resort to coercion
発音
/rɪˈzɔːrt tuː koʊˈɜːrʃn/
reSORT to coerCION
💡 「resort」は『リゾーート』のように『ゾー』にアクセントを置き、『coercion』は『コウアーシャン』のように『アー』を強く発音します。どちらもフォーマルな響きがあります。
使用情報
構成単語
意味
強制的な手段に訴える、威圧に頼る
"To use force, threats, or intimidation to make someone do something against their will, especially as a last resort or an ethically questionable method."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、相手の自由な意思や選択を無視し、力ずくで物事を遂行しようとする行為を指します。非常にフォーマルで、しばしばネガティブな文脈で使われます。多くの場合、他の穏やかな手段が失敗した後の『最終手段』として、あるいは最初から倫理的に問題のある手段として用いられます。政府、企業、国際関係、法律などの深刻な議論で使われることが多く、個人の日常会話で使うことはほとんどありません。ネイティブは、この表現を聞くと、相手を意図的に支配しようとする、権力を用いた不当な圧力を連想します。
例文
The company was accused of attempting to resort to coercion to suppress employee protests.
その企業は、従業員の抗議を抑圧するために強制的な手段に訴えようとしたとして告発されました。
International law generally prohibits states from resorting to coercion in resolving disputes.
国際法は一般的に、国家が紛争解決において強制に訴えることを禁じています。
The dictator would often resort to coercion to maintain his power.
その独裁者は、自らの権力を維持するためにしばしば強制に訴えました。
Rather than seeking a compromise, they decided to resort to coercion, which escalated the conflict.
妥協点を探す代わりに、彼らは強制に訴えることを決め、それが紛争をエスカレートさせました。
Any attempt to resort to coercion during negotiations will be met with strong opposition.
交渉中に強制に訴えようとするいかなる試みも、強い反発を招くでしょう。
Educators should inspire students, not resort to coercion for compliance.
教育者は生徒を鼓舞すべきであり、服従のために強制に訴えるべきではありません。
The report criticized the regime for its consistent policy to resort to coercion against its own people.
その報告書は、自国民に対する政権の一貫した強制政策を批判しました。
The union vowed not to resort to coercion, seeking a fair agreement through dialogue.
労働組合は、対話を通じて公正な合意を目指し、強制に訴えないことを誓いました。
The use of psychological tactics can be a subtle form of resorting to coercion.
心理的な戦術の使用は、強制に訴えることの巧妙な形態となり得ます。
類似表現との違い
「use force」は「力を使う」という意味で、より直接的で広範な状況で使われます。「resort to coercion」は、より具体的かつフォーマルに「強制という手段に訴える」というニュアンスを含みます。倫理的な問題や不当な圧力の文脈で使われることが多いです。
「employ strong arm tactics」は、文字通り「腕力に訴える戦術を用いる」という意味で、脅迫や暴力的な手段を指すことが多く、やや口語的またはジャーナリスティックな表現です。「resort to coercion」の方が、心理的・経済的な強制も含む、より広範でフォーマルな表現です。
「use intimidation」は「威嚇を用いる」という意味で、相手を怖がらせて従わせる心理的な圧力を強調します。「resort to coercion」は威嚇も含むものの、より広範な強制手段全般を指し、よりフォーマルな文脈で使われます。
「compel someone to do something」は「(人)に〜することを強制する」という意味で、特定の行動を強いることに焦点を当てます。「resort to coercion」は「強制という手段に頼る」という行為全体を指し、その手段が最終的であったり、不当な圧力であったりするニュアンスが強いです。
よくある間違い
「resort to」の「to」は前置詞なので、後ろには名詞(または動名詞)が来ます。「coerce」は動詞(強制する)なので、名詞形の「coercion」(強制)を使うのが正しいです。
「〜に訴える」「〜という手段に頼る」という意味では、常に前置詞「to」を使います。「in」は文法的に正しくありません。
学習のコツ
- 💡「resort to」の後に続くのは名詞(または動名詞)であることを常に意識しましょう。
- 💡このフレーズは、他者の自由を侵害するような、倫理的に問題のある行為を指すため、使う文脈には注意が必要です。
- 💡主に書き言葉や、公式な議論の場で使用される非常にフォーマルな表現であることを理解しましょう。
- 💡「coercion」は「強制、威圧」という強い否定的な意味を持つ単語であることを覚えておきましょう。
対話例
国際会議での国家間の紛争解決策についての議論
A:
Some argue that economic sanctions are not enough to bring about change.
経済制裁だけでは変化をもたらすには不十分だと主張する声もあります。
B:
However, we must avoid any temptation to resort to coercion, as it undermines diplomatic efforts.
しかし、外交努力を損なうため、強制的な手段に訴える誘惑には決して乗るべきではありません。
企業倫理委員会の会議で、競合他社に対する営業戦略の議論
A:
Our competitors are aggressively trying to poach our clients. We need a strong response.
競合他社が積極的に顧客を奪おうとしています。強力な対応が必要です。
B:
Indeed, but we must ensure our tactics are ethical. We cannot resort to coercion or unfair practices.
確かにそうですが、我々の戦術が倫理的であることを保証しなければなりません。強制や不公正な行為に訴えることはできません。
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