common ancestor
発音
/ˌkɒmən ˈænsɛstər/
COMMON ANCESTOR
💡 「common」の最初の「co」は「ア」に近い音で発音し、強勢が置かれます。「ancestor」は「アンセスター」と読み、「an」に強勢を置きます。二つの単語それぞれにアクセントがあることを意識して発音しましょう。
使用情報
構成単語
意味
生物学、歴史学、言語学などで、複数の種、グループ、または言語が由来すると考えられる共通の祖先（個体、種、集団など）。
"An organism, species, or group of organisms from which two or more different species or groups are descended. Also, a historical, cultural, or linguistic source from which multiple developments originate."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは主に学術的、科学的な文脈で使われます。特に生物の進化論において、異なる種が共通の祖先を持つという概念を説明する際によく用いられます。また、人類の歴史や文化、言語の発展においても、共通の起源やルーツを指す際に使われることがあります。フォーマルな表現であり、日常会話で頻繁に出てくることは少ないですが、ドキュメンタリーや教育番組、専門書などで目にすることが多いでしょう。ネイティブスピーカーは、この言葉を聞くと、進化論、歴史、系譜といった深遠なテーマを連想することが一般的です。
例文
Humans and chimpanzees share a common ancestor that lived millions of years ago.
人間とチンパンジーは何百万年も前に生きていた共通の祖先を持っています。
All life on Earth is believed to have evolved from a single common ancestor.
地球上の全ての生命は単一の共通の祖先から進化したと信じられています。
Many European languages derive from a common ancestor language known as Proto-Indo-European.
多くのヨーロッパ言語は、インド・ヨーロッパ祖語として知られる共通の祖先言語に由来します。
Paleontologists are always searching for fossil evidence of the common ancestor of birds and dinosaurs.
古生物学者は常に鳥と恐竜の共通の祖先の化石の証拠を探しています。
The theory suggests that all extant mammals trace back to a common ancestor.
その理論は、現存する全ての哺乳類が共通の祖先に遡ると示唆しています。
This ancient civilization might be the common ancestor of several modern cultures in the region.
この古代文明は、その地域のいくつかの現代文化の共通の祖先である可能性があります。
Our research aims to identify the common ancestor of these two distinct software architectures.
私たちの研究は、これら二つの異なるソフトウェアアーキテクチャの共通の祖先を特定することを目的としています。
Identifying a common ancestor is crucial for understanding the evolutionary tree of species.
共通の祖先を特定することは、種の進化系統樹を理解する上で非常に重要です。
The discovery of *Archaeopteryx* provided strong evidence for a common ancestor of birds and reptiles.
始祖鳥の発見は、鳥類と爬虫類の共通の祖先に関する強力な証拠を提供しました。
Linguists often create family trees to show how languages descended from a common ancestor.
言語学者は、言語がどのように共通の祖先から派生したかを示すために、しばしば系統樹を作成します。
類似表現との違い
「common ancestor」が生物や言語などの具体的な「祖先」や「原型」を指すのに対し、「common origin」はより広範に「共通の起源」や「始まりの点」を意味します。抽象的な概念や現象にも使えます。
「common ancestor」は「共通の祖先」という個体や種そのものを指しますが、「shared lineage」は「共通の血統」や「共通の系統」という、祖先から現代に至るまでの関係性や連続性を強調する表現です。より家系図や血のつながりに焦点を当てています。
「primal source」は「根源的な源」や「最初の起源」という意味で、特に情報や思想、物語などの最初期のものや、物事の根本的な原因を指す場合に使われます。「common ancestor」よりも、より根源的で哲学的・文学的なニュアンスを持つことがあります。
よくある間違い
「common ancestor」は通常、単一の共通の祖先を指すため、単数形を使用します。複数の祖先を指す場合は「common ancestors」と複数形を使いますが、文脈によって意味合いが変わります。
特定の共通の祖先を指す場合、「the」を付けて「the common ancestor」とするのが一般的です。漠然と「共通の祖先」という概念を指す場合は「a common ancestor」も使えます。
学習のコツ
- 💡生物学、歴史学、言語学など、学術的な文脈で使われる専門用語として覚えましょう。
- 💡「AとBの共通の祖先」という場合は「the common ancestor of A and B」の形が頻繁に使われます。
- 💡主に書き言葉で用いられ、フォーマルな文脈で適切です。カジュアルな会話ではあまり使いません。
対話例
大学の進化生物学の授業で学生が質問する場面
A:
Professor, could you elaborate on the concept of a common ancestor in relation to human evolution?
先生、人間の進化における共通の祖先の概念についてもう少し詳しく説明していただけますか？
B:
Certainly. The common ancestor refers to the last species from which both humans and other great apes like chimpanzees descended, sharing a common evolutionary path before diverging.
もちろんです。共通の祖先とは、人間とチンパンジーなどの大型類人猿の両方がそこから派生した最後の種を指し、分岐する前に共通の進化的経路を共有していました。
科学ドキュメンタリーのナレーションで新しい発見について語る場面
A:
Recent genomic studies have provided compelling evidence for a common ancestor of all modern birds, suggesting a rapid diversification after the dinosaur extinction.
最近のゲノム研究は、全ての現代の鳥類に共通の祖先が存在するという説得力のある証拠を提供し、恐竜絶滅後の急速な多様化を示唆しています。
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