to」は、精神的、意志的な隷属や不本意な従属を強調します。
「subject to」は「〜の支配下にある、〜の対象となる、〜を条件とする」など、より幅広い意味を持ちます。物理的な支配、法律の適用、影響を受けやすい状態など、多岐にわたります。「The country is subject to frequent earthquakes.(その国は頻繁に地震に見舞われる)」のように使われることもあります。人の行動に対して「言いなりになる」という意味で使うこともできますが、「subservient to」ほど、尊厳の喪失や不本意な従属のニュアンスは強くありません。
よくある間違い
このフレーズでは、従属する対象を示す前置詞として常に「to」を使用します。「for」や他の前置詞を使うのは間違いです。
「〜によって従属させられている」と意図しても、「by」ではなく「to」を使います。この形容詞は特定の対象への方向性や関係性を示す「to」と結びつきます。
学習のコツ
- 💡「subservient to」は、誰かや何かの「言いなりになる」というネガティブな意味合いが強いことを覚えておきましょう。
- 💡主に書き言葉や、批判的・分析的な文脈で使われる非常にフォーマルな表現です。日常会話ではほとんど使いません。
- 💡「to」の後には、従属する対象(人、組織、思想、目的など)が来ます。
対話例
組織の意思決定に関するビジネス会議での議論
A:
I'm concerned that our department's strategy is becoming too subservient to the marketing team's short-term goals.
私たちの部署の戦略が、マーケティングチームの短期的な目標にあまりにも従属的になっているのではないかと懸念しています。
B:
I understand your point. We need to ensure that our long-term vision isn't completely subservient to immediate sales targets.
おっしゃることは理解できます。長期的なビジョンが目先の売上目標に完全に支配されないようにする必要がありますね。
政治に関するニュース番組でのコメンテーターのコメント
A:
Many argue that local governments often become subservient to central authorities, losing their autonomy.
多くの人が、地方自治体はしばしば中央政府に従属し、自治権を失ってしまうと主張しています。
B:
Indeed, striking a balance between national directives and local needs is a constant challenge for true democratic governance.
確かに、国家の指示と地域のニーズとのバランスを取ることは、真の民主的統治にとって常に課題です。
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