equivocal statement
発音
/ɪˈkwɪvəkəl ˈsteɪtmənt/
eQUIVocal STATEMENT
💡 「equivocal」は「イコゥヴィコォル」のように、KWIの部分を強く発音します。「statement」は「ステイトメント」と、最初の「ステイ」を強く発音します。全体的に少し硬い響きのあるフレーズです。
使用情報
構成単語
意味
曖昧でどちらとも取れる発言、多義的な発言、不明瞭な声明
"A remark or declaration that is deliberately or accidentally open to more than one interpretation, making its true meaning unclear or ambiguous, often to avoid commitment or responsibility."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、発言が明確な結論や立場を示さず、様々な解釈を許す状態を指します。しばしば、発言者が責任を回避したり、特定の集団を怒らせないようにしたり、あるいは単に熟考が足りずに曖昧になったりする場合に使われます。 フォーマルな文脈、特に政治、外交、ビジネス、法律の分野で頻繁に用いられます。例えば、政治家が世論の反発を恐れて明確な見解を避ける場合や、企業が不都合な情報に対して曖昧な発表をする場合などです。 ネイティブスピーカーは、このフレーズを聞くと「発言者が明確な態度を避けている」「意図的に分かりにくくしている」「裏があるかもしれない」といったややネガティブな印象を受けることがあります。中立的な意味で「多義的である」と捉える場合もありますが、多くは「明確さを欠いている」という批判的なニュアンスを伴います。
例文
His explanation was an equivocal statement; I still don't know what he meant.
彼が言ったのはどちらとも取れる発言だったので、結局何を言いたかったのか分かりません。
She made an equivocal statement about her feelings, so it's hard to tell if she's happy or sad.
彼女は自分の気持ちについて曖昧な発言をしたので、喜んでいるのか悲しんでいるのか判断しにくいです。
The CEO's equivocal statement about future investments left investors uncertain.
最高経営責任者(CEO)の将来の投資に関する曖昧な発言は、投資家を不安にさせました。
We need a clear decision, not another equivocal statement from the committee.
委員会からは、また曖昧な発言ではなく、明確な決定が必要です。
The company's press release contained several equivocal statements regarding the product's safety.
その企業のプレスリリースには、製品の安全性に関していくつかの曖昧な声明が含まれていました。
The politician's equivocal statement on the controversial policy drew criticism from both sides.
その政治家の物議を醸す政策に関するどちらとも取れる発言は、双方から批判を浴びました。
Legal documents must avoid equivocal statements to prevent misinterpretation in court.
法的文書は、法廷での誤解を防ぐため、曖昧な記述を避ける必要があります。
The diplomatic envoy's equivocal statement was carefully worded to avoid escalating tensions.
外交特使の曖昧な発言は、緊張を高めないよう慎重に言葉を選んでいました。
Academics often debate the equivocal statements found in ancient philosophical texts.
学者はしばしば、古代哲学文献に見られる多義的な記述について議論します。
The witness's equivocal statement made it difficult for the jury to reach a definitive conclusion.
証人の曖昧な発言は、陪審員が明確な結論を出すのを困難にしました。
類似表現との違い
「ambiguous statement」は「曖昧な発言」という点で「equivocal statement」と非常に似ていますが、「equivocal」の方が、意図的に複数の解釈ができるように仕向けられた、あるいは責任逃れのために曖昧にされた、というニュアンスがより強い場合があります。「ambiguous」は単に不明瞭である、という意味合いが強いです。
「vague statement」は「漠然とした発言」や「不明瞭な発言」を意味し、具体的な情報が欠けているために意味がはっきりしない場合に使われます。「equivocal statement」が複数の解釈を許すのに対し、「vague statement」はそもそも内容が希薄で、何が言いたいのかが掴みにくいという違いがあります。
「unclear statement」は「不明瞭な発言」と訳され、単純に理解が難しい、明瞭でない状態を指します。意図的な曖昧さよりも、表現の拙さや情報の不足による理解の困難さに焦点が当たります。「equivocal statement」は、意図的に多義性を持たせている点で区別されます。
「noncommittal answer」は「態度を明らかにしない返答」を意味します。「equivocal statement」が一般的な「発言」や「声明」を指すのに対し、「noncommittal answer」は質問に対する「返答」に特化しており、自分の意見や立場を明確にしないことを強調します。責任を避けようとする意図がより明確です。
よくある間違い
「equivalent」(同等の、等価の)と「equivocal」(曖昧な、多義的な)は発音が似ていますが、意味は全く異なります。「equivalent statement」というフレーズは通常使いません。
「equivoque」は「両義語、言葉遊び」を意味する名詞ですが、「equivocal」は「曖昧な、多義的な」を意味する形容詞です。「statement」を修飾するには形容詞の「equivocal」を使います。
学習のコツ
- 💡「equivocal」は「equal」(等しい)と「voice」(声)が語源で、複数の声(解釈)が同じように聞こえる、つまりどちらとも取れる状態と覚えると意味を理解しやすいでしょう。
- 💡意図的に曖昧な表現をする際に用いられることが多いので、「責任回避」や「戦略的曖昧さ」といった文脈で使われることを意識しましょう。
- 💡類似表現との比較で、それぞれの言葉が持つニュアンスの違いを把握することが重要です。
対話例
会社の会議で、競合他社からの買収提案について議論している場面。
A:
The recent press release from the potential buyer seems quite ambiguous. What's your take on it?
潜在的買い手からの最近のプレスリリースはかなり曖昧ですね。どう思われますか?
B:
Indeed. It contained several equivocal statements regarding their intentions. They're clearly trying to keep their options open.
全くその通りです。彼らの意図に関していくつかのどちらとも取れる発言が含まれていました。明らかに選択肢を多く残そうとしていますね。
政治ニュースについて友人(または同僚)と話している場面(比較的フォーマルな会話)。
A:
Did you hear the President's speech yesterday? I found it quite hard to grasp his stance on the new policy.
昨日の大統領の演説を聞きましたか?新しい政策に対する彼の立場が非常に掴みにくかったです。
B:
Yes, it felt like an equivocal statement to me too. He probably didn't want to alienate any particular voter group.
ええ、私もどちらとも取れる発言だと感じました。おそらく特定の有権者グループを敵に回したくなかったのでしょうね。
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