realize the enormity
発音
/ˈriːəlaɪz ðɪ ɪˈnɔːrməti/
REAlize the eNORMity
💡 「realize」の最初の音節「re」を強く発音し、「enormity」は「イノーミティ」のように聞こえます。「nor」の部分を強調し、少し長めに発音すると自然です。全体として、ゆっくりと、はっきりと発音することを意識しましょう。
使用情報
構成単語
意味
(問題、状況、責任などの)途方もない規模、重大さ、あるいは深刻さをようやく認識する、痛感する。
"To fully understand, appreciate, or comprehend the immense scale, profound significance, severe implications, or daunting challenge of a particular situation, problem, or responsibility."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、ある状況や問題の「途方もなさ」「とてつもない重大さ」「想像以上の深刻さ」を深く、そしてしばしば感情的に理解する際に用いられます。単に「知る」よりも、「その重みや影響の大きさを心から実感する」というニュアンスが強く、驚き、畏敬の念、重圧感、あるいは絶望感といった感情を伴うことが多いです。フォーマル度はニュートラルからややフォーマルで、日常会話で使うと少し重々しい印象を与えることもありますが、真剣な話題や重要な決断の文脈で適切に使われます。ネイティブは、話者が状況の深刻さを深く洞察し、その影響を真剣に受け止めていることを示す表現だと感じます。
例文
She didn't realize the enormity of the task until she started working on it alone.
一人でその仕事に取り組み始めるまで、彼女はその課題の途方もない大きさに気づきませんでした。
Only after the accident did I realize the enormity of the risks we were taking.
事故の後になって初めて、私たちが冒していたリスクの重大さを痛感しました。
When I looked at the detailed budget, I realized the enormity of our financial deficit.
詳細な予算を見た時、私は私たちの財政赤字の途方もない大きさを認識しました。
The young leader realized the enormity of his responsibility to his people.
その若いリーダーは、国民に対する自らの責任の重大さを痛感しました。
They slowly began to realize the enormity of the historical injustice.
彼らは徐々に、その歴史的不正義の途方もない深刻さに気づき始めました。
The project manager suddenly realized the enormity of the challenge with the tight deadline.
プロジェクトマネージャーは、厳しい納期の中での課題の途方もない大きさに突然気づきました。
Our team must realize the enormity of our commitment to client satisfaction.
私たちのチームは、顧客満足に対する私たちのコミットメントの重大さを認識しなければなりません。
The committee members struggled to realize the enormity of the implications of their decision.
委員会のメンバーは、自分たちの決定がもたらす影響の重大さを認識するのに苦慮しました。
It is crucial for policymakers to realize the enormity of global warming's long-term effects.
政策立案者にとって、地球温暖化の長期的な影響の途方もない深刻さを認識することは極めて重要です。
Few citizens realize the enormity of the national debt and its future consequences.
国の負債とその将来的な影響の途方もない大きさを認識している国民はほとんどいません。
類似表現との違い
「gravity」も「重大さ」「深刻さ」を意味しますが、「enormity」が規模の大きさや途方もなさを強調するのに対し、「gravity」は事態の重さや結果の重大性に焦点を当てます。「grasp」は「理解する」「把握する」という意味で、「realize」と同様に深い理解を指します。
「scale」は「規模」「大きさ」を意味し、物理的な大きさや範囲の広さを指すことが多いです。「enormity」が持つ「深刻さ」や「道徳的な重大さ」といったニュアンスは薄く、より客観的な理解を表します。
「magnitude」も「規模」「大きさ」「重要性」を意味します。「enormity」と比較的近い意味で使われますが、「magnitude」はポジティブな文脈(例: 「星の壮大さ」)でも使われるのに対し、「enormity」は通常、困難、問題、悪行といったネガティブな文脈で用いられる点で異なります。
「extent」は「範囲」「程度」を意味し、ある状況がどれほど広がっているか、あるいはどれほどの深さを持っているかを認識する際に使われます。「enormity」が伴う感情的な重みや「途方もなさ」よりは、もう少し客観的な「理解」や「評価」のニュアンスが強いです。
よくある間違い
「enormity」は通常、問題、困難、悪行など、ネガティブな文脈や深刻な事柄の「途方もなさ」「重大さ」に対して使われます。単に「巨大さ」を表す際に、ポジティブなもの(美味しいケーキなど)に使うのは不自然です。
「know」は事実を知っていることを指しますが、「realize」は単なる知識ではなく、その意味合いや影響を深く理解し、実感することを指します。「enormity」という重い意味を持つ単語と組み合わせる場合、「realize」の方がその深い認識を表すのに適切です。
学習のコツ
- 💡「enormity」は単に「巨大さ」だけでなく、「重大さ」「深刻さ」「悪質さ」といった意味合いを含むことを理解しておきましょう。
- 💡主に、困難な状況、責任、問題、悪行といったネガティブまたは重い文脈で使われることを覚えておきましょう。
- 💡「realize the enormity of...」の形で、何かの途方もない重みを痛感する場面で効果的に使えます。
- 💡ややフォーマルな響きがあるため、ビジネス文書やスピーチなど、真剣な状況での使用が適しています。
対話例
大きなプロジェクトの課題について話し合う同僚たち
A:
The client just added three new features to the scope. We're already behind schedule.
クライアントがスコープに3つも新機能を追加してきました。もうスケジュールが遅れています。
B:
Wow. I don't think we fully realized the enormity of this project when we first took it on.
うわあ。最初にこのプロジェクトを引き受けたとき、私たちはその途方もない規模を完全に認識していなかったと思います。
卒業後の進路について真剣に考えている学生と友人
A:
I'm feeling a lot of pressure about choosing my career path. It feels like such a huge decision.
キャリアパスを選ぶのにすごくプレッシャーを感じてるんだ。本当に大きな決断だと感じるよ。
B:
I get that. Sometimes you don't realize the enormity of such life choices until you're actually faced with them.
わかるよ。そういう人生の選択の途方もない重みって、実際に直面するまで気づかないことがあるよね。
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