propensity to
発音
/prəˈpɛnsɪti tuː/
prə-PEN-si-tee too
💡 「propensity」は3音節目の『PEN』を最も強く発音します。『to』は弱く『トゥー』と発音し、全体的にやや硬い響きです。
使用情報
構成単語
意味
〜する傾向がある、〜しがちであること、〜への性向
"A natural tendency or inclination to behave in a particular way or to do a particular thing."
💡 ニュアンス・使い方
「propensity to」は、人や物が特定の行動や状態を示す「自然な傾向」や「性質」を表す際に使われる、フォーマルで客観的な表現です。主に学術論文、ビジネスレポート、ニュース記事などの書面や、専門的な議論の場で用いられます。個人の内面的な「好み」よりも、観察される「行動パターン」や「内在する性質」に焦点を当てます。この表現を使うと、その傾向が一時的なものではなく、ある程度持続的で根深いものであるというニュアンスが伝わります。カジュアルな日常会話で使われることは非常に稀で、やや堅苦しい印象を与えます。
例文
Humans have a natural propensity to seek comfort and avoid pain.
人間は快適さを求め、痛みを避けるという自然な傾向があります。
The company showed a strong propensity to invest in sustainable technologies.
その企業は持続可能な技術への投資に強い傾向を示しました。
Children with a propensity to creativity often excel in art classes.
創造性への傾向がある子供たちは、美術の授業でしばしば優れた成績を収めます。
He has a propensity to procrastinate when faced with difficult tasks.
彼は難しい仕事に直面すると、先延ばしにする傾向があります。
Certain materials have a propensity to corrode when exposed to moisture.
特定の材料は、湿気にさらされると腐食する傾向があります。
Economists noted the population's propensity to save rather than spend.
経済学者たちは、その住民が消費よりも貯蓄をする傾向があることに注目しました。
His natural propensity to help others made him a respected leader.
彼が生まれつき他人を助ける傾向があったことで、彼は尊敬されるリーダーとなりました。
There is a statistical propensity to gain weight during the holiday season.
ホリデーシーズン中に体重が増加する統計的な傾向があります。
The software has a propensity to crash if too many applications are running simultaneously.
このソフトウェアは、同時に多数のアプリケーションを実行するとクラッシュする傾向があります。
Understanding a patient's genetic propensity to certain diseases is crucial for preventative medicine.
特定の疾患に対する患者の遺伝的傾向を理解することは、予防医療にとって極めて重要です。
類似表現との違い
「propensity to」と同様に「〜する傾向」を表しますが、「tendency to」の方がより一般的で、フォーマル度もやや低く、日常会話から学術的な文脈まで幅広く使われます。より中立的な表現です。
「〜したいという気持ち」「〜への好み」といった、内面的な意欲や個人的な傾向に焦点を当てます。「propensity to」が客観的な性質を指すのに対し、「inclination to」は主観的な選択や好意を表すことが多いです。
「気質」「性格」に基づく傾向を表します。個人の生まれ持った性向や感情的な傾向に言及する際に用いられます。こちらも「propensity to」よりはフォーマル度がやや下がります。
特定の病気にかかりやすいなど、遺伝的または環境的な「素因」や「罹患しやすい傾向」を指す場合に特に使われます。医療や生物学の文脈でよく見られます。
よくある間違い
動詞が続く場合は『to + 動詞の原形』が正しい形です。『propensity for + 名詞/動名詞』という形も存在しますが、それは『〜に対する傾向』という意味で、構造が異なります。例えば、『propensity for violence (暴力への傾向)』のように使います。
「〜の傾向」という意味で『of』を使う間違いが見られますが、動詞の傾向を表す場合は『to』、名詞の傾向を表す場合は『for』が適切です。『propensity of』は一般的な英語表現ではありません。
学習のコツ
- 💡「propensity to」は非常にフォーマルな表現であることを意識し、論文やビジネスレポートなど、書面での使用を優先しましょう。
- 💡『to』の後には必ず動詞の原形が続きます。例えば、『propensity to invest (投資する傾向)』のように使います。
- 💡個人だけでなく、集団、組織、物事の一般的な性質や傾向を客観的に述べる際に特に役立ちます。
対話例
ビジネス会議での市場分析結果の報告
A:
Based on our latest data, we've observed a clear propensity for consumers to prefer eco-friendly products.
最新のデータに基づくと、消費者が環境に優しい製品を好む明確な傾向が見られます。
B:
That's an interesting finding. Does this propensity vary significantly across different demographics?
それは興味深い発見ですね。この傾向は、異なる人口統計グループ間で大きく異なりますか?
学術プレゼンテーション後の質疑応答
A:
Your research indicates a propensity for this specific enzyme to activate under high temperature. Could you elaborate on the mechanism?
先生の研究では、この特定の酵素が高温下で活性化する傾向があることが示されています。そのメカニズムについて詳しくご説明いただけますか?
B:
Certainly. We hypothesize that the protein structure undergoes a conformational change, which in turn increases its propensity to bind with the substrate.
もちろんです。私たちは、タンパク質構造が立体構造変化を起こし、それによって基質と結合する傾向が高まると仮説を立てています。
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