play the victim

慣用句英検準2級B1TOEIC ★★★TOEIC 600点目標

発音

/pleɪ ðə ˈvɪktɪm/

play the VICTIM

💡 「play the」は滑らかに繋げて発音し、「victim」の最初の音節「vic」を強く発音しましょう。'th'は無声の摩擦音/ð/です。

使用情報

フォーマリティ:中立
頻度:よく使われる
使用場面:
日常会話人間関係職場自己啓発メディア・政治議論・討論心理学

構成単語

意味

自分が被害者であるかのように振る舞うこと。同情を引いたり、責任逃れをするために、実際よりも不幸な状況にあるかのように見せかける行為。

"To pretend to be suffering or to be unfairly treated in order to gain sympathy, avoid responsibility, or manipulate others, even when one is not genuinely in such a disadvantaged situation."

💡 ニュアンス・使い方

このフレーズは、誰かの行動を批判的、あるいは否定的に評価する際に使われます。多くの場合、その人が意図的に同情を集めたり、自分の過ちや責任から逃れようとしている、という話し手の不満や不信感を表現します。フォーマル度はニュートラルですが、非難のニュアンスが強いため、ビジネスシーンで使う場合は慎重に相手を選び、カジュアルな会話では直接的な批判として受け取られる可能性があります。ネイティブは、相手が自己憐憫に浸り、責任を転嫁していると感じたときにこの表現を用います。

例文

Whenever something goes wrong, he always plays the victim instead of taking responsibility.

カジュアル

何か問題が起きると、彼はいつも責任を取らずに被害者を装います。

Stop playing the victim; you know you're just as much to blame for the situation.

カジュアル

被害者を演じるのはやめてください。あなたもこの状況に対して同じくらい責任があるのは分かっているはずです。

She constantly plays the victim to get attention from her friends.

カジュアル

彼女は常に被害者を装って友達の気を引こうとします。

Don't play the victim, just admit you made a mistake and move on.

カジュアル

被害者ぶるのはやめて、間違いを認めて前に進んでください。

He's always playing the victim to avoid doing his share of the chores.

カジュアル

彼はいつも被害者を演じて、自分の分の家事を避けています。

Why does she always play the victim when confronted with her actions?

カジュアル

なぜ彼女は自分の行動を指摘されるといつも被害者を装うのですか?

It's annoying when he plays the victim and expects everyone to feel sorry for him.

カジュアル

彼が被害者ぶって、みんなに同情してもらおうとするのはうんざりします。

Instead of playing the victim, we need to take responsibility for the project's failure and find solutions.

ビジネス

被害者を演じるのではなく、プロジェクトの失敗に対して責任を取り、解決策を見つける必要があります。

The team leader was criticized for playing the victim rather than proactively addressing the challenges.

ビジネス

チームリーダーは、積極的に課題に対処するのではなく、被害者を装ったことで批判されました。

The defendant's attorney attempted to portray him as a victim during the cross-examination.

フォーマル

被告側の弁護士は、反対尋問中に彼を被害者として描こうとしました。

Analysts noted that the company's public statement seemed to play the victim rather than directly address the ethical concerns.

フォーマル

アナリストたちは、その企業の公式声明が倫理的な懸念に直接対処するよりも、被害者を装っているように見えたと指摘しました。

類似表現との違い

「feel sorry for oneself」は、自分自身を哀れむ気持ちに浸ることを指し、他者の同情を引く意図が必ずしも含まれません。一方「play the victim」は、他者からの同情や免責を得るために意図的に被害者を装う行動を指します。

whineカジュアル

「whine」は、不平や泣き言を言う、特に甲高い声で不満を訴えることを意味します。単に不満を口にする行為を指し、「play the victim」のように被害者を装って責任を回避する戦略的な行動とは異なります。

「make excuses」は、自分の行動や過ちに対して言い訳をすることを意味します。「play the victim」も責任逃れを含みますが、それに加えて「同情を引くために被害者を装う」という要素が加わる点で異なります。

「shift blame」は、自分の責任を他人に転嫁することを指します。「play the victim」も責任回避の手段として使われますが、被害者を装うことで間接的に責任を転嫁するのに対し、「shift blame」はより直接的に責任を他者に押し付けるニュアンスが強いです。

よくある間違い

play a victim
play the victim

このフレーズでは「特定の役割」を演じるという意味合いから定冠詞の 'the' が常に使われます。不定冠詞 'a' は使用しません。

be the victim
play the victim

「be the victim」は文字通り「被害者である」という事実を表すのに対し、「play the victim」は「被害者を装う、演じる」という行動を表します。意味合いが大きく異なるため注意が必要です。

学習のコツ

  • 💡このフレーズは、誰かの行動を批判的に指摘する際に使われることが多いので、使用する場面や相手には注意しましょう。
  • 💡「被害者を演じる」という比喩的な意味をしっかり理解し、文字通りの「被害者になる」という意味と混同しないようにしましょう。
  • 💡責任回避や同情を引くというネガティブなニュアンスを伴うため、ポジティブな文脈では通常使いません。

対話例

友人との共通の知人の行動についての会話

A:

Did you hear about what happened with Mark and the project?

マークとプロジェクトの件、聞いた?

B:

Yeah, he was complaining to me earlier, saying it wasn't his fault.

うん、さっき彼から愚痴を聞いたよ、自分のせいじゃないって言ってたけど。

A:

He always plays the victim when things go wrong. It's really frustrating.

彼っていつも、うまくいかないことがあると被害者ぶるんだよね。本当にイライラするよ。

職場のミーティングでのチームメンバーの行動に対する懸念

A:

I'm concerned about Sarah's approach to the recent client feedback.

最近の顧客からのフィードバックに対するサラの対応が気になります。

B:

What do you mean?

どういうことですか?

A:

She seems to be playing the victim, implying that she was unfairly singled out, instead of focusing on what we can improve.

改善点に集中するよりも、不当に自分だけがターゲットにされたかのように、被害者を装っているように見えるんです。

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