soft touch
発音
/sɒft tʌtʃ/
SOFT touch
💡 「ソフト」は「ソ」を強く発音し、「タッチ」は「タ」を強く発音します。全体としては「SOFT」の方にアクセントがあります。
使用情報
構成単語
意味
優しくて頼み事を断れない人。また、人に対して甘く、特に金銭面などで利用されやすい人を指します。
"A person who is easily persuaded or exploited, often because they are kind, sympathetic, or easily give in to requests, especially for money."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、誰かの性格を表現する際に使われます。その人が「優しい」「お人好し」であるために、他人からの要求を断れなかったり、利用されたりしやすい状況を指すことが多いです。特に金銭の貸し借りや、不当な要求に応じる場面でよく用いられます。必ずしもネガティブな意味だけでなく、その人の「人の良さ」や「甘さ」を表現する際にも使われますが、少し同情や、時には「もう少し強気になればいいのに」というニュアンスを含みます。フォーマルな場面や書き言葉ではあまり使われず、友人や家族とのカジュアルな会話で用いられるのが一般的です。
例文
My brother is a real soft touch; he always lends money to his friends without asking for it back.
私の兄は本当に人がいいから、いつも友達にお金を貸しても返してって言わないんだ。
Don't ask Sarah for money, she's a soft touch and will definitely give it to you.
サラにお金をねだるなよ、彼女は甘いから絶対貸してくれるぞ。
He's such a soft touch that his kids always get whatever they want.
彼は本当に甘いから、子供たちはいつも欲しいものを手に入れている。
I know you're a soft touch, but you need to learn to say no sometimes.
君が優しいのは知ってるけど、時にはノーと言えるようにならないとね。
She used to be a soft touch, but she's learned to be firmer now.
彼女は以前はお人好しだったけど、今はもっと毅然とするようになった。
The charity relies on soft touches like him to keep going.
その慈善団体は彼のような優しい人々に支えられて運営されている。
Our new client seems like a soft touch; we might be able to negotiate a better deal.
新しいクライアントは甘い顔をしてくれそうです。もっと良い条件を引き出せるかもしれません。
Don't be a soft touch in negotiations; stand firm on our price.
交渉では甘い顔をするな。こちらの価格でしっかり主張するんだ。
類似表現との違い
「soft touch」と意味は非常に近いですが、「pushover」はよりネガティブなニュアンスを含みます。簡単に言いなりになる、抵抗しない人を指し、「soft touch」が「優しさゆえに」という要素も含むのに対し、「pushover」は「弱い、自己主張しない」という点が強調されます。
「doormat」は、他人にひどい扱いを受けても文句を言わず、利用され続ける人を指します。「pushover」よりもさらに受動的で、自己肯定感が低いニュアンスが強いです。
「easy mark」は、特にお金や物をだまし取られやすい、カモになる人を指します。金銭的な搾取の文脈で使われることが多く、「soft touch」よりも悪意ある利用の対象になりやすいというニュアンスが強調されます。
よくある間違い
「soft touch」は「触り心地が柔らかい」という意味でも使われますが、慣用句として「人がいい、甘い」という意味で使う場合は、通常「be a soft touch」のようにbe動詞と共に使います。
「~に対して甘い」という場合は、「when it comes to ~」や「for ~」を使い、その「甘さ」が向けられる対象を具体的に示します。単に「for her children」だけだと不自然に聞こえる場合があります。
学習のコツ
- 💡「soft touch」は、優しい性格がゆえに利用されやすい人を指す慣用句です。直訳から意味を推測しにくいので注意しましょう。
- 💡「He's a soft touch.」のように、be動詞の後に使われるのが一般的です。
- 💡必ずしも悪い意味だけでなく、その人の「人の良さ」や「情の厚さ」を表す場合もありますが、文脈によってニュアンスが異なります。
対話例
友人との会話で、共通の知人の性格について話す。
A:
Did you hear that Mark lent Tom another fifty bucks? Tom never pays him back!
マークがトムにまた50ドル貸したって聞いた?トムって全然返さないのに!
B:
Yeah, I know. Mark's such a soft touch. He just can't say no when someone asks him for help.
ああ、知ってるよ。マークは本当に人がいいからね。誰かに助けを求められると、断れないんだ。
夫婦の会話で、子供への接し方について話す。
A:
The kids always get whatever they want from you, Dad. You're such a soft touch!
お父さん、子供たちはいつもあなたから欲しいものを手に入れてるわよ。本当に甘いんだから!
B:
Well, they're my kids! It's hard to resist those puppy dog eyes.
まあ、私の子供たちだからね!あのウルウルした目には抵抗できないよ。
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