more complacent
発音
/mɔːr kəmˈpleɪsnt/
more comPLACEnt
💡 「モア」は「モーア」のように少し伸ばし気味に発音します。「コンプレイセント」は「プレイ」の部分を強く発音し、「セント」はあまり強くならないように意識すると自然です。
使用情報
構成単語
意味
以前よりも自己満足している、現状に甘んじている、油断している。
"Feeling more satisfied with one's current situation or achievements than before, often leading to a lack of effort, caution, or awareness of potential dangers or problems."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、以前よりも自己満足が強まり、その結果として努力を怠ったり、注意を払わなくなったり、潜在的な問題や危険性を見過ごしたりする、というネガティブなニュアンスを含みます。単に「満足している」というポジティブな意味合いではなく、その満足が悪い結果につながる可能性を示唆する際に使われます。 **どんな場面で使うか:** 警告、批判、懸念を表明する際に用いられます。ビジネスにおける競争、個人の成長、社会的な問題など、より良い状態を目指すべき状況で、現状に安住していることを指摘する際に有効です。 **どんな気持ちを表すか:** 懸念、批判、失望、警告、戒めなどの気持ちを表します。 **フォーマル度:** 比較的中立ですが、文脈によってはフォーマルな議論やビジネスの分析でも使われますし、カジュアルな会話で個人の態度を批判する際にも使われます。 **ネイティブがどう感じるか:** 相手や状況に対し「注意が足りない」「努力を怠っている」「このままでは良くない」といった、少し否定的な意味合いや懸念が込められていると感じます。単なる満足ではなく、進歩や改善への意欲の欠如を指摘する際に使われることが多いです。
例文
He seems more complacent about his studies these days.
彼は最近、勉強について以前より自己満足しているようだ。
Don't get more complacent after winning one game; there are still many challenges ahead.
1試合勝ったからといって、より自己満足するな。まだ多くの課題が残っている。
She became more complacent after getting promoted, which affected her performance.
昇進してから彼女は以前より現状に甘んじるようになり、それが彼女の仕事ぶりに影響した。
If we become more complacent as a team, we might miss out on new opportunities.
もしチームとしてより現状に満足しきってしまうと、新しい機会を逃すかもしれません。
People tend to get more complacent with their health as they age.
人は年齢を重ねるにつれて、健康に対して以前より油断しがちです。
The company became more complacent after achieving market dominance and failed to innovate.
その会社は市場での優位性を確立した後、より自己満足に陥り、革新を怠った。
A leader who is more complacent can hinder the team's growth and overall progress.
より自己満足的なリーダーは、チームの成長と全体の進歩を妨げることがあります。
We must not become more complacent about our competitive edge in the global market.
私たちはグローバル市場における競争優位性について、決してより自己満足してはなりません。
A nation that grows more complacent in its security can face unforeseen threats.
安全保障においてより自己満足的になる国家は、予期せぬ脅威に直面する可能性があります。
Historians warned against societies becoming more complacent regarding civil liberties.
歴史家たちは、市民の自由に関して社会がより自己満足的になることに警鐘を鳴らしました。
類似表現との違い
単に「より満足している」という肯定的な、あるいは中立的な意味合いが強く、現状維持で良いというポジティブなニュアンスがある場合が多いです。『more complacent』が持つ「努力不足や油断」といったネガティブな含みはありません。
「より満足している」「より充足している」という穏やかな満足感や心の平穏を表します。『more satisfied』と同様に、自己満足が過ぎて怠けたり、危険を顧みなかったりするようなネガティブなニュアンスは薄いです。
『more complacent』と非常に近い意味で、「より自己満足した」という状態を指します。しかし、『self-satisfied』は、特に自分の能力や業績に対して過度に自信を持ち、他人への配慮が不足しているような、より個人的で自己中心的なニュアンスが強い場合があります。
「より過信している」「より自信過剰な」という意味で、自身の能力や成功を客観的な根拠以上に高く評価している状態を指します。『more complacent』はそこから「努力を怠る」という行動につながる点が強調されるのに対し、『more overconfident』は「根拠のない自信」に焦点が当たります。
「よりだらしない」「より緩慢な」「より不注意な」といった意味で、規律や注意が緩んでいる状態を表します。『more complacent』が原因（自己満足）を示唆するのに対し、『more lax』は結果（規律の緩みや不注意）に焦点を当てます。自己満足が結果的に『lax』な状態を招くことはありますが、直接的な意味は異なります。
よくある間違い
『complacent』は「現状に満足して努力を怠る、油断する」というネガティブなニュアンスを持つため、単に勝利に満足していることをポジティブまたは中立的に伝えたい場合は『satisfied』や『content』を使うのが適切です。『more complacent』を使うと、「勝利に満足しすぎて、次への準備を怠っている」というような批判的な意味合いになってしまいます。
学習のコツ
- 💡『complacent』はネガティブな意味合いを持つことを、特に「油断」や「怠慢」とセットで覚えると理解が深まります。
- 💡「〜すぎる」という意味の『too complacent』と一緒に覚えるのも効果的です。例: He's too complacent to try new things.（彼は自己満足しすぎて新しいことに挑戦しようとしない）。
- 💡ビジネスや社会問題など、ある状況に対する懸念や批判を表現したい時に積極的に使ってみましょう。
対話例
会社のチームの現状評価について話し合う場面
A:
I'm worried our team is becoming a bit more complacent after last quarter's success.
去年の四半期の成功の後、私たちのチームが以前より少し自己満足的になっているんじゃないかと心配です。
B:
I agree. We need to stay hungry and push for new innovations, not get more complacent.
同感です。より自己満足するのではなく、私たちは常にハングリー精神を持ち、新しい革新を追求する必要があります。
子供の勉強態度について親が心配している場面
A:
My son has become more complacent about his homework since he got good grades last semester.
息子は先学期良い成績を取って以来、宿題について以前より自己満足的になっています。
B:
Maybe he needs a new challenge to keep him motivated and prevent him from getting more complacent.
彼をやる気にさせ、自己満足的にならないようにするには、新しい課題が必要かもしれませんね。
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