ratify a treaty
発音
/ˈrætɪfaɪ ə ˈtriːti/
RAtify a TREAty
💡 「ラティファイ」のラに、そして「トリーティ」のトリーにそれぞれ強勢を置きます。R音は舌を巻かずに、T音は強く発音します。
使用情報
構成単語
意味
条約や協定を正式に批准(承認)し、法的に有効なものとすること。
"To formally approve a treaty, agreement, or international convention, making it officially valid and binding under international or domestic law."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、国家間または組織間で合意された条約や協定に対し、その当事者が最終的な公式の承認を与える際に使用されます。単に署名するだけでなく、国内法に基づく手続き(議会の承認など)を経て、その条約が法的な拘束力を持つことを意味します。非常にフォーマルな文脈、特に政治、国際法、外交の分野で用いられ、日常会話で使われることはほとんどありません。重大で厳粛な決定を伴う行為を表し、責任と法的義務の発生を強く示唆します。ネイティブスピーカーにとっては、政府機関や国際機関の公式な声明、ニュースなどで耳にする、堅い表現という印象です。
例文
The parliament voted to ratify the new trade treaty.
議会は新たな貿易条約を批准するための採決を行いました。
It took several years for all member states to ratify the climate agreement.
全ての加盟国が気候協定を批准するまでに数年を要しました。
The president has the authority to ratify international treaties.
大統領には国際条約を批准する権限があります。
Failure to ratify the convention could lead to diplomatic complications.
条約を批准できない場合、外交的な複雑な問題が生じる可能性があります。
After intense debate, the Senate decided to ratify the peace treaty.
激しい議論の末、上院は平和条約を批准することを決定しました。
Most countries have already begun the process to ratify the human rights treaty.
ほとんどの国が、すでに人権条約を批准する手続きを開始しています。
The agreement will only come into force once all parties ratify the treaty.
この協定は、全ての当事者が条約を批准して初めて発効します。
Experts urged the government to ratify the treaty on cybersecurity.
専門家は政府に対し、サイバーセキュリティに関する条約を批准するよう促しました。
The legal department reviewed the document before advising the board to ratify the agreement.
法務部は、役員会に合意の批准を助言する前に文書を精査しました。
Our organization will ratify the new internal policy at the next board meeting.
私たちの組織は、次回の役員会で新たな内部方針を承認します。
類似表現との違い
「approve an agreement」は、より広い意味で「合意を承認する」ことを指し、必ずしも法的な批准手続きを伴うとは限りません。組織内の決定や提案の承認など、フォーマル度は「ratify a treaty」より低い場合があります。
「sign a treaty」は「条約に署名する」ことを意味し、批准のプロセスの一段階に過ぎません。署名だけでは通常、法的な拘束力は発生せず、その後国内手続きを経て「ratify」される必要があります。
「validate a contract」は「契約を有効にする」という意味で、主に私法上の契約に対して用いられます。「ratify a treaty」が国際法や公法上の条約・協定に特化しているのに対し、こちらは適用範囲が異なります。
「enact a law」は「法律を制定する」という意味で、国内の立法機関が法律を作り、施行する行為を指します。国家が国際的な合意を「ratify」する行為とはプロセスも対象も異なりますが、いずれも公式に何かを有効にする点では似ています。
よくある間違い
動詞 'ratify' は直接目的語を取る他動詞であり、'to' などの前置詞は必要ありません。
「approve a treaty」も間違いではありませんが、「ratify a treaty」は特に国家や国際機関が条約に法的な拘束力を持たせるための最終的な公式承認プロセスを指すため、より専門的で厳密な意味合いがあります。文脈に応じて使い分けが必要です。
学習のコツ
- 💡「ratify」は非常にフォーマルな言葉であり、主に政治、外交、法律のニュースや文書で使われることを覚えておきましょう。
- 💡名詞形は「ratification (批准)」です。一緒に覚えると理解が深まります。
- 💡国際関係のニュースを読む際に、この単語が使われているか注目してみると良い学習になります。
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