have a knack for something
発音
/hæv ə næk fɔːr ˈsʌmθɪŋ/
have a KNACK for SOMETHING
💡 「knack(ナック)」は「k」の音をしっかり発音しましょう。「for」の「r」は、アメリカ英語でははっきりと、イギリス英語ではほとんど発音しないか、軽く発音します。全体的に流れるように発音することがポイントです。
使用情報
構成単語
意味
何かを簡単かつ上手にこなす特別な才能やコツを持っていること。生まれつきの素質や、経験によって培われた感覚を指します。
"To possess a special skill, talent, or ability that makes doing something easy and effective, often without much effort or training."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、誰かが特定の活動や分野において、生まれつきの才能や、長年の経験を通じて培われた独自の「コツ」や「秘訣」を持っていることを表現する際に使われます。単に「上手である (be good at)」というよりも、もっと自然で無理なく、効率的にその物事をこなす能力がある、というニュアンスを含みます。 例えば、料理、人付き合い、機械の修理、問題解決など、幅広い状況で用いられます。「あの人は本当に人付き合いのコツを心得ているね」といったように、褒め言葉として使われることが多いです。フォーマル度は「neutral」で、日常会話からビジネスシーンまで幅広く使えますが、非常に堅いビジネス文書ではあまり使われません。ネイティブは、誰かの特定の能力を的確に、かつ少し感心したように表現する際にこのフレーズを選びます。
例文
She really has a knack for baking delicious cakes.
彼女は本当においしいケーキを焼くのが得意なんです。
My brother has a knack for fixing anything with an engine.
私の兄はエンジンが付いているものなら何でも修理するコツを心得ています。
He seems to have a knack for making people feel comfortable.
彼には人をリラックスさせる才能があるようです。
You have a knack for explaining complex topics in a simple way.
あなたは複雑なテーマをシンプルに説明する才能がありますね。
I don't know how she does it, but she has a knack for finding great deals.
どうやっているのか分からないけれど、彼女にはお得な掘り出し物を見つける才能があります。
Our new intern has a knack for organizing data efficiently.
私たちの新しいインターンは、データを効率的に整理する才能があります。
The CEO has a knack for motivating his employees.
そのCEOは従業員のやる気を引き出すのがとてもうまいです。
Developing a knack for problem-solving is crucial in this role.
この役割において、問題解決のコツを習得することは極めて重要です。
Many successful entrepreneurs have a knack for identifying emerging market trends.
多くの成功した起業家は、新たな市場トレンドを見極める才能を持っています。
With practice, one can develop a knack for public speaking.
練習すれば、人前で話すコツを身につけることができます。
類似表現との違い
「〜が得意だ」という一般的な表現で、努力や練習の結果として上達したスキルにも使えます。「have a knack for」はより「生まれつきの才能」や「直感的なコツ」というニュアンスが強いです。
「才能がある」と直接的に表現するフレーズです。「knack」と同様に才能を指しますが、「knack」はもう少し「うまくやるための特殊なコツ」や「自然体でできる能力」という側面が強調されます。「talented」はより広範な才能を示します。
「〜の才能がある」という意味で、「knack」と非常に似ています。「gift」はより「天賦の才」という、生まれつき与えられた才能というニュアンスが強く、やや大げさな響きを持つこともあります。「knack」は「器用さ」や「巧みさ」のような、もう少し日常的なスキルにも使えます。
「〜のスキルがある」という意味で、努力や訓練によって習得した技術や能力に焦点を当てます。「knack」は、もっと直感的で、努力をあまり感じさせない「うまさ」を表すのに対し、「skilled」は実践的な能力や専門知識を指すことが多いです。
「〜に秀でている、優れている」という意味で、ある分野で非常に良い成績や結果を出していることを表します。「knack」が「才能やコツを持っている」という能力そのものに焦点を当てるのに対し、「excel at」はその能力がもたらす「優れた成果」に焦点を当てます。
よくある間違い
「knack for」の後の「for」は前置詞なので、その後に動詞が続く場合は動名詞(-ing形)を使います。不定詞(to do)は誤りです。
「knack」は可算名詞なので、通常は不定冠詞「a」を付けます。「a」を忘れないようにしましょう。
前置詞は「for」を使うのが一般的です。「of」を使うことも稀にありますが、「for」の方が圧倒的に自然で広く使われます。
学習のコツ
- 💡「knack」は「コツ」や「才能」を意味する名詞で、常に「a knack」のように不定冠詞「a」を伴います。
- 💡フレーズの後に具体的な行為が続く場合は、「for + 動名詞(-ing形)」の形を取ります。
- 💡誰かの能力を褒める時にとても便利な表現です。「You have a knack for...」と使ってみましょう。
対話例
友人が新しい趣味について話している
A:
I tried painting for the first time yesterday, and it was actually pretty fun!
昨日初めて絵を描いてみたんだけど、意外と楽しかったんだ!
B:
Oh really? I've always thought you might have a knack for art.
へえ、そうなの?君は昔から美術の才能があるんじゃないかって思ってたよ。
職場の同僚について話している
A:
Did you see how quickly Tom solved that coding problem?
トムがそのコーディングの問題をどれだけ早く解決したか見た?
B:
Yeah, he really has a knack for debugging. It's impressive.
うん、彼には本当にデバッグのコツがあるね。すごいよ。
親が子供の能力について話している
A:
Our daughter can put together those LEGO sets so fast.
うちの娘はあのレゴセットを組み立てるのが本当に早いのよ。
B:
She definitely has a knack for building things. Maybe she'll be an engineer!
彼女は間違いなく物を作る才能があるね。もしかしたらエンジニアになるかも!
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