antagonize further
発音
/ænˈtæɡənaɪz ˈfɜːrðər/
anTAGonize FURther
💡 antagonizeの『タ』、furtherの『ファー』を強く発音します。furtherの『th』は舌を軽く噛む音です。
使用情報
構成単語
意味
(すでに敵対的・不満な状態の)相手をさらに怒らせる、反感を招く、対立を深める。
"To cause someone who is already hostile, annoyed, or in opposition to become even more so; to intensify existing conflict or resentment."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、すでにある対立、不満、敵意といったネガティブな感情や状況を、「これ以上」悪化させる行為や言動を指します。意図的に相手を刺激する場合と、不注意によって結果的にそうなってしまう場合の両方で使われます。ビジネスの交渉、政治的な議論、人間関係の紛争など、ややフォーマルな文脈で用いられることが多く、状況を悪化させることへの警告や後悔の念を示す際に使われます。ネイティブは、慎重な対応が求められる場面や、事態の悪化を防ぎたいという気持ちを表現する際にこの表現を使うことが多いです。
例文
It would be unwise to antagonize the client further with sudden policy changes.
急な方針変更でこれ以上顧客の反感を買うのは賢明ではありません。
His provocative statements only served to antagonize the opposing party further.
彼の挑発的な発言は、対立する党派をさらに敵対させる結果となりました。
We must ensure our actions do not antagonize local residents further.
私たちの行動が地元住民の反感をこれ以上招かないよう、確実にしなければなりません。
Bringing up that sensitive topic now would only antagonize the situation further.
今そのデリケートな話題を持ち出すことは、状況をさらに悪化させるだけでしょう。
The government's decision could antagonize voters further who are already discontent.
政府の決定は、すでに不満を抱いている有権者をさらに敵対させる可能性があります。
He was warned not to antagonize his superiors further if he wanted a promotion.
彼は昇進を望むなら、これ以上上司の機嫌を損ねないようにと忠告されました。
The international community urged both sides not to antagonize each other further.
国際社会は双方に対し、これ以上互いを敵対させないよう促しました。
Any misstep could antagonize the investors further and jeopardize the project.
どんな一歩の間違いも、投資家をさらに怒らせ、プロジェクトを危うくする可能性があります。
The article's tone might antagonize readers who hold different viewpoints.
その記事の論調は、異なる視点を持つ読者の反感をさらに招くかもしれません。
Their continued demands threatened to antagonize the negotiation team further.
彼らの継続的な要求は、交渉チームをこれ以上敵対させる恐れがありました。
We need to de-escalate, not antagonize further.
私たちは事態を沈静化させるべきであり、これ以上敵対させるべきではありません。
Such actions will only antagonize international relations further.
そのような行動は、国際関係をさらに悪化させるだけでしょう。
類似表現との違い
「provoke further」は、相手を「さらに挑発する」「刺激する」というニュアンスが強く、意図的な行動を誘発する意味合いが強いです。「antagonize further」は、感情的な反発や敵意を「さらに招く、深める」という結果に焦点を当てます。
「exacerbate the situation」は「状況を悪化させる」というより一般的な表現で、感情的な対立だけでなく、問題全般の悪化に使われます。「antagonize further」は、特に人間関係や感情的な敵意・不満といった側面をさらに深めることに焦点を当てています。
「make things worse」は「事態を悪化させる」という非常に一般的な表現で、カジュアルな会話からフォーマルな場面まで広く使われます。しかし、「antagonize further」はよりフォーマルで、特に相手の敵意や反感を「さらに深める」という具体的な感情的側面を強調します。
「heighten tensions」は「緊張を高める」という意味で、「antagonize further」と類似していますが、より広範な「緊張」の状態全体を指します。「antagonize further」は、特定の相手の敵意や反感に焦点を当てることが多いです。
よくある間違い
「more」は「さらに多く」という意味で使われるのに対し、「further」は「さらに(程度が進んで)」という意味で、この文脈では「further」がより自然です。特にフォーマルな状況で使われることが多いです。
文法的には「further antagonize」も間違いではありませんが、「antagonize further」の方が英語では一般的な語順であり、より自然に聞こえます。動詞の後に副詞が続くパターンです。
「further」は副詞であり、「antagonize」を修飾するため、間に前置詞は不要です。「with」を入れると意味が通じなくなります。
学習のコツ
- 💡「further」は「さらに、これ以上」という意味で、動詞の後に置いて、行為の継続や程度を強調する際に使われると覚えましょう。
- 💡このフレーズは、すでにあるネガティブな状況(対立、不満、敵意など)をこれ以上悪化させないようにという警告や配慮の文脈でよく使われます。
- 💡ビジネスや政治など、フォーマルな場面での議論や分析で活用できる表現です。
対話例
会社の戦略会議での議論
A:
I'm concerned that raising prices right now could antagonize our loyal customers.
今価格を上げると、忠実な顧客の反感を買うのではないかと懸念しています。
B:
You're right. We need to find a solution that doesn't antagonize them further, especially after last quarter's service issues.
おっしゃる通りです。特に前四半期のサービス問題の後では、これ以上彼らを敵に回さないような解決策を見つける必要があります。
国際関係に関する専門家間の対話
A:
The latest diplomatic incident risks destabilizing the region even more.
最新の外交問題は、地域をさらに不安定化させる危険性があります。
B:
Absolutely. We must be very careful not to antagonize the neighboring country further with any harsh rhetoric.
全くその通りです。これ以上、強い言葉で隣国の反感を買わないよう、非常に注意しなければなりません。
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