/ˈhæpləs ˈɪnsɪdənt/
HAPless INcident
💡 「hapless」は『ハップレス』のように、最初の'ha'に強勢を置きます。「incident」は『インシデント』のように、最初の'in'に強勢を置いて発音します。どちらの単語も最初の音節をはっきりと発音することを意識しましょう。
"An unfortunate or unlucky event or occurrence, often one that causes minor trouble, inconvenience, or embarrassment due to bad luck or poor timing."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、主に不運や運の悪さによって引き起こされる出来事を指します。深刻な大災害や大規模な事故には通常使われず、どちらかというと個人的なレベルでの、避けられたかもしれないが運悪く起こってしまった「ついてない」状況や、小さなトラブルを表現するのに適しています。例えば、旅行中に荷物が紛失したり、重要な書類を紛失したりといった場面で使われます。使う人の気持ちとしては、起こってしまったことへの残念さや、当事者への同情を表すことが多く、やや客観的かつ文語的な響きがあります。日常会話でも使えますが、よりカジュアルな状況では「bad luck」や「unlucky break」などを使うことが多いでしょう。ネイティブは、ある程度のフォーマリティを持って「不運な出来事」を説明する際にこの表現を用います。
I had a hapless incident this morning; I spilled coffee all over my new shirt right before a meeting.
今朝、不運な出来事がありました。会議の直前に新しいシャツにコーヒーをこぼしてしまって。
The entire trip was marred by one hapless incident after another, from lost luggage to missed flights.
旅行全体が、ロストバゲージから乗り遅れまで、次から次へと不運な出来事に悩まされました。
He always seems to be involved in some hapless incident or another, no matter how careful he is.
彼はどんなに注意していても、いつも何かしら不運な出来事に巻き込まれているようです。
It was a hapless incident that led to them missing their train by just a few seconds.
彼らがほんの数秒差で電車に乗り遅れたのは、全く不運な出来事でした。
Despite the hapless incident with the flat tire, we still managed to make it to the concert on time.
パンクという不運な出来事があったにもかかわらず、私たちはまだ時間通りにコンサートに間に合いました。
Her first attempt at baking was a hapless incident, resulting in cookies that were completely inedible.
彼女の初めてのパン作りは不運な出来事で、全く食べられないクッキーができてしまいました。
Due to a hapless incident with the server, the website was temporarily inaccessible for several hours this morning.
サーバーの不運な出来事により、今朝ウェブサイトが数時間一時的にアクセス不能になりました。
We need to analyze this hapless incident thoroughly to prevent similar issues from occurring in the future.
今後同様の問題が発生しないよう、この不運な出来事を徹底的に分析する必要があります。
The investigation revealed that the structural failure was attributed to a series of hapless incidents during the construction phase.
調査の結果、構造上の欠陥は建設段階における一連の不運な出来事によるものであることが判明しました。
The diplomat's promising career was tragically cut short by a wholly hapless incident involving mistaken identity.
その外交官の有望なキャリアは、全く不運な人違いの出来事によって悲劇的に終わってしまいました。
「hapless incident」が「不運な運命」や「ついてない」というニュアンスを強調し、個人の運の悪さに焦点を当てるのに対し、「unfortunate event」はより一般的に「好ましくない出来事」全般を指します。unfortunate eventは不運の原因が必ずしも運の悪さでなくても使えます。
「mishap」はより軽微な、些細な不運や手違いを指すことが多いです。例えば、コーヒーをこぼす、鍵を忘れるなど。一方、「hapless incident」は、もう少し広範な不運な出来事を指し、mishapよりも少し深刻さや運命的な要素が含まれることがあります。フォーマル度はmishapの方がやや低めです。
「accident」は意図せず発生し、しばしば予期せぬ損害や負傷を伴う出来事を指します。例えば、交通事故など。これに対し、「hapless incident」は物理的な損害を伴わない、単に運が悪かったという出来事にも使われます。accidentはより客観的な「事故」のニュアンスが強いです。
「helpless」は「無力な、どうしようもない」という意味で、出来事そのものが「無力である」という表現はしません。「hapless」は「不運な、運のない」という意味で、不運な出来事を指す際に適切です。スペルや発音が似ているため混同しやすいですが、意味が全く異なります。
A:
You look a bit down. Is everything okay?
少し元気がないね。何かあった?
B:
Oh, just a hapless incident this morning. My bike chain broke on the way to work, and I was late.
ああ、今朝ちょっと不運な出来事があって。通勤途中に自転車のチェーンが壊れて、遅刻しちゃったんだ。
A:
The presentation slides are all messed up. What went wrong with the file transfer?
プレゼンのスライドがめちゃくちゃだね。ファイル転送で何か問題があったの?
B:
It was a hapless incident during the transfer. A software glitch corrupted some files, unfortunately.
転送中に不運な出来事があったんです。残念ながら、ソフトウェアの不具合でいくつかのファイルが破損してしまいました。
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