languid air
発音
/ˈlæŋɡwɪd ɛər/
LÁNG-wid AIR
💡 「languid」は「ランウィド」のように発音し、「ng」の部分をしっかり意識すると良いでしょう。「air」は口を大きく開け、舌を引いて「エアー」と発音します。
使用情報
構成単語
意味
けだるい空気、物憂げな雰囲気。活気やエネルギーに欠け、ゆったりとした、あるいはやや退廃的な気分を感じさせる空間や雰囲気を指します。
"An atmosphere or ambiance that conveys a sense of listlessness, weariness, or a relaxed, unhurried, often sensual and almost lazy quality. It frequently suggests a lack of vigor or energy, sometimes with an element of dreamy idleness."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、暑い夏の午後、静かで物憂げな空間、あるいは退廃的な美しさを持つ場所などを描写する際に用いられます。物理的な空気の質だけでなく、その場所が持つ「雰囲気」や「気分」を表すのが特徴です。例えば、地中海の暑い午後や、古い屋敷の薄暗い部屋、ジャズが流れるバーなどで感じられる、ゆっくりとした時間やけだるい官能性を表現するのに適しています。フォーマル度はやや高く、日常会話で頻繁に使う表現ではありませんが、文学作品や詩的な表現、あるいは洗練された描写をする際にネイティブが用いることがあります。特定の感情(倦怠感、無気力、あるいは心地よいリラックス感)を伴う、視覚的・感覚的なイメージを想起させます。
例文
The languid air of the tropical afternoon made everyone feel sleepy.
熱帯の午後のけだるい空気が、皆を眠気を誘う気分にさせました。
She described the languid air in the old mansion, filled with forgotten memories.
彼女は忘れられた記憶で満たされた古い大邸宅の物憂げな空気を描写しました。
A languid air hung over the patio, where guests sipped cocktails slowly.
テラスにはけだるい空気が漂い、客たちはゆっくりとカクテルをすすっていました。
The artist captured the languid air of the summer countryside in his painting.
その画家は、夏の田園地方のけだるい雰囲気を絵画に見事に捉えました。
There was a languid air in the jazz club, with the slow music and dim lighting.
スローな音楽と薄暗い照明が相まって、そのジャズクラブにはけだるい空気が漂っていました。
Despite the urgency, a languid air seemed to permeate the office during the heatwave.
猛暑の間、緊急性があるにもかかわらず、オフィスにはけだるい空気が充満しているようでした。
She moved with a languid air, as if all haste had been drained from her.
彼女は、あたかもすべての急ぎが彼女から吸い取られたかのように、けだるい様子で動きました。
The languid air on the beach invited a long, undisturbed nap.
ビーチのけだるい空気が、長く邪魔されない昼寝を誘いました。
The novel beautifully depicts the languid air of the Mediterranean coast.
その小説は、地中海沿岸のけだるい空気を美しく描写しています。
A languid air settled over the meeting room after hours of debate, signaling exhaustion.
何時間もの議論の後、疲労を示すように、会議室にはけだるい空気が漂いました。
類似表現との違い
「heavy air」は物理的な重さや精神的な圧迫感を伴う重苦しい空気を指し、通常ネガティブな状況で使われます。「languid air」は心地よいけだるさや静かで物憂げな雰囲気を表すことがあり、必ずしもネガティブとは限りません。
「stuffy air」は換気が悪く、物理的に息苦しい、または精神的に窮屈な空気を指します。物理的な不快感が主であり、「languid air」が表す雰囲気や気分の側面とは異なります。
「relaxed atmosphere」はポジティブで一般的なリラックスした雰囲気を表します。「languid air」はリラックスに加えて、やや無気力感や官能的なけだるさを含むことがあり、より特定の美的感覚を伴います。
「oppressive atmosphere」は精神的なプレッシャーや不快感が強く、抑圧的な雰囲気を指します。「languid air」が持つけだるさとは異なり、より強い負の感情や閉塞感を伴います。
よくある間違い
「languid」は「けだるい」「ものうい」という状態を表す形容詞で、人柄そのものというよりは、その人の振る舞いや様子を表現する際に使われます。「personality」よりも「demeanor」や「manner」がより自然です。また、「air」と組み合わせて使う場合は、場所や空間の雰囲気を指します。
「languid air」はしばしば、活気がなく、物憂げで、時には退廃的なニュアンスを持つため、活気があるべきパーティーの雰囲気には不適切です。単に「リラックスした」と言いたい場合は「relaxed atmosphere」の方が適切です。
学習のコツ
- 💡形容詞「languid」は、人や動きにも使われ「けだるい」「ものうい」という意味を持つことを合わせて覚えると、表現の幅が広がります。
- 💡文学作品、詩、映画の批評などで、特定の雰囲気や情景を繊細に描写する際に効果的な表現として使われることが多いです。
- 💡「air」は物理的な空気だけでなく、「雰囲気」や「オーラ」「気配」といった抽象的な意味でも使われることを意識しましょう。
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