make allowance for
発音
/meɪk əˈlaʊəns fɔːr/
make alLOWance for
💡 「make」は短く、続く「allowance」の「low (ラウ)」の部分を最も強く発音します。「for」の「r」は軽く舌を巻くように発音すると自然です。
使用情報
構成単語
意味
(〜を)考慮に入れる、斟酌する、見込む、配慮する
"To consider or take into account a particular fact, circumstance, or person's situation, especially when forming a judgment or making a decision. It often implies being lenient or understanding towards someone's faults or difficulties, or anticipating a potential event."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、誰かの状況、困難、欠点、または特定の事実や可能性を判断や行動の際に考慮に入れることを意味します。特に、相手の不完全な点や不利な条件があっても、それを受け入れたり、寛大な態度をとったりする際に使われます。計画を立てる際に、予期せぬ事態や制約を織り込む「見込む」という意味でも頻繁に用いられます。相手への共感や、物事を公平に見ようとする思慮深い気持ちを表すため、ややフォーマルで丁寧な響きがあります。ビジネスシーンや書き言葉でよく使われますが、日常会話でも自然に使用されます。
例文
You have to make allowance for his inexperience; it's his first time managing a project.
彼の経験不足を考慮してあげないと。プロジェクト管理は初めてなんだから。
I always make allowance for traffic when I plan to meet friends.
友達と会う約束をする時はいつも交通状況を見込んでいます。
She makes allowance for her kids' messy habits; her house is always lively.
彼女は子供たちの散らかった習慣に寛容で、家はいつも賑やかだ。
Try to make allowance for the cultural differences when you're abroad.
海外にいる時は文化的な違いを考慮するよう努めてください。
We need to make allowance for potential delays due to bad weather.
悪天候による潜在的な遅延を見込む必要がある。
He's usually punctual, so we should make allowance for him being late today.
彼は普段時間に正確だから、今日は遅れることを斟酌してあげよう。
Don't forget to make allowance for extra costs when budgeting for your trip.
旅行の予算を立てる際には、追加費用を見積もるのを忘れないでください。
The project manager had to make allowance for unforeseen technical issues.
プロジェクトマネージャーは予期せぬ技術的問題を考慮しなければならなかった。
When evaluating performance, we must make allowance for the team's reduced resources.
業績評価の際、チームのリソースが削減されたことを考慮に入れる必要があります。
We made allowance for a 10% margin of error in our financial projections.
私たちは財務予測において10%の誤差を見込みました。
The court was asked to make allowance for the defendant's emotional state.
裁判所は被告人の精神状態を斟酌するよう求められた。
In scientific experiments, it is crucial to make allowance for environmental variables.
科学実験においては、環境要因を考慮に入れることが極めて重要です。
類似表現との違い
「take into account」は、ある情報や事実を客観的に検討対象に入れるという意味合いが強いです。一方、「make allowance for」は、考慮した結果として、相手の欠点や不利な状況を許容したり、寛大な態度をとったりするというニュアンスがより明確です。例えば、人の年齢を「考慮に入れる」ならどちらも使えますが、「彼の年齢を考慮して、失敗を許す」という場合は「make allowance for」がより適切です。
「take into consideration」は「take into account」とほぼ同義で、何かを注意深く検討し、意思決定の要素として考慮するという意味です。「make allowance for」のような「寛容さ」や「許容」のニュアンスは含まれません。
「allow for」は「〜を見込む」「〜を考慮に入れる」という意味で、「make allowance for」と意味が非常に近いです。特に「予期される事態を見込む」という文脈では置き換え可能なことが多いですが、「make allowance for」の方が、人や状況に対する「斟酌」や「寛容さ」という人間的な配慮のニュアンスが強く出る傾向があります。
「bear in mind」は「心に留めておく」「覚えておく」という意味合いが強く、将来のために重要な情報を忘れないようにするというニュアンスです。一方、「make allowance for」は実際にその考慮に基づいて判断を下したり、行動したりする、あるいは寛容さを示すことに重点があります。
よくある間違い
「考慮」「斟酌」という意味で使う場合、「allowance」は不可算名詞扱いされることが多いため、通常は冠詞の「a」をつけません。複数形(allowances)になることはあります。
「〜のために」「〜に対して」考慮するという意味合いなので、前置詞は「to」ではなく「for」を使用するのが正しいです。
学習のコツ
- 💡「考慮する」「斟酌する」という意味で、ややフォーマルな響きがあります。
- 💡計画を立てる際に「〜を見込む」という用法もよく使われます。
- 💡人の欠点や状況に対して「寛容になる」というニュアンスが含まれることを覚えておきましょう。
- 💡「make」と「for」がセットになっていることを意識しましょう。
対話例
仕事のプロジェクトの進捗状況について話す同僚同士
A:
The new team member is struggling to meet deadlines. What should we do?
新しいチームメンバーが締め切りに間に合わず苦戦しています。どうしましょう?
B:
We need to make allowance for his lack of experience. Let's provide more support and guidance for now.
彼の経験不足を考慮してあげる必要があります。当面はもっとサポートと指導を提供しましょう。
友人との旅行計画について話し合う
A:
The forecast says there might be some rain during our trip. Should we change our plans?
天気予報だと、旅行中に少し雨が降るかもしれないって。予定を変更するべきかな?
B:
It's just a possibility. We should make allowance for it, but let's stick to the original plan and bring umbrellas.
可能性のある話だね。見込みは入れておくべきだけど、元の計画通りにして傘を持っていこう。
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