/fɜːrm ɡræsp/
firm GRASP
💡 firm は「ファー(ム)」と口を横に広げるように発音し、grasp は「グラスプ」ではなく、口を大きく開けて「グラースプ」と発音すると自然です。最後のpは破裂させずに、軽く閉じる程度で十分です。
"A thorough, secure, and comprehensive understanding of a subject, skill, or situation, indicating deep knowledge and control."
💡 ニュアンス・使い方
この表現は、表面的な知識や理解を超え、物事の本質や詳細を深く把握している状態を強調します。単に「知っている」というよりも、「完全にマスターしている」「深く洞察している」というニュアンスが強く、話者の能力や信頼性を表現する際に用いられます。ビジネス、学術、専門的な文脈でよく使われますが、カジュアルな会話で特定の知識の深さを強調する際にも適しています。フォーマル度は比較的高めですが、様々なシーンで柔軟に使えます。
She has a firm grasp of algebra now, thanks to the extra tutoring.
追加の個別指導のおかげで、彼女は今、代数をしっかり理解しています。
I need to get a firm grasp on this new game's mechanics.
この新しいゲームの仕組みをしっかり把握する必要があります。
He has a firm grasp of what makes people laugh.
彼は何が人々を笑わせるかをしっかりと把握しています。
After traveling for a month, I finally have a firm grasp of the local customs.
1ヶ月旅行して、ようやく現地の習慣をしっかり把握できました。
You need a firm grasp of basic grammar to write well.
上手に書くためには、基本的な文法をしっかり理解している必要があります。
Our new project manager has a firm grasp of the industry's challenges.
当社の新しいプロジェクトマネージャーは、業界の課題をしっかりと把握しています。
It's essential for leaders to have a firm grasp of their team's strengths and weaknesses.
リーダーはチームの強みと弱みをしっかりと把握していることが不可欠です。
She quickly gained a firm grasp of the company's financial situation.
彼女は会社の財政状況をすぐにしっかりと把握しました。
The prosecutor demonstrated a firm grasp of the intricate legal arguments.
検察官は、複雑な法的議論をしっかりと理解していることを示しました。
A scholar must possess a firm grasp of historical context to interpret ancient texts accurately.
学者は、古代の文献を正確に解釈するために、歴史的背景をしっかりと把握していなければなりません。
The report indicates that the committee has a firm grasp on the underlying causes of the economic downturn.
その報告書は、委員会が景気後退の根本原因をしっかりと把握していることを示しています。
「firm grasp」よりも一般的な「良い理解」を意味し、必ずしも深い洞察や確固たる知識を伴わない場合があります。よりカジュアルな文脈で使われます。
主に「知識」の深さに焦点を当てた表現です。「firm grasp」は知識だけでなく、スキルや状況の把握能力にも使えますが、「deep knowledge」は特定の分野に関する情報量や理解度を指します。
「mastery of」は、ある分野やスキルを完全に習得し、卓越した能力を持っている状態を指します。「firm grasp」は「しっかり理解している状態」ですが、「mastery」はその次のレベルの「熟練度」や「完璧な習得」を意味します。
特に言語や複雑な技術に対して使われ、それを完全に理解し、自由に操る能力があることを示します。「firm grasp」と似ていますが、「command of」はより「操作」や「制御」の側面を強調する傾向があります。
「strong grasp」も意味は通じなくはないですが、「firm grasp」が慣用的に使われる自然なコロケーションです。ネイティブスピーカーは通常「firm」を選びます。
「tight grasp」は物理的に何かを強く握る際に使われることが多く、比喩的な「理解」には「firm grasp」の方が適しています。意味合いが異なります。
A:
How's the new project coming along? Do you feel confident about it?
新しいプロジェクトの進捗はどうですか?自信はありますか?
B:
Yes, I've spent the last week studying the market data, and I now have a firm grasp of the current trends.
はい、この1週間市場データを研究しまして、現在のトレンドをしっかりと把握しています。
A:
Are you ready for the history exam tomorrow? I'm still struggling with some of the dates.
明日の歴史の試験の準備はできた?私はまだいくつかの日付で苦戦してるよ。
B:
I think so. After reviewing all the lectures, I feel I have a firm grasp of the major events and their causes.
たぶんね。講義を全部復習した後だから、主要な出来事とその原因をしっかり理解していると思うよ。
firm grasp を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。