shared ideology
発音
/ˌʃɛərd aɪdiˈɒlədʒi/
shared iDEOlogy
💡 「shared」は「シェアード」と発音し、最後の-dは軽く発音します。「ideology」は「アイデオロジー」と発音し、特に「DEO」の部分に強勢を置いて強調します。また、「o」は「オ」というより「ア」に近い音になります。
使用情報
構成単語
意味
特定の集団や組織が共通して持っている思想体系、信念、または原則。行動や目標の基盤となる共通の理念。
"A set of beliefs, principles, or a way of thinking that is commonly held by a group of people, an organization, or a society, which often guides their actions, goals, and values."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、政治、社会学、国際関係、組織論、歴史学といった学術的・専門的な文脈で頻繁に用いられます。個人レベルの共通の意見や嗜好を指すのではなく、より広範な集団や組織が共有する、根源的で体系的な考え方を表現する際に使われます。客観的な説明として使われることが多く、肯定的な文脈でも否定的な文脈でも使用可能です。フォーマルな表現であり、日常会話で耳にすることはほとんどありません。ネイティブにとっては、やや硬く、専門的な印象を与える言葉です。
例文
The two political parties, despite their differences, seem to operate under a shared ideology regarding economic growth.
その二つの政党は、意見の相違があるにもかかわらず、経済成長に関して共通のイデオロギーに基づいて活動しているようです。
A shared ideology is crucial for maintaining unity within a revolutionary movement.
革命運動において、統一を保つためには共通のイデオロギーが不可欠です。
The company's success was attributed to a shared ideology of innovation and customer satisfaction among its employees.
その会社の成功は、従業員間の革新と顧客満足という共通の理念に起因していました。
Sociologists often study how a shared ideology can influence social cohesion.
社会学者は、共通のイデオロギーが社会的結束にどのように影響するかをしばしば研究します。
Without a shared ideology, establishing long-term international cooperation becomes significantly more challenging.
共通のイデオロギーがなければ、長期的な国際協力の確立は著しく困難になります。
The founding members of the startup had a shared ideology about disrupting the traditional market.
そのスタートアップの創設メンバーは、従来の市場を破壊するという共通の理念を持っていました。
Historians analyze the shared ideology that propelled empires to expand their territories.
歴史家たちは、帝国が領土を拡大する原動力となった共通のイデオロギーを分析します。
The research group formed around a shared ideology of open science and collaborative discovery.
その研究グループは、オープンサイエンスと共同発見という共通の理念を中心に結成されました。
The challenges in integrating the two companies stemmed from their fundamentally different shared ideologies.
2つの企業を統合する上での課題は、根本的に異なるそれぞれの共通の理念から生じていました。
類似表現との違い
「common beliefs」は「共通の信念」という意味で、「shared ideology」よりも一般的で広範な使われ方をします。個人の信念から集団の信念まで幅広く使え、フォーマル度は「shared ideology」よりも低いです。体系的な思想というよりは、共通の見解や信条を指す場合が多いです。
「shared values」は「共通の価値観」を意味し、集団や組織が共有する行動規範、倫理観、重要視する事柄に焦点を当てます。「ideology」がより体系的な思想や理論体系を指すのに対し、「values」はそれらの思想から導かれる行動の基準や優先順位を表します。フォーマル度は「shared ideology」と同程度か、やや低いこともあります。
「common ground」は「共通の理解点、合意点」を意味し、主に議論や交渉において、異なる意見を持つ者同士が見出せる共通の基盤や接点を指します。特定の思想体系全体を指す「shared ideology」とは異なり、より具体的な合意点や共通認識に焦点を当てた表現です。
「collective mindset」は「集合的な考え方、心理」を意味し、ある集団が共通して持っている思考様式や心理的な傾向に焦点を当てます。「shared ideology」がより客観的で体系的な思想を示すのに対し、「collective mindset」は集団の持つ主観的な見方や思考パターン、雰囲気といった側面を強調します。
よくある間違い
「shared ideology」がこの文脈で最も自然なコロケーションです。「common ideology」も間違いではありませんが、「shared」は「互いに分かち合う」という能動的なニュアンスが強く、特定の集団が「共通して持っている」という状況をより的確に表現します。
「ideology sharing」は文法的には成立するものの、「イデオロギーの共有」という行為やプロセスを指すことが多く、特定の思想体系そのものを指す名詞句としては「shared ideology」の方が適切で自然です。
学習のコツ
- 💡「shared ideology」は政治、社会学、学術論文などのフォーマルな文脈で特に役立つ表現です。
- 💡「ideology」という単語自体が「思想体系」や「理念」といった意味で、やや専門的で硬い響きを持つことを理解しておきましょう。
- 💡単に「共通の考え」という意味ではなく、集団の行動や目標の根底にある、より体系的な「思想」や「信念」を指す際に使われます。
対話例
大学の政治学ゼミでのディスカッション
A:
Do you think the two major parties in our country still operate under a truly shared ideology?
私たちの国の二大政党は、まだ本当に共通のイデオロギーに基づいて活動していると思いますか?
B:
While they diverge on many policy details, their fundamental belief in democracy and a market economy could be seen as a shared ideology.
多くの政策の詳細では意見が分かれますが、民主主義と市場経済に対する彼らの根本的な信念は、共通のイデオロギーと見なせるかもしれません。
企業合併後の文化統合に関する会議
A:
Our biggest challenge post-merger is ensuring that the two companies develop a shared ideology for future growth.
合併後の最大の課題は、両社が将来の成長のために共通の理念を築くことです。
B:
Exactly. Without that shared ideology, achieving synergy will be nearly impossible.
その通りです。その共通の理念がなければ、相乗効果を生み出すことはほぼ不可能です。
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