inexorable fate
発音
/ɪnˈɛksərəbəl feɪt/
inEXorable FATE
💡 inexorableは『インエグゾラブル』のように発音し、二つ目の音節「EX」に強勢を置きます。fateは『フェイト』と短く発音し、全体的に硬く、重々しい響きを持つフレーズです。
使用情報
構成単語
意味
(抗いがたい)避けられない運命、宿命
"A destiny or future event that cannot be prevented, altered, or avoided, often implying a sense of sternness, ruthlessness, or absolute inevitability."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、個人の力や意思ではどうすることもできない、抗いがたい大きな流れや出来事を指す際に使われます。多くの場合、悲劇的、厳粛、あるいは決定論的な状況を表現し、諦めや受容、または畏敬の念を伴います。「容赦ない」「冷酷な」といった意味合いを持つ形容詞 'inexorable' が使われているため、単なる「避けられない」よりも強い抵抗不可能性と感情的な重みがあります。文学作品、歴史的な記述、哲学的な議論など、非常にフォーマルで重厚な文脈で用いられることがほとんどで、日常会話で使われることは稀です。話し手が、ある状況を絶対的で変えられないものとして捉えていることを示唆します。
例文
The tragic hero struggled against his inexorable fate, though he knew it was futile.
悲劇の主人公は、無駄だと知りながらも抗いがたい運命に抗った。
Ancient myths often depict gods and mortals bound by an inexorable fate.
古代の神話はしばしば、神々や人間が避けられない運命に縛られている様子を描写する。
Despite all efforts, the company faced the inexorable fate of bankruptcy.
あらゆる努力にもかかわらず、その会社は避けられない破産という運命に直面した。
Some philosophers argue that human actions are merely a manifestation of inexorable fate.
人間の行動は、単に避けられない運命の現れに過ぎないと主張する哲学者もいる。
The downfall of the empire seemed to be an inexorable fate, written in the annals of history.
帝国の没落は、歴史の記録に記された避けられない運命のように思われた。
He accepted his inexorable fate with a quiet dignity, knowing there was no other path.
彼は他に道がないと悟り、抗いがたい運命を静かな尊厳をもって受け入れた。
The scientist pondered whether the universe was governed by an inexorable fate or free will.
その科学者は、宇宙が避けられない運命によって支配されているのか、それとも自由意志によって支配されているのか熟考した。
The inexorable fate of the doomed ship became clear once the storm hit.
嵐に見舞われた時、運命づけられた船の避けられない末路は明らかになった。
It felt as though an inexorable fate was guiding her decisions, despite her attempts to deviate.
彼女が逸脱しようと試みても、避けられない運命が彼女の決断を導いているように感じられた。
They believed their love was an inexorable fate, meant to be from the start.
彼らは自分たちの愛が、最初からそうなるべく定められた抗いがたい運命だと信じていた。
類似表現との違い
「inexorable fate」は「情け容赦なく、冷酷に変えられない運命」という、より強い抵抗不可能性と厳しいニュアンスを含みます。一方「inevitable destiny」は、単に「避けられない運命」という事実を強調するだけで、inexorableほどの感情的な重みや厳しさはありません。どちらもフォーマルな文脈で使われますが、inexorableの方がより劇的で文学的な響きがあります。
「predetermined outcome」は「あらかじめ決定された結果」という意味で、あるプロセスや計画に基づいて事前に定められた結末を指します。運命論的な「fate」とは異なり、より因果関係や計画性、論理的な予測に基づいたニュアンスが強いです。感情的な要素は少なく、客観的な説明で用いられます。
「destined to happen」は「〜する運命にある」という意味で、個人や出来事が特定の結末に向かって進む運命にあることを示唆します。「inexorable fate」に比べると、やや口語的で使いやすく、ポジティブな文脈でも使われます(例: "He was destined to be a great leader.")。「inexorable fate」のような抗いがたい悲劇的なニュアンスは薄いです。
学習のコツ
- 💡「inexorable」は「容赦ない」「冷酷な」「抗いがたい」といった意味合いを持つ形容詞で、単なる「避けられない」よりも強いニュアンスがあることを理解しましょう。
- 💡非常にフォーマルで重厚な表現のため、日常会話ではほとんど使われません。文学作品や歴史、哲学など、専門的な文章で出会うことが多いでしょう。
- 💡運命論的な文脈や、抗いがたい力、悲劇的な結末を語る際に効果的に使えます。
- 💡似た意味の「inevitable」と比較すると、「inexorable」はより強い感情的、倫理的な意味合いを含みます。
Memorizeアプリで効率的に学習
inexorable fate を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。