permeate the air
発音
/ˈpɜːrmieɪt ðə eər/
PER-mi-ate the AIR
💡 「パーミエイト」の最初の音節（per-）と3つ目の音節（-ate）に強勢を置き、最後の「air」もはっきりと発音します。「the」は弱く「ダ」や「ディ」のように軽く発音するのが自然です。
使用情報
構成単語
意味
匂い、煙、音、雰囲気、感情、思想などが空間全体に広がり、隅々まで深く浸透し、充満する。
"To spread throughout a place or a situation, especially a physical space, affecting every part of it so that it becomes completely filled with a particular smell, sound, feeling, or idea."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、物理的な香りや煙、音だけでなく、ある場所や集団に漂う雰囲気、特定の感情、あるいは思想や影響といった抽象的なものが、空間全体に深く行き渡り、充満している状態を表現する際に用いられます。単に「広がる」というよりも、根深く、そして完全に浸透しているというニュアンスが強く、その存在が明確に感じられる状態を示唆します。やや文学的またはフォーマルな響きがあり、日常会話で使うと少し堅苦しい印象を与えることがあります。書き言葉や、情景や感情を豊かに描写する際に効果的です。
例文
The sweet scent of jasmine began to permeate the air as evening fell.
夕暮れとともに、ジャスミンの甘い香りが空気に満ちていった。
A sense of unease seemed to permeate the air before the big announcement.
重大発表の前に、不穏な雰囲気が空気に漂っているようだった。
The sound of distant thunder started to permeate the air, signaling an approaching storm.
遠くの雷鳴が空気に響き渡り始め、嵐の接近を知らせていた。
After the concert, the lingering melody continued to permeate the air, captivating everyone.
コンサートが終わった後も、余韻のあるメロディが空気に満ち続け、皆を魅了していた。
The aroma of freshly baked bread permeated the air throughout the small cafe.
焼きたてのパンの香りが、小さなカフェ中に充満していた。
In the negotiation room, an atmosphere of tension permeated the air, making everyone cautious.
交渉室では、緊張感が空気に満ちており、誰もが慎重になっていた。
The director's innovative vision began to permeate the air, influencing every department's strategy.
取締役の革新的なビジョンは空気に浸透し始め、すべての部署の戦略に影響を与えていた。
The subtle fragrance from the ancient incense was said to permeate the air of the temple for centuries.
その古いお香のほのかな香りは、何世紀にもわたって寺院の空気に漂っていたと言われている。
As the news of the discovery spread, a palpable excitement began to permeate the air across the scientific community.
その発見のニュースが広がるにつれて、科学界全体に目に見えるほどの興奮が満ち始めた。
The political rhetoric designed to divide rather than unite seemed to permeate the air during the election campaign.
団結よりも分断を目的とした政治的レトリックが、選挙運動中に空気に浸透しているようだった。
類似表現との違い
「fill the air」はより一般的でカジュアルな表現で、物理的なもの（音、煙、香り）から抽象的なもの（笑い声、喜び）まで幅広く使えます。「空気を満たす」という直接的な意味合いが強く、`permeate` のような「深く浸透する」というニュアンスは薄いです。
「spread through the air」はより直接的で説明的な表現で、「空気に広がる」という動作自体を強調します。`permeate` が持つ「全体に深く行き渡る」という含みは弱く、単に空間的に拡散していく様子を表すことが多いです。
`pervade the air` は `permeate the air` と非常に似ており、ほぼ同義で使われます。しかし、`pervade` はより文語的で、特に抽象的なもの（雰囲気、影響、思想）が空間全体に行き渡る様子を表現する際に好んで使われる傾向があります。`permeate` は匂いなどの具体的なものにも使える点で、やや汎用性が高いと言えます。
「diffuse through the air」は、主に気体や匂いなどが分子レベルで「拡散する」という、より科学的・物理的な意味合いが強いです。`permeate` のように感情や思想といった抽象的なものには通常使われません。
よくある間違い
`permeate` は他動詞として「〜に浸透する」という意味で目的語を直接取れるため、`into` などの前置詞は不要です。自動詞としても使えますが、`the air` が目的語となる場合は不要です。
`permeate the air` は「〜が空気に充満する」という受動的な意味合いで使われます。能動的に「何かで空気を充満させる」という意味で使いたい場合は `fill the air with` などがより適切です。`He permeated the air with smoke` とすると、「彼が煙で空気を充満させた」となりますが、この場合は `He filled the air with smoke` の方が自然です。
学習のコツ
- 💡「permeate」は「spread」や「fill」よりも、より深く、全体的に行き渡り、影響を与えるニュアンスを強調したい時に使うと効果的です。
- 💡物理的な香りや煙だけでなく、漠然とした雰囲気、感情、思想といった抽象的なものが広がる様子も表現できます。
- 💡ややフォーマルで文学的な響きがあるため、日常会話よりも書き言葉や洗練された表現が求められる場面で活用しましょう。
対話例
アートギャラリーで、展示作品が醸し出す雰囲気を語る
A:
This installation is truly captivating. There's a certain melancholy that seems to permeate the air here.
このインスタレーションは本当に魅力的ですね。どこか憂鬱な雰囲気がこの空間全体に漂っているように感じます。
B:
I agree. It's subtle, but it deeply affects you. The artist successfully created an immersive experience.
同感です。控えめですが、深く心に響きますね。アーティストは没入感のある体験を成功させています。
歴史的な場所を訪れて、過去の出来事を思い描く
A:
Walking through these ancient ruins, you can almost feel the echoes of history permeate the air.
これらの古代遺跡を歩いていると、歴史の反響が空気に満ちているのをほとんど感じられますね。
B:
Indeed. It's as if the past isn't just a memory, but a tangible presence all around us.
本当にそうですね。過去は単なる記憶ではなく、私たちを取り巻く具体的な存在のようです。
Memorizeアプリで効率的に学習
permeate the air を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。