ill-will
発音
/ˌɪlˈwɪl/
ill-WILL
💡 「イル」は比較的軽く、後ろの「ウィル」を強く発音します。全体的に少し硬めの響きです。
使用情報
構成単語
意味
悪意、敵意、不和、悪感情。
"Feelings of unfriendliness, hatred, or antagonism towards someone, often stemming from past disagreements or conflicts."
💡 ニュアンス・使い方
「ill-will」は、特定の人物や集団に対して抱く、良くない感情や敵対的な意図を指します。単なる嫌悪感や不快感を超えて、より深く根付いた悪感情や、相手に害を与えたいという潜在的な意図を含み得ます。しかし、直接的な行動を伴わない内面的な感情を表すことが多く、実際に悪意を持って行動に移した場合は「malice」のようなより強い言葉が使われることもあります。比較的にフォーマルな文脈や、客観的に状況を説明する際に用いられ、感情的な対立をやや控えめに表現するニュアンスがあります。特に「no ill-will」という形で、悪意がないことを表明する際によく使われます。
例文
He harbors no ill-will towards his former business partner despite their disagreement.
彼は意見の相違があったにもかかわらず、元ビジネスパートナーに対して悪意を抱いていません。
The dispute was settled without any lasting ill-will between the two families.
その紛争は、両家の間に永続的な悪意を残すことなく解決されました。
There's been a lot of ill-will among the team members since the project failed.
プロジェクトが失敗して以来、チームメンバーの間には多くの悪感情が渦巻いています。
She bore no ill-will against those who criticized her work.
彼女は自分の作品を批判した人々に対して悪意を抱きませんでした。
The politician tried to address the ill-will his comments had caused.
その政治家は、自身のコメントが引き起こした悪意を解消しようとしました。
Despite the fierce competition, there was no personal ill-will between the rivals.
激しい競争にもかかわらず、ライバルたちの間に個人的な敵意はありませんでした。
The author made it clear that her critical remarks were made with no ill-will.
著者は、批判的な意見は悪意なく述べられたものであることを明確にしました。
It's important to resolve conflicts before ill-will takes root.
悪意が根付く前に、衝突を解決することが重要です。
The peace treaty aimed to end decades of ill-will between the two nations.
その平和条約は、二国間の何十年にもわたる敵意を終わらせることを目的としていました。
The sudden resignation stirred up a lot of ill-will in the department.
突然の辞任は、部署内で多くの悪感情をかき立てました。
類似表現との違い
「hostility」は「敵意、敵対心」を意味し、「ill-will」よりも直接的で強い敵対感情や行動を指すことが多いです。個人間の強い憎しみから、国家間の武力行使に繋がる敵対関係まで幅広い文脈で使われます。フォーマル度は同程度かやや強いです。
「animosity」も「敵意、憎悪」を意味しますが、「ill-will」よりも根深く、強い個人的な反感や嫌悪感を指すことが多いです。しばしば長期にわたる感情的な対立を示唆します。フォーマル度は「ill-will」と同程度です。
「antagonism」は「敵対心、対立」を意味し、個人間だけでなく、集団や思想間の根本的な不和や対立関係を指す場合が多いです。より構造的、原則的な対立のニュアンスを含みます。「ill-will」は個人の感情に焦点を当てますが、「antagonism」はより広範な対立関係を示します。
「bad blood」は「悪感情、確執、不和」を意味し、「ill-will」と似ていますが、より口語的でカジュアルな表現です。過去の出来事や摩擦によって生じた、両者間の根強い不和や感情的なしこりを指す際に使われます。
よくある間違い
「悪い意志」を意味する際には、「bad will」ではなく「ill-will」という定型表現を使います。「ill」は古風な響きを持つ「悪い」という意味の形容詞です。
「悪意を抱く」という表現では、動詞として 'have' よりも 'bear' や 'harbor' を使うのが一般的で自然です。特に 'bear ill-will' が頻繁に用いられます。
学習のコツ
- 💡「no ill-will」の形で使われることが非常に多いです。悪意がないことを強調する際に役立ちます。
- 💡主に 'bear' や 'harbor' といった動詞と共に使われ、「悪意を抱く」という意味になります。
- 💡カジュアルな日常会話よりも、ビジネス文書やニュース、文学など、ややフォーマルな文脈で用いられる傾向があります。
- 💡対義語である 'goodwill'(善意、好意)と一緒に覚えておくと理解が深まります。
対話例
長年のビジネスパートナー関係の解消について話す場面
A:
I hope there's no ill-will between our companies after the merger talks fell through.
合併交渉がまとまらなかった後も、我々の会社間に悪意がないことを願っています。
B:
Absolutely not. It was purely a business decision, and we bear no ill-will whatsoever.
もちろんありません。それは純粋にビジネス上の決定であり、私たちは一切の悪意を抱いておりません。
チーム内の意見の相違が問題になった際
A:
It seems there's some ill-will brewing between the marketing and sales departments.
マーケティング部門と営業部門の間で、何らかの悪感情がくすぶっているようです。
B:
We need to address that quickly. Personal feelings shouldn't interfere with team performance.
早急に対処する必要がありますね。個人的な感情がチームのパフォーマンスに影響してはいけません。
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