defer to judgment
発音
/dɪˈfɜːr tə ˈdʒʌdʒmənt/
deFER to JUDGment
💡 「defer」の『fer』と「judgment」の『jud』を強く発音します。「to」は弱く『タ』と発音されることが多いです。
使用情報
構成単語
意味
(他者の)判断に委ねる、判断に従う、判断を仰ぐ、判断を尊重する
"To submit to or respect the decision, opinion, or authority of another person or group, often because you acknowledge their superior knowledge, experience, or position."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、自分自身で判断を下すのではなく、相手の知識、経験、地位を尊重し、その判断に任せる、または従うという非常にフォーマルな表現です。謙譲の気持ちや、相手への深い敬意、信頼が込められています。主に専門家、上司、目上の人、あるいは権威ある機関の判断に対して使われることが多く、自分では判断が難しい場合や、自分の判断よりも相手の判断が優れていると認める状況で用いられます。ビジネス、法律、学術的な文脈で頻繁に見られます。日常会話で使うと、やや堅苦しい印象を与えます。
例文
In matters of law, we must defer to the judgment of the Supreme Court.
法的な問題においては、最高裁判所の判断に従わなければなりません。
The team decided to defer to the project manager's judgment on the final design.
チームは最終デザインについて、プロジェクトマネージャーの判断に委ねることにしました。
I will defer to your judgment on this technical issue, as you are the expert.
この技術的な問題については、あなたが専門家ですので、あなたの判断に従います。
When it comes to ethical dilemmas, society often defers to the judgment of religious leaders or philosophers.
倫理的なジレンマに直面した場合、社会はしばしば宗教指導者や哲学者の判断を尊重します。
He chose to defer to his mentor's judgment when making a career-altering decision.
彼はキャリアを変える決断をする際、メンターの判断に委ねることを選びました。
The board unanimously agreed to defer to the CEO's strategic judgment.
取締役会は満場一致でCEOの戦略的判断に従うことに同意しました。
As novices, they deferred to the seasoned explorer's judgment regarding the route.
初心者として、彼らは経験豊富な探検家のルートに関する判断に委ねました。
We should defer to the judgment of scientific consensus on climate change.
気候変動については、科学的コンセンサスの判断を尊重すべきです。
Please defer to my judgment if there's any confusion during the negotiation.
交渉中に混乱が生じた場合は、私の判断に従ってください。
A good leader knows when to defer to the judgment of their specialized team members.
良いリーダーは、いつ専門チームメンバーの判断に委ねるべきかを知っています。
類似表現との違い
「yield to」は「屈する」「譲る」といった意味合いが強く、「defer to」が敬意をもって判断を委ねるニュアンスが強いのに対し、「yield to」は多少強制的に従わざるを得ない状況や、自分の意見を引っ込めて相手に譲るニュアンスを含みます。ただし、尊敬や認識に基づく譲歩にも使われます。
「bow to」は「〜に屈服する」「〜に従う」という意味で、より強い服従や降伏のニュアンスがあります。敬意だけでなく、権力や圧力に屈して従うという状況で使われることが多いです。「defer to」よりも個人の意思が反映されにくい印象を与えます。
「abide by」は「(決定、規則、合意などを)遵守する」「従う」という意味で、特にルールや合意された事項に対する義務的な従順さを表します。特定の個人や組織の「判断(judgment)」そのものに委ねるというよりは、下された「決定(decision)」に従うという点で異なります。
「rely on」は「〜に頼る」「〜を信頼する」という意味で、相手の判断が正しいと信じてそれに依拠するニュアンスです。「defer to」が自分の判断権を相手に譲るのに対し、「rely on」は自分の判断の一部として相手の判断を取り入れる、または単に信頼して参考にするといった意味合いが強いです。自分の最終決定権は残っていることが多いです。
「trust someone's judgment」は「〜の判断を信頼する」という意味で、「rely on」と似ていますが、より感情的な信頼や確信のニュアンスが強いです。ここでも「defer to」のように自分の判断権を全面的に委ねるわけではありません。
よくある間違い
「defer to」はフレーズとして一体となっており、「judgment」はその後に置かれるべき名詞です。「defer to + 名詞」の形が正しいです。
「defer to」が「〜に委ねる/従う」という意味を持つ慣用的な動詞句です。前置詞は「for」ではなく「to」を使います。
「judge」は「裁判官」や「審査員」といった「人」を指す名詞です。ここでは「判断」や「意見」という意味の名詞「judgment」を使うのが適切です。
学習のコツ
- 💡「defer to + 名詞」の形で覚えましょう。名詞の部分には「judgment」の他にも「authority」「expertise」「opinion」などが来ることが多いです。
- 💡主にビジネス文書、公式な発言、学術論文など、フォーマルな書面や改まった会話で使われます。
- 💡相手への深い敬意や信頼、あるいは自身の謙遜を表す際に有効な表現です。
対話例
専門家会議での決定事項について
A:
Given the complexity of the data, I believe we should defer to Dr. Evans' judgment on the interpretation.
データの複雑さを考えると、解釈についてはエヴァンス博士の判断に委ねるべきだと思います。
B:
I agree. Her expertise in this field is unparalleled.
私も同感です。この分野における彼女の専門知識は比類ないですから。
新しいプロジェクトの戦略会議
A:
We have a few options for the marketing strategy. What are your thoughts, Ms. Tanaka?
マーケティング戦略についていくつか選択肢がありますが、田中さん、ご意見はいかがですか?
B:
While I have my suggestions, I would ultimately defer to your judgment, Mr. Sato, given your extensive experience in this market.
いくつかの提案はありますが、この市場における佐藤さんの豊富な経験を考慮し、最終的にはあなたの判断に委ねたいと思います。
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