critical review
発音
/ˈkrɪtɪkəl rɪˈvjuː/
CRITICAL reVIEW
💡 criticalの'cri'とreviewの'view'に強勢を置きます。'critical'の't'は、アメリカ英語では'r'に近い音(フラップT)になることがあります。
使用情報
構成単語
意味
特定の問題、文献、作品、計画などを深く分析し、その長所と短所、有効性、妥当性などを評価する、詳細かつ批評的な検討や評価。
"A detailed and analytical assessment of a subject, document, book, movie, or project, identifying its strengths, weaknesses, validity, and significance."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、単なる賛否の表明ではなく、客観的な分析と論理に基づいた評価を意味します。学術的な文脈やビジネスにおけるプロジェクト評価、芸術作品の批評などで頻繁に用いられます。「批判的」という言葉が含まれますが、単に否定的な意見を述べるだけでなく、改善点や別の視点を提供する「建設的な批評」であることが期待されます。非常にフォーマルな響きを持ち、専門的な知識や洞察力を必要とする場面で使われます。
例文
The professor asked us to write a critical review of the research paper.
教授は私たちにその研究論文の批評的なレビューを書くように求めました。
We need to conduct a critical review of our marketing strategy to identify areas for improvement.
改善点を特定するために、我々のマーケティング戦略を徹底的に見直す必要があります。
Her critical review of the film was published in a major cinema magazine.
彼女のその映画に関する批評的レビューは、主要な映画雑誌に掲載されました。
The committee submitted a critical review of the proposed budget cuts.
委員会は、提案された予算削減案に対する詳細な評価を提出しました。
Students are often required to provide a critical review of a literary work.
学生はしばしば文学作品の批評的なレビューを提出するよう求められます。
Before launching the new product, a critical review of its design and functionality is essential.
新製品を発売する前に、そのデザインと機能性に関する徹底的な検討が不可欠です。
He's known for his insightful critical reviews of contemporary art.
彼は現代アートに関する洞察力に富んだ批評的レビューで知られています。
The board requested a critical review of the company's financial performance.
役員会は、会社の財務実績に関する詳細な評価を要求しました。
A critical review helps to deepen understanding and identify gaps in existing knowledge.
批評的なレビューは、理解を深め、既存の知識のギャップを特定するのに役立ちます。
The editor asked for a critical review of the manuscript before publication.
編集者は出版前に原稿の批評的なレビューを求めました。
類似表現との違い
「critical review」が作品や文献全体の評価に重点を置くのに対し、「critical analysis」は特定の要素や側面をより深く、詳細に分析する行為を指します。両者は似ていますが、「analysis」はより分解・解析的で、「review」はより総合的な評価を含む傾向があります。
「evaluation」は「評価」を意味し、より広範で客観的な価値判断や性能測定に使われます。「critical review」には「批評的」というニュアンスが含まれ、単なる評価だけでなく、対象を深く掘り下げ、その理論や構造、意義などを吟味する意味合いが強いです。評価対象の長所・短所を指摘し、改善点などを提案する意図がより明確です。
「assessment」も「評価」「査定」を意味しますが、通常は現状の把握や基準に対する適合性を測るニュアンスが強いです。「critical review」のような深掘りした批評や改善提案の意図はあまり含まれません。例えば、リスクアセスメント(risk assessment)のように、現状の状況を判断する際に使われます。
「critique」は名詞としても動詞としても使え、「批評」そのものや「批評する」という行為を指します。「critical review」と非常に近い意味で使われますが、「critique」の方がより芸術作品や文学作品の批評に使われることが多いです。また、「critique」は単独で「批評」という行為を指すのに対し、「critical review」は「批評的検討」という行為の「結果としての文書」や「行為自体」を指します。
よくある間違い
「critical opinion」は個人の意見に過ぎる場合があり、「review」が持つ「詳細な検討や評価」という重みや客観性、構造化された分析のニュアンスが薄れます。学術的・専門的な文脈では「critical review」が適切です。
「critical」には「重要な」という意味もありますが、「critical review」の場合は「批判的な」「批評的な」という意味が強く、単に「重要なレビュー」とは意味が異なります。対象を深く分析し評価するという意図が伝わりにくくなります。
学習のコツ
- 💡「critical review」は、多くの場合、動詞 `conduct` (行う)、`write` (書く)、`provide` (提供する)、`publish` (発表する) などと共に使われます。
- 💡「批判的」と訳されますが、単なるネガティブな指摘ではなく、「建設的な視点から問題点を分析し、改善策を提示する」というポジティブな意味合いも含まれることを意識しましょう。
- 💡主に論文、書籍、映画、プロジェクトなど、ある程度の専門性や複雑性を持つ対象に対して用いられます。
対話例
大学院のゼミでの教授と学生の会話
A:
I'm having trouble with the methodology section of my thesis. Could you give me some guidance?
論文の方法論のセクションで困っています。何かご指導いただけますでしょうか?
B:
Of course. Why don't you first draft a critical review of similar studies in your field? That will help clarify your own approach.
もちろんです。まず、ご自身の分野の類似研究について批評的なレビューを作成してみてはいかがですか?それがあなた自身のアプローチを明確にするのに役立つでしょう。
ビジネスミーティングでのプロジェクトリーダー同士の会話
A:
The quarterly project report is due next week. We need to ensure it's thorough.
四半期プロジェクトレポートは来週提出です。徹底的なものにする必要がありますね。
B:
Absolutely. I've asked Sarah to prepare a critical review of our current progress and identify any potential risks.
その通りです。サラには、現在の進捗状況の批評的なレビューを作成し、潜在的なリスクを特定するよう依頼しました。
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