sovereign right
発音
/ˈsɒvrɪn raɪt/
SOV-rin RIGHT
💡 sovereignの最初の音節「ソヴ」を強く発音し、rightは「ライト」とはっきり発音します。アメリカ英語ではsovereignの最初の母音は/ʌ/（ア）の音になることもあります。
使用情報
構成単語
意味
国家が自国の領土、国民、外交などに対して持つ、他国からの干渉を受けない最高かつ排他的な権利。主権的権利。
"The exclusive and supreme power or authority of a state over its own territory, people, and foreign affairs, without interference from external sources. It signifies a nation's independent right to govern itself."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、国際法、政治学、外交、歴史といった非常にフォーマルで専門的な文脈でのみ使用されます。国家の独立性、自治権、そして他国からの不干渉の原則を強調する際に用いられ、特定の政策や行動が自国の主権に基づくものであることを主張する場面でよく見られます。日常会話やビジネスの一般的な場面で使われることはなく、学術論文、政府の声明、国際会議での発言などでその姿を現します。中立的な意味合いを持つ一方で、自国の権利を強く主張する際には、強い意志を示す表現ともなりえます。
例文
The nation asserted its sovereign right to control its own borders.
その国家は、自国の国境を管理する主権的権利を主張しました。
International law recognizes the sovereign right of every state to manage its natural resources.
国際法は、すべての国家が自国の天然資源を管理する主権的権利を認めています。
Protecting national security is a fundamental sovereign right.
国家安全保障の保護は、基本的な主権的権利です。
The country exercised its sovereign right to withdraw from the international treaty.
その国は、国際条約からの脱退という主権的権利を行使しました。
Debates often arise concerning the balance between sovereign rights and international obligations.
主権的権利と国際的義務のバランスに関して、しばしば議論が生じます。
Interference in the internal affairs of another state is a violation of its sovereign right.
他国の内政干渉は、その主権的権利の侵害です。
The principle of sovereign equality means all states have equal sovereign rights.
主権平等の原則は、すべての国家が同等の主権的権利を持つことを意味します。
Many former colonies fought for their sovereign right to self-determination.
多くの旧植民地は、自己決定の主権的権利のために戦いました。
The UN Charter upholds the sovereign rights of its member states.
国連憲章は加盟国の主権的権利を擁護しています。
Discussions on ocean territories often involve complex issues of sovereign rights.
海洋領土に関する議論には、しばしば主権的権利の複雑な問題が伴います。
Each nation has the sovereign right to determine its own political system.
各国家は、自国の政治体制を決定する主権的権利を持っています。
類似表現との違い
「国家主権」という国家の最高かつ独立した権力そのものや、その概念全体を指します。一方、「sovereign right」は、その主権によって保証される具体的な権利（例：国境管理の権利、天然資源利用の権利など）を指す点で異なります。両者は密接に関連していますが、「right」が付くことでより具体的な権利行使の文脈で使われます。
主にアメリカ合衆国のような連邦制国家において、各「州」が連邦政府に対して持つ自治権や権限を指します。「sovereign right」が国家レベルでの最高かつ独立した権利を指すのに対し、「state's right」はより下位の行政単位である州の権限を指す点で大きく異なります。
「領土保全」は国家の領土が不可侵であること、その統一性や完全性が保たれるべきであるという国際法の原則を指します。これは「sovereign right」によって保護される権利の一つですが、「sovereign right」は領土保全にとどまらず、内政自治、外交権など、より広範な主権的権利全体を包含します。
学習のコツ
- 💡国際法や政治、外交に関する英語の記事やニュースを読む際に頻繁に登場します。文脈を理解するのに役立ちます。
- 💡「sovereign」という形容詞は「主権の、独立した」という意味で、他の名詞と組み合わせて使われることもあります（例: sovereign state (主権国家), sovereign power (主権権力)）。
- 💡このフレーズは日常会話では全く使用されず、非常にフォーマルで専門的な文脈でのみ使われることを強く意識しましょう。
Memorizeアプリで効率的に学習
sovereign right を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。