sacrosanct value
発音
/ˌsækrəʊˈsæŋkt ˈvæljuː/
sacroSANCT VALue
💡 「サクロサンクト」の最初の'o'は「オウ」ではなく短く「オ」に近い音で発音し、'sanct'と'val'に強いアクセントを置きます。口をしっかり開けて発音することを意識しましょう。
使用情報
構成単語
意味
神聖不可侵で、批判や変更が許されない絶対的な価値や原則。
"A principle, belief, or custom that is considered to be beyond criticism, interference, or alteration, often due to its profound importance, moral imperative, or revered status."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、その価値が非常に重要であり、いかなる場合でも侵されたり変更されたりしてはならないという、強い尊重と保護の意識を表現します。特に、倫理的、文化的、宗教的、法的な文脈で、社会や組織の根幹をなすような絶対的な原則や信念に対して使われます。非常にフォーマルな響きがあり、日常会話で使われることはほとんどありません。ネイティブにとっては、重々しく、深い意味合いを持つ言葉として認識されます。
例文
Human rights are considered sacrosanct values in democratic societies.
人権は民主主義社会において神聖不可侵の価値とみなされています。
The company's commitment to customer privacy is a sacrosanct value.
顧客のプライバシーに対する会社のコミットメントは、神聖不可侵の価値です。
Freedom of speech is a sacrosanct value enshrined in the constitution.
言論の自由は、憲法に明記された神聖不可侵の価値です。
For many, family honor remains a sacrosanct value.
多くの人にとって、家族の honor(名誉)は神聖不可侵の価値として残っています。
Academic integrity is a sacrosanct value in any educational institution.
学術的誠実さは、いかなる教育機関においても神聖不可侵の価値です。
The conservation of ancient cultural heritage is a sacrosanct value for the nation.
古代文化遺産の保護は、国家にとって神聖不可侵の価値です。
These core principles are treated as sacrosanct values within the organization.
これらの核心的な原則は、組織内で神聖不可侵の価値として扱われています。
He viewed honesty as a sacrosanct value in all his dealings.
彼はすべての取引において、正直さを神聖不可侵の価値と見なしていました。
Protecting the environment has become a sacrosanct value for many governments.
環境保護は、多くの政府にとって神聖不可侵の価値となっています。
In this culture, respect for elders is a sacrosanct value that cannot be questioned.
この文化では、年長者への尊敬は疑問を呈することのできない神聖不可侵の価値です。
類似表現との違い
「sacred principle」は「神聖な原則」を意味し、宗教的な神聖さや強い尊敬の念を強調しますが、「sacrosanct value」が持つ「侵されてはならない、変更してはならない」という絶対的な禁止の意味合いはやや弱いです。sacrosanctの方が、より厳格な保護の義務を含みます。
「inviolable right」は「侵すことのできない権利」と訳され、特に法律や人権の文脈で使われます。法的に保護され、破ることができない権利を指す点で「sacrosanct value」と意味が近いですが、こちらは「権利」に特化しています。「sacrosanct value」は権利だけでなく、より広範な原則や信念にも使われます。
「core value」は「中核的価値」を意味し、企業や組織、個人の行動や判断の基礎となる最も重要な価値観を指します。重要性は高いですが、「sacrosanct」が持つような「絶対的に侵してはならない」という強烈なニュアンスは含まれません。変更や議論の余地が比較的あります。
「fundamental value」は「基本的な価値」を意味し、ある事柄の土台となる、非常に重要な基盤的価値を指します。重要性は高いですが、「sacrosanct」が持つような「絶対に侵されてはならない」という強い禁止の意味合いは薄いです。より一般的に重要な価値を指す際に使われます。
よくある間違い
「sacred value」も「神聖な価値」と訳せますが、「sacrosanct」は「侵すことのできない、批判を許さない」という、より強い保護と絶対性の意味合いを含みます。軽々しく使わず、絶対的な重要性を強調したい場合に「sacrosanct」を選びましょう。
「sacrosanct value」は非常にフォーマルで重々しい表現のため、日常のカジュアルな会話で物を指して「don't touch it」と言うのは不自然です。より抽象的な原則や信念に対して、フォーマルな文脈で用いるのが適切です。
学習のコツ
- 💡「sacrosanct」は「神聖な」だけでなく「侵してはならない」「批判を許さない」という強い意味合いを持つ形容詞であることを理解しましょう。
- 💡主に法律、倫理、宗教、文化、ビジネスなどのフォーマルで重々しい文脈で使われることを意識し、日常会話での使用は避けましょう。
- 💡「sacred (神聖な)」とのニュアンスの違い(sacrosanctの方が絶対的な保護の義務が強い)を認識しておくと、より適切に使い分けられます。
- 💡憲法や企業倫理など、決して譲れない絶対的な原則や信念を表現する際に使うと効果的です。
対話例
国際会議での文化遺産保護に関する議論
A:
We must ensure the protection of indigenous cultural sites. They hold immense historical significance.
私たちは先住民の文化遺跡の保護を確実にしなければなりません。それらは計り知れない歴史的意義を持っています。
B:
Absolutely. For many communities, their ancestral lands are not just property; they represent a sacrosanct value that must be preserved at all costs.
全く同感です。多くのコミュニティにとって、先祖代々の土地は単なる財産ではありません。それは何としても守られなければならない、神聖不可侵の価値を表しています。
企業の倫理委員会での議論
A:
Some departments are proposing changes to our privacy policy to streamline data sharing.
一部の部署が、データ共有を効率化するためにプライバシーポリシーの変更を提案しています。
B:
While efficiency is important, customer data privacy is a sacrosanct value for this company. We cannot compromise on it, regardless of the potential benefits.
効率も重要ですが、顧客のデータプライバシーはこの会社にとって神聖不可侵の価値です。潜在的な利益にかかわらず、それについて妥協することはできません。
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