separate the dross

コロケーション英検準1級C1TOEIC ★★TOEIC 800点目標

発音

/ˈsɛpəreɪt ðə ˈdrɒs/

SEPARATE the DROSS

💡 「separate」は最初の音節に強勢を置き、「セパレイト」のように発音します。「dross」は口を大きく開けて「ドロス」と発音し、強く言います。

使用情報

フォーマリティ:フォーマル
頻度:時々使われる
使用場面:
ビジネス科学・研究芸術・文化教育法律メディア・ジャーナリズム哲学・思想

構成単語

意味

(価値のないもの、不要なもの、質が低いものから)良いもの、重要なものを選り分ける、取り除く。

"To remove the inferior, useless, or unwanted parts from something, leaving only the valuable or essential components; to distinguish between what is valuable and what is worthless."

💡 ニュアンス・使い方

このフレーズは、主に情報、データ、候補者、アイデア、物質など、何らかの塊の中から「本質的でないもの」「価値のないもの」「質の低いもの」を識別し、それらを取り除く行為を表します。元々は金属精錬において鉱石から不純物(dross)を取り除くことを指す言葉なので、非常に比喩的でフォーマルな響きがあります。客観的かつ分析的な文脈で使われることが多く、個人的な感情や日常会話で使われることは稀です。ビジネス、学術、批評などの場面で、ある程度熟考を伴う選別作業について述べる際に適しています。ネイティブは、この表現を聞くと、何かを「精査して、純粋なものや価値あるものだけを残す」というイメージを抱きます。

例文

We need to separate the dross from the valuable data in this report.

ビジネス

この報告書の中から、価値のないデータと重要なデータをより分ける必要があります。

A good editor's job is to separate the dross from the literary gold.

フォーマル

優れた編集者の仕事は、文学的な傑作から凡庸な部分を選り分けることです。

During the hiring process, it's crucial to separate the dross from the truly qualified candidates.

ビジネス

採用プロセスでは、本当に適格な候補者とそうでない人を見分けることが重要です。

The critic's challenge was to separate the dross from the genuinely innovative works in the art exhibition.

フォーマル

批評家の課題は、美術展の中で真に革新的な作品とそうでないものを選り分けることでした。

In scientific research, we must carefully separate the dross of irrelevant findings from significant discoveries.

フォーマル

科学研究においては、無関係な発見というカスから、重要な発見を注意深く選別しなければなりません。

With so much information available online, learning to separate the dross from the truth is a vital skill.

オンラインでこれほど多くの情報がある中で、真実でないものと真実を選り分けるスキルは非常に重要です。

The investors aimed to separate the dross of speculative ventures from solid investment opportunities.

ビジネス

投資家たちは、投機的なベンチャー企業というカスから、堅実な投資機会を選り分けようとしました。

After years of experience, he had developed an instinct to separate the dross from genuinely valuable ideas.

長年の経験を経て、彼は本当に価値のあるアイデアとそうでないものを見分ける直感を培っていました。

The committee's task was to separate the dross of minor complaints from serious ethical violations.

フォーマル

委員会の仕事は、軽微な苦情という枝葉末節から、深刻な倫理違反を見分けることでした。

類似表現との違い

これも「良いものと悪いものを選り分ける」という意味で非常に似ていますが、より日常的で一般的に使われるイディオムです。聖書に由来し、「小麦と籾殻を分ける」という比喩で、多くの人が意味を理解しやすい表現です。「dross」よりも口語的な場面でも使われ得ます。

weed out中立

「不要なものを取り除く、排除する」という意味で、植物の雑草を抜くことから来ています。対象が人やアイデア、物など多岐にわたりますが、「dross」ほど価値のないものという意味合いが強くなく、単に「適さないもの」や「必要ないもの」を取り除くニュアンスです。「separate the dross」の方が、より厳密な評価や分析を通じて「真の価値」を見極める意味合いが強いです。

「(情報や不純物などを)ろ過して取り除く」という意味です。情報過多の時代によく使われ、物理的なフィルターのイメージから、不要なものやノイズを取り除き、必要なものだけを通すというニュアンスです。「separate the dross」よりも具体的で技術的な文脈でも使われますが、精神的・抽象的な「価値」の選別という意味では「separate the dross」がより適切です。

「(大量の情報を)ふるいにかけるように詳しく調べる、選り分ける」という意味です。情報の選別プロセスに焦点を当てますが、「dross」のように「無価値なもの」を指す特定の言葉を含みません。純粋に選別作業を表す点で共通しますが、「dross」の持つ比喩的な重みはありません。

よくある間違い

separate the trash
separate the dross

「trash」は日常的な「ごみ」を指しますが、「dross」は比喩的に「無価値なもの」「不純物」を指し、よりフォーマルで特定の文脈で使われます。文脈に合わない「trash」を使うと、表現が不自然になります。

separate the dross for the good parts
separate the dross from the good parts (or: from the valuable material)

「〜から…を選り分ける」という場合は、前置詞「from」を使うのが自然です。「for」を使うと意味が通じにくくなります。

学習のコツ

  • 💡「dross」という単語は日常会話ではほとんど出てこないので、このフレーズは書き言葉やフォーマルなスピーチ向けと覚えましょう。
  • 💡「dross」が「無価値なもの、くず」という比喩的な意味を持つことを理解すると、フレーズ全体のニュアンスが掴みやすくなります。
  • 💡「選り分ける、精査する」という、やや分析的・批判的な文脈で使うと良いでしょう。

対話例

会議で、プロジェクトのアイデア選定について話している場面。

A:

We have too many ideas on the table. How do we proceed?

たくさんのアイデアがありますが、どう進めましょうか?

B:

Our first step should be to separate the dross from the truly innovative and feasible proposals. Let's evaluate them rigorously.

最初のステップは、本当に革新的で実現可能な提案とそうでないものを選り分けることです。厳密に評価しましょう。

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