maudlin speech
発音
/ˈmɔːdlɪn spiːtʃ/
MAUDlin SPEECH
💡 「maudlin」は「モードリン」ではなく、「モー(唇を丸めて少し長めに)ドリン」のように発音します。「speech」は「ピーチ」のように聞こえますが、口を横に引きながら「スピーチ」と発音すると自然です。
使用情報
構成単語
意味
涙もろく、感情的になりすぎた、または自己憐憫に満ちたスピーチや発言。特に、酔った状態で感傷的になっている様子を指すことが多いです。
"A speech or discourse that is excessively sentimental, often to the point of being tearfully emotional or self-pitying, typically associated with drunkenness or a similar state of heightened emotion."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、話し手が過度に感情的になり、自己憐憫に浸っている状態のスピーチを指します。多くの場合、アルコールが入っている状況や、感情が高ぶって理性を失っているようなネクティブな文脈で使われます。聞き手は、その感傷的な内容にうんざりしたり、辟易したりするような、やや冷めた感情を抱くことが多いです。フォーマルな場やビジネスの場では不適切とされ、プライベートな会話で、他人の行動を批判的に評する際に使われることが多いです。ネイティブスピーカーにとっては、「また始まったか…」「ちょっとうんざりするな」といった、ため息交じりの感情が伴う表現です。
例文
After a few drinks, he started giving a maudlin speech about his lost love.
数杯飲んだ後、彼は失恋についての感傷的なスピーチを始めた。
Her maudlin speech at the party made everyone feel a bit uncomfortable.
パーティーでの彼女の感傷的なスピーチは、皆を少し気まずくさせた。
I had to endure another maudlin speech from my uncle at the family gathering.
親戚の集まりで、また叔父の感傷的なスピーチに耐えなければならなかった。
The movie ended with a rather maudlin speech that felt out of place.
その映画は、場違いに感傷的なスピーチで終わった。
His farewell address veered into a maudlin speech about his personal struggles.
彼の送別挨拶は、個人の苦悩に関する感傷的なスピーチへと逸れていった。
The critic described the play's climax as a maudlin speech that failed to move the audience.
批評家は、その劇のクライマックスを、観客を感動させるに至らなかった感傷的なスピーチだと評した。
We hoped for a clear explanation, but instead, we got a maudlin speech about past failures.
私たちは明確な説明を期待していましたが、代わりに過去の失敗に関する感傷的なスピーチを聞かされました。
The CEO's resignation statement was criticized for being a maudlin speech rather than a candid admission of responsibility.
CEOの辞任表明は、率直な責任の受容ではなく、感傷的なスピーチであるとして批判された。
Many found the politician's campaign message to be a maudlin speech designed to elicit pity.
多くの人が、その政治家の選挙メッセージは同情を誘うための感傷的なスピーチだと感じた。
The protagonist's long, maudlin speech in the final act felt like an attempt to manipulate the audience's emotions.
最終幕での主人公の長く感傷的なスピーチは、観客の感情を操作しようとする試みのように感じられた。
類似表現との違い
「sentimental speech」も「感傷的なスピーチ」を意味しますが、「maudlin speech」ほど過度な感情や自己憐憫、また酔った状態に特化したネガティブなニュアンスは強くありません。「sentimental」は感動的で心温まるような、比較的ポジティブな文脈でも使われ得ます。一方「maudlin」は、多くの場合、聞き手がうんざりするような過剰な感傷を指します。
「tearful address」は「涙ながらの挨拶/演説」を意味し、実際に涙を流している様子を表します。しかし、「maudlin speech」のような過剰な自己憐憫や、聞き手が辟易するほどの感傷を必ずしも含むわけではありません。感動的な別れのスピーチなど、ポジティブな文脈でも使われることがあります。
「self pitying monologue」は「自己憐憫に満ちた独白」を意味し、「maudlin speech」と同様にネガティブな自己憐憫の感情を強く含みます。しかし、「monologue」は「独白」であり、特定の人に向けられた「speech」とは異なり、一人で話し続ける状況をより強調します。
よくある間違い
「maudlin」は形容詞なので、名詞「speech」を直接修飾します。「maudlinly」のように副詞形にしてしまうと間違いです。
「maudlin」は「うんざりするほど感傷的」というネガティブなニュアンスが強いため、「感動的 (moving)」というポジティブな意味合いと並列で使うと不自然です。感動を伝えたい場合は「sentimental」などを用いるのが適切です。
学習のコツ
- 💡「maudlin」は「泣き上戸」や「うんざりするほど感傷的」という、ややネガティブなニュアンスを含むことを覚えておきましょう。
- 💡「speech」だけでなく、「maudlin sentiment(感傷)」や「maudlin song(感傷的な歌)」のように、過度に感傷的なものを指すのに使えます。
- 💡「酔っ払って感傷的になる」という特定のシチュエーションを想像すると、この言葉の持つ独特な雰囲気が理解しやすくなります。
- 💡フォーマルな場面やビジネスシーンでは基本的に使用を避けるべき表現です。
対話例
友人が飲み会での出来事について話している場面
A:
How was John's birthday party last night?
昨日のジョンさんの誕生日パーティーどうだった?
B:
It was fine, until he started giving that maudlin speech about his past relationships. Everyone just wanted to leave.
彼が過去の恋愛関係について感傷的なスピーチを始めるまでは良かったんだけどね。みんな帰りたがっていたよ。
映画の感想について話している場面
A:
Did you see the new drama? I heard it was very emotional.
新作のドラマ観た?すごく感動的だって聞いたけど。
B:
It had its moments, but the ending was just a long, maudlin speech from the main character. It felt manipulative, not genuinely moving.
良いところもあったけど、最後は主人公の長々とした感傷的なスピーチだったよ。感動的というより、感情を操作しようとしているように感じたな。
Memorizeアプリで効率的に学習
maudlin speech を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。