all or nothing
発音
/ɔːl ɔːr ˈnʌθɪŋ/
all or NOTHING
💡 「all」は「オール」、「nothing」は「ナッシング」と発音し、「or」は弱めに発音します。「nothing」の「th」は舌を軽く噛むように発音し、最後の「g」は発音しません。
使用情報
構成単語
意味
全てか無か、一か八か、全か無かの、中途半端を許さない状態や態度。
"Involving a situation where everything must be gained or lost; a complete success or a total failure, with no middle ground or compromise."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、妥協や中途半端を許さず、完全に成功するか、完全に失敗するかのどちらかである、という極端な状況や覚悟を表現します。リスクを伴う大きな決断、人生の重要な局面、スポーツの試合などでよく使われます。 使う人の強い決意や、後戻りできない状況への認識を示唆します。ネイティブは、この表現を使う人に対して、大胆で、リスクを恐れない、あるいは非常に切迫した状況にあると感じることが多いでしょう。フォーマル度はニュートラルで、ビジネスシーンでも使われますが、非常に堅い文書では避けられることもあります。
例文
He has an all or nothing attitude towards his goals.
彼は目標に対して全か無かの姿勢です。
It was an all or nothing gamble, and luckily, it paid off.
それは一か八かの賭けでしたが、幸運にもうまくいきました。
When it comes to dating, she's all or nothing; either she's completely in, or she's out.
恋愛に関しては彼女は極端で、完全にのめり込むか、さっぱり諦めるかのどちらかです。
The coach told his team, 'This is it, guys, all or nothing!'
コーチはチームに「これっきりだ、みんな、一か八かだ!」と言いました。
I decided to go all or nothing on this project, dedicating all my time to it.
このプロジェクトには全力を尽くす、つまり全てをかけると決めました。
Their relationship became all or nothing; there was no room for compromise.
彼らの関係は一か八かになり、妥協の余地はありませんでした。
It's an all or nothing situation: either we win the championship or we go home empty-handed.
それは一か八かの状況だ。優勝するか、手ぶらで帰るかだ。
The CEO's new strategy is an all or nothing approach to market expansion.
CEOの新しい戦略は、市場拡大に対する全か無かの手法です。
For startups, securing that first major investment can often feel like an all or nothing proposition.
スタートアップにとって、最初の大型投資を確保することは、しばしば一か八かの提案のように感じられます。
The government's policy on climate change has been criticized as an all or nothing solution, lacking gradual steps.
政府の気候変動政策は、漸進的な段階を欠いた全か無かの解決策であると批判されてきた。
類似表現との違い
「hit or miss」は「当たり外れがある」「偶然任せ」という意味で、結果が不確実であることを表します。成功することもあれば失敗することもあるが、「all or nothing」のように「全てかゼロか」という極端なニュアンスは薄く、もう少し気楽な、予測不能な状況を指すことが多いです。
「do or die」は「やるか死ぬか」「死に物狂い」という意味で、非常に切迫した状況や、究極の努力、強い決意を伴う行動を表します。「all or nothing」と似ていますが、「do or die」は文字通り生命の危険があるような状況や、精神的な追い詰められ方を強調する傾向があります。
「make or break」は「成功か失敗かを決める」「非常に重要な」という意味で、ある特定の状況や決定が最終的な結果を大きく左右することを指します。「all or nothing」が「結果が中間を許さない」という性質や態度を指すのに対し、「make or break」はその結果を決定づける「局面」や「要素」に焦点を当てます。
よくある間違い
「全てか無か」という二者択一の意味なので、接続詞は「and」ではなく「or」を使います。
「all for nothing」は「全て無駄に」という意味になり、「all or nothing」(一か八か)とは全く異なる意味なので注意が必要です。
学習のコツ
- 💡「妥協を許さない」「中途半端がない」という強い覚悟や状況を表す時に使うと効果的です。
- 💡「all or nothing attitude/approach/strategy」のように名詞と組み合わせて使うと、どのような性質かを具体的に説明できます。
- 💡失敗するリスクも大きいことを示唆する表現なので、使う際は文脈に注意しましょう。
対話例
友人との会話で、新しいビジネスアイデアについて話している時
A:
I'm thinking of quitting my job and starting my own business.
仕事を辞めて起業しようと思ってるんだ。
B:
Wow, that's an all or nothing move! Are you ready for that kind of risk?
すごいな、それは一か八かの大勝負だね!そんなリスクに耐えられる?
プロジェクトの最終段階でチームリーダーが話している時
A:
This final presentation is critical. It's all or nothing for our team to win this contract.
この最終プレゼンが重要だ。この契約を勝ち取るには、我々のチームにとって一か八かだ。
B:
I agree. We have to give it our absolute best.
同感です。全力を尽くす必要があります。
Memorizeアプリで効率的に学習
all or nothing を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。