endure hardship
発音
/ɪnˈdʊər ˈhɑːrdʃɪp/
enDURE HARDship
💡 「インデュアー・ハードシップ」のように発音し、「デュアー」と「ハード」を強めに意識すると、より自然な響きになります。特に『hard』の部分は舌を巻くRの音に注意しましょう。
使用情報
構成単語
意味
苦難や困難な状況に耐え抜き、それを乗り越えること。精神的、肉体的な試練に直面しても、屈せずに持ちこたえる様子を表します。
"To experience and cope with difficult or unpleasant conditions, suffering, or lack of something without giving in or breaking down; to bear up under adversity."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、単に「我慢する」という受動的な意味合いを超え、困難な状況に対して強い意志と忍耐力を持って立ち向かい、耐え抜くという能動的な姿勢を強調します。長期にわたる試練や深刻な問題に直面している個人や集団について語る際に頻繁に用いられます。歴史的な出来事、個人的な苦境、サバイバル状況、ビジネスでの厳しい時期など、幅広い文脈で適用可能です。 フォーマル度は中程度からややフォーマルで、真面目な議論や深い話の中で使われることが多いです。ネイティブは、この表現から、困難に対する強靭な精神、粘り強さ、そして回復力を感じ取ります。尊敬や同情の念を込めて使われることもあります。
例文
After losing his job, he had to endure some financial hardship.
職を失った後、彼は経済的な苦難に耐えなければなりませんでした。
She endured great hardship to achieve her dream of becoming a doctor.
彼女は医者になるという夢を達成するために、多大な苦難に耐えました。
It's not easy, but we need to endure this hardship together as a team.
簡単なことではありませんが、私たちはチームとしてこの苦難を共に乗り越える必要があります。
I know you're enduring some personal hardship right now, but please stay strong.
今、個人的な苦難に耐えていることは分かっていますが、どうか強くいてください。
Many small businesses had to endure significant hardship during the recent economic downturn.
多くの小規模企業が最近の景気後退期に大きな苦難に耐えなければなりませんでした。
The refugees endured unimaginable hardship on their long journey to safety.
難民たちは安全な場所への長い旅路で想像を絶する苦難に耐えました。
The company endured years of financial hardship before finally turning a profit.
その会社は、ついに利益を出すまでに何年もの財政的苦難に耐えました。
Throughout history, humanity has repeatedly shown its capacity to endure hardship.
歴史を通じて、人類は繰り返し苦難に耐え抜く能力を示してきました。
The elderly couple had to endure the hardship of a harsh winter with limited heating.
その老夫婦は、暖房が限られた厳しい冬の苦難に耐えなければなりませんでした。
Her autobiography details the immense hardship she had to endure in her early life.
彼女の自伝には、彼女が幼少期に耐えなければならなかった計り知れない苦難が詳細に書かれています。
類似表現との違い
「go through hardship」は「苦難を経験する」という事実を述べるニュアンスが強く、単に困難な時期を過ごしたことを指します。これに対し、「endure hardship」は苦難を「耐え抜く」「持ちこたえる」という、より強い忍耐や持続性、そして困難に打ち勝とうとする意志を強調します。endureの方が、より深刻な状況で粘り強く持ちこたえる様子を表します。
「bear a burden」は、精神的な重荷や責任、苦痛を「負う」「耐える」というニュアンスが強いです。特に「重荷」としての側面や、それに伴う責任感を強調します。「hardship」が幅広い困難を指すのに対し、こちらは特定の精神的・物理的な重圧に焦点を当てます。
「face challenges」は「課題や困難に直面する」という事実を指し、必ずしも長期的な「耐え忍ぶ」状況を示すわけではありません。より広い範囲の困難に適用でき、比較的カジュアルな文脈でも使われます。「endure hardship」は、より深刻で継続的な苦境に対する抵抗力や持久力を強調します。
「overcome adversity」は「逆境を克服する」という意味で、「endure hardship」が「苦難に耐え抜く」というプロセスに焦点を当てるのに対し、「overcome adversity」は最終的な「克服」という結果を強調します。endureは乗り越える前や乗り越えている最中の状態を指すことが多いです。
よくある間違い
「suffer hardship」も意味は通じますが、「suffer」は「苦しむ、経験する」という受動的な意味合いが強いのに対し、「endure」は「耐え忍ぶ、持ちこたえる」という、より能動的な意志や回復力を伴うニュアンスを持ちます。困難に「打ち勝つ」ような強さを表現したい場合はendureが適切です。
「stand」も「耐える」という意味で使われることがありますが、「stand hardship」というコロケーションは一般的ではありません。この文脈では「endure」を使うのが自然で、ネイティブに広く理解される表現です。
学習のコツ
- 💡「endure」は、単に我慢するだけでなく、困難を乗り越えようとする強い意志や回復力を含むことを意識して使いましょう。
- 💡「hardship」は通常不可算名詞として使われますが、具体的な種類の苦難を指す場合は「a hardship」や複数形「hardships」を用いることもあります。
- 💡「financial hardship（経済的苦難）」や「physical hardship（肉体的苦難）」のように、具体的な種類を伴って使われることが多いです。文脈に応じて適切な形容詞を加えましょう。
対話例
友人が難しい時期を過ごしている時の励ましの会話
A:
How are you doing with your new startup? I heard it's been really challenging.
新しいスタートアップはどう？本当に大変だと聞いたけど。
B:
It's tough, honestly. We're really enduring some financial hardship trying to secure funding, but we believe in our vision.
正直、大変だよ。資金調達のために本当に経済的な苦難に耐えているところだけど、私たちのビジョンを信じているんだ。
昔の困難な時期を振り返る会話
A:
Grandma, what was the hardest part about raising your children during the war?
おばあちゃん、戦争中に子供たちを育てる上で一番大変だったことは何ですか？
B:
Oh, we certainly had to endure a lot of hardship, especially with food shortages, but we always found a way to make it work. Our community was very strong.
ええ、食料不足など、本当に多くの苦難に耐えなければならなかったけれど、いつも何とかする方法を見つけていましたよ。私たちの地域社会はとても団結していました。
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