carbon-neutrality
発音
/ˌkɑːrbən njuːˈtræləti/
carbon neuTRALity
💡 「carbon」は「カーブン」のように、最初の「car」を強く発音し、「bon」は弱めに。「neutrality」は「ニュー」にアクセントを置き、「-tral-」もはっきりと発音します。「ニュートラリティ」ではなく、「ニュートゥラリティ」と意識すると、より自然な発音になります。
使用情報
構成単語
意味
炭素中立性。排出される二酸化炭素(CO2)の量と、森林による吸収や技術的な除去によって大気から除去されるCO2の量を均衡させ、実質的な排出量をゼロにすること。
"The state of net-zero carbon dioxide emissions, achieved by balancing the amount of carbon dioxide released into the atmosphere with the amount removed, often through carbon offsetting or carbon capture technologies."
💡 ニュアンス・使い方
「carbon-neutrality」は、地球温暖化対策の目標として、または企業や国家の環境戦略を示す際に用いられる専門的でフォーマルな表現です。排出される温室効果ガス(特に二酸化炭素)と、吸収または除去される温室効果ガスの量を同じにし、地球への純排出量をゼロにするという考え方を指します。主に環境政策、ビジネスのサステナビリティ戦略、科学技術、ニュース報道など、真剣で客観的な議論の文脈で使われます。日常会話でカジュアルに使うことはほとんどなく、環境問題に対する深い理解とコミットメントを示す際に用いられます。ネイティブは、この言葉を聞くと、環境保護への強い意識や、専門的な知識を持つ人が話していると感じます。
例文
Many countries are setting ambitious targets to achieve carbon-neutrality by 2050.
多くの国が2050年までに炭素中立性を達成するという野心的な目標を設定しています。
The company aims for carbon-neutrality across its entire supply chain within the next decade.
その企業は、今後10年以内にサプライチェーン全体で炭素中立性を目指しています。
Achieving carbon-neutrality requires a global shift towards renewable energy sources.
炭素中立性を達成するには、再生可能エネルギー源への世界的な移行が必要です。
New technologies are crucial for reaching carbon-neutrality in hard-to-abate sectors.
排出削減が困難な分野で炭素中立性を達成するには、新たな技術が不可欠です。
The concept of carbon-neutrality is at the forefront of climate change discussions.
炭素中立性の概念は、気候変動に関する議論の最前線にあります。
Investments in carbon capture and storage are vital for securing carbon-neutrality.
炭素回収・貯留への投資は、炭素中立性を確保するために極めて重要です。
Consumers are increasingly seeking products and services that contribute to carbon-neutrality.
消費者は、炭素中立性に貢献する製品やサービスをますます求めています。
The city council approved a plan for urban development focused on achieving carbon-neutrality.
市議会は、炭素中立性の達成に焦点を当てた都市開発計画を承認しました。
Education plays a key role in raising awareness about the importance of carbon-neutrality.
教育は、炭素中立性の重要性についての意識を高める上で重要な役割を果たします。
類似表現との違い
「net zero emissions」は「実質ゼロ排出量」を意味し、CO2だけでなく全ての温室効果ガス(メタン、亜酸化窒素など)を含めた排出量を実質ゼロにすることを目指します。より広範な概念ですが、文脈によっては「carbon-neutrality」とほぼ同義で使われることもあります。
「carbon neutral」は形容詞形で、「炭素中立の」という意味になります。例えば、「a carbon neutral company」(炭素中立企業)のように、名詞を修飾する形で使われます。「carbon-neutrality」は「炭素中立性」という名詞の概念を指します。
「climate neutrality」は「気候中立性」を意味し、「net zero emissions」と同様に、CO2だけでなく全ての温室効果ガス排出量と吸収量を均衡させることを指します。より包括的な意味合いを持ち、地球全体の気候システムへの影響をゼロにすることを目指します。
「decarbonization」は「脱炭素化」と訳され、CO2排出量を削減するプロセス自体を指します。「carbon-neutrality」は目標とする状態であるのに対し、「decarbonization」はその目標達成に向けた行動や戦略を強調します。
よくある間違い
「carbon neutral」は形容詞なので、動詞「achieve」の目的語には名詞形である「carbon neutrality」を使います。または、「We became carbon neutral.」のように、主語が「carbon neutral」な状態になることを表す動詞と組み合わせます。
「carbon neutrality」自体が「実質ゼロ排出量」という概念を含んでいるため、「emissions」(排出量)を重複して加える必要はありません。もし「排出量」を強調したい場合は、「net zero emissions」を使うのが自然です。
学習のコツ
- 💡「carbon-neutrality」は名詞形であり、「achieve」「reach」「aim for」といった動詞と組み合わせて使われることが多いです。
- 💡形容詞形の「carbon neutral」と混同しないように注意しましょう。文中で名詞として概念を指す場合は「-neutrality」、名詞を修飾する場合は「-neutral」を使います。
- 💡主に環境問題、気候変動、企業のサステナビリティ戦略といった専門的かつフォーマルな文脈で登場するため、関連ニュース記事やビジネスレポートを読むと理解が深まります。
対話例
国際会議での環境政策に関する議論
A:
Our nation is committed to achieving carbon-neutrality by 2050. What steps is your country taking?
我が国は2050年までの炭素中立性達成に尽力しています。貴国はどのような措置を講じていますか?
B:
We are investing heavily in renewable energy and carbon capture technologies to accelerate our path towards carbon-neutrality.
私たちは、炭素中立性への道を加速させるため、再生可能エネルギーと炭素回収技術に多額の投資を行っています。
企業が発表したサステナビリティ戦略について
A:
The CEO announced that the company's new strategy prioritizes carbon-neutrality across all operations.
CEOは、新戦略が全事業における炭素中立性を最優先すると発表しました。
B:
That's a significant commitment. How do they plan to measure and report their progress towards carbon-neutrality?
それは重要なコミットメントですね。彼らは炭素中立性への進捗をどのように測定し、報告する計画なのでしょうか?
Memorizeアプリで効率的に学習
carbon-neutrality を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。