complaisant smile
発音
/kəmˈpleɪsənt smaɪl/
kəm-PLAI-sənt SMILE
💡 「コンプレイサント」は『コン・プレイスント』のように、2音節目を強く発音し、『ス』は日本語の『ス』よりも息を多めに抜くイメージです。『スマイル』は日本語の『スマイル』より口を大きく横に引く感じで発音しましょう。
使用情報
構成単語
意味
相手の機嫌を取る、または従順さや愛想の良さを示す、やや作り物めいた笑顔。迎合的な笑顔。
"A smile that suggests a desire to please or agree with others, often appearing somewhat forced or insincere rather than genuinely happy."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、心からの喜びや楽しさからくる笑顔ではなく、状況に合わせて作り出された、やや不自然な笑顔を指します。相手に気に入られたい、波風を立てたくない、あるいは自分の意見を主張せず従順である態度を示す際に使われます。ビジネスシーンで上司や顧客に対して、本心ではないが愛想よく振る舞う場合や、社交の場で表面的な友好関係を保つために見せる笑顔など、様々な場面で見られます。フォーマルな響きがあり、時にはその笑顔の裏に、本音を隠している、あるいは不満を抱えているといった皮肉なニュアンスが含まれることもあります。
例文
She offered a complaisant smile, nodding gently at his tedious explanation.
彼女は彼の退屈な説明に軽く頷きながら、愛想の良い笑顔を見せました。
His complaisant smile didn't quite reach his eyes, revealing his true discomfort.
彼の迎合的な笑顔は目にまで届いておらず、真の不快感が露わになっていました。
The young intern gave a complaisant smile as he was given yet another daunting task.
若いインターンは、また一つ気の重い仕事を言い渡され、愛想笑いを浮かべました。
The politician maintained a complaisant smile throughout the difficult press conference, avoiding any direct answers.
その政治家は、困難な記者会見中も愛想笑いを保ち、直接的な回答を避けました。
Despite her objections, she managed a complaisant smile for her demanding client.
異論はあったものの、彼女は要求の多い顧客に愛想の良い笑顔を向けました。
He greeted the senior executive with a complaisant smile, hoping to make a good impression.
彼は上級役員に愛想の良い笑顔で挨拶し、良い印象を与えようとしました。
The hostess's complaisant smile never wavered, even when dealing with difficult guests.
ホステスの愛想の良い笑顔は、難しい客に対応しているときも決して揺らぎませんでした。
With a complaisant smile, she accepted the less-than-ideal compromise to keep the peace.
愛想の良い笑顔で、彼女は円満な解決のため理想的ではない妥協案を受け入れました。
His complaisant smile made it clear he would agree to anything to avoid conflict.
彼の愛想の良い笑顔は、彼が衝突を避けるために何にでも同意するだろうということを明確にしました。
The complaisant smile masked her true feelings of resentment towards the unfair treatment.
その迎合的な笑顔は、不公平な扱いに対する彼女の真の憤りの感情を覆い隠していました。
類似表現との違い
「ingratiating smile」は、相手に気に入られようと意図的にする『ごますりをするような笑顔』『機嫌を取る笑顔』で、より計算された、露骨な印象を与えます。ネガティブなニュアンスが強く、相手の歓心を買うための行動であることを示唆します。
「obsequious smile」は、『媚びへつらうような笑顔』『おべっかを使うような笑顔』という意味で、ingratiatingよりもさらに自己卑下的な態度を伴います。非常に否定的な意味合いが強く、尊敬の念ではなく服従や卑屈さを示します。
「forced smile」は単に『作り笑い』『引きつった笑顔』を指し、心から笑っていないことがはっきりとわかる笑顔です。必ずしも相手に気に入られようとする意図があるとは限らず、単に不快な状況や疲労で笑えない場合などにも使われます。意味合いはより広いです。
「polite smile」は『礼儀正しい笑顔』を意味し、社交上のマナーとして見せる笑顔です。本心からの笑顔ではないこともありますが、ネガティブなニュアンスは少なく、相手に対する敬意や配慮を示すポジティブな表現として使われることが多いです。
よくある間違い
「complaisant」のスペルは'a'で、意味は「愛想の良い、従順な」です。「complacent」(自己満足の)と混同しやすいため注意が必要です。
学習のコツ
- 💡「complaisant」はややフォーマルで文学的な響きを持つ単語です。日常会話ではあまり頻繁には使われません。
- 💡ポジティブな意味合いで使われることは少なく、多くの場合、笑顔の裏に本心でない感情が隠されている、というニュアンスを含みます。
- 💡「complaisant(愛想の良い)」と「complacent(自己満足の)」はスペルが似ていますが、意味が全く異なるので混同しないように覚えましょう。
- 💡主に、相手の機嫌を取る、または従順さを示すような、やや作り物めいた笑顔を描写する際に使われます。
対話例
職場で、同僚が上司との面談について話している場面。
A:
How was your quarterly review with Mr. Harrison?
ハリソン部長との四半期レビューはどうでしたか?
B:
Oh, the usual. I just offered a complaisant smile and agreed with everything he said. It's less hassle that way.
ああ、いつものことですよ。ただ愛想笑いを浮かべて、彼の言うこと全てに同意しておきました。その方が面倒がないですからね。
美術評論家が絵画に描かれた人物の表情について議論している場面。
A:
Look at the subject's expression in this portrait. It's quite intriguing, isn't it?
この肖像画の人物の表情を見てください。なかなか興味深いでしょう?
B:
Indeed. There's a complaisant smile on her face, but her eyes betray a deeper, almost melancholic sentiment.
ええ、確かに。彼女の顔には迎合的な笑顔が浮かんでいますが、その目はより深く、ほとんど憂鬱な感情を露呈していますね。
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