it's about time
発音
/ɪts əˈbaʊt taɪm/
it's about TIME
💡 「about」の/aʊ/と「time」の/aɪ/の二重母音を意識して、はっきりと発音しましょう。特に「time」を最も強く発音すると自然な響きになります。
使用情報
構成単語
意味
もう〜する時だ、そろそろ〜してもいい頃だ、やっと〜する時が来た
"Used to express that something should happen or be done now because it is overdue, has been delayed for a long time, or is expected. It often implies a feeling of impatience, relief, or a gentle push for action."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、あるべきことがまだ起きていない、あるいは行動が遅れていると感じているときに使われます。「待ち望んでいたことがようやく起きる」「いい加減にしてほしい」といった、期待や催促、少しの苛立ちといった感情が込められることが多いです。ポジティブな達成感を表すこともあれば、ネガティブな不満を表すこともあります。主に友人や家族、同僚などとのカジュアルな会話で頻繁に用いられますが、比較的リラックスしたビジネスの場でも使われることがあります。非常にフォーマルな文書では避けるのが無難です。
例文
It's about time you cleaned your room! It's a mess.
もうそろそろ部屋を片付けなさいよ！散らかり放題だよ。
Wow, it's about time you got a haircut! You look so much better.
わあ、やっと髪を切ったのね！すごく似合ってるよ。
It's about time we had a break, I'm completely exhausted.
そろそろ休憩にしようよ、もう完全にくたくただよ。
She finally apologized. It's about time!
彼女、ようやく謝ったよ。いい加減にしてほしいくらいだったよ！
It's about time you learned how to cook for yourself instead of always eating out.
そろそろ外食ばかりじゃなくて、自分で料理を覚える頃だよ。
They've been dating for ages; it's about time they got engaged.
彼ら、ずいぶん長いこと付き合ってるから、そろそろ婚約してもいい頃だね。
It's about time this rain stopped. I want to go outside and enjoy the sun.
もうこの雨やんでほしいな。外に出て日光を楽しみたいよ。
The new system is finally operational after months of delays. It's about time!
新システムが数ヶ月の遅延を経てようやく稼働した。やっとだね！
It's about time we addressed this recurring issue properly to avoid future problems.
この繰り返し起きる問題に将来的なトラブルを避けるためにも、きちんと対処すべき時が来ましたね。
Our team has been working hard on this project for a long time; it's about time we celebrated our success.
私たちのチームはこのプロジェクトに長い間懸命に働いてきました。そろそろ成功を祝うべき時です。
Given the current market conditions, it's about time the company considered more innovative strategies.
現在の市場状況を鑑みると、会社がより革新的な戦略を検討すべき時が来ていると言えるでしょう。
It's about time for our society to seriously tackle the urgent climate change issues.
私たちの社会が喫緊の気候変動問題に真剣に取り組むべき時が来ています。
類似表現との違い
「It's high time」は「it's about time」よりもさらに「もうとっくに〜していてもおかしくない」「手遅れになる前に〜すべきだ」という、より強い切迫感や不満、催促のニュアンスを含みます。行動が遅れていることへの苛立ちが強調され、通常、仮定法過去（動詞の過去形）を伴って使われます（例: It's high time you started studying hard.）。
「It's time to do something」は単に「〜する時間だ」「〜するべき時だ」という客観的な事実や、行動を起こす適切なタイミングを示す表現で、「遅れている」というニュアンスは含まれません。催促や不満の感情は薄く、より中立的な状況で使われます。
これは「もうとっくにやっておくべきだったのに」という後悔や自己反省、あるいは他者への批判のニュアンスが強い表現です。「it's about time」が現在または近い将来の行動を促すのに対し、こちらは過去の行動について言及し、その遅れや不作為を悔やむ気持ちが込められています。
「Finally」は「ついに」「最終的に」といった意味の副詞で、単に事柄が完了したことを示します。感情的なニュアンスは「it's about time」ほど強くなく、遅延や期待に対する気持ちは直接的には表しません。文頭や文中で使われます。
よくある間違い
「It's about time」の後に続く節では、仮定法過去の形で動詞の過去形を使うのが最も一般的で自然です。これは「本来そうであるべきなのにまだそうなっていない」というニュアンスを表すためです。「for you to do something」も文法的には間違いではありませんが、口語では動詞の過去形を使う方が自然です。
「It's about time to do something」とすると、「It's time to do something（〜する時間だ）」と意味が似てしまいます。「about」を使って「遅れている」というニュアンスを強調したい場合は、動詞の過去形を伴う節にするのが最も自然です。単に「そろそろ〜する時間だ」という意味なら「It's time to clean your room」で十分です。
学習のコツ
- 💡「it's about time」の後は、「主語 + 動詞の過去形」という仮定法過去の形が続くことが多いと覚えておきましょう。
- 💡このフレーズは、期待、催促、あるいはわずかな苛立ちなど、少し感情が込められた表現であることを意識すると、使いどころが分かりやすくなります。
- 💡ポジティブな意味（やっと実現した！）でもネガティブな意味（いい加減にしてほしい！）でも使えるので、文脈で感情を読み取ることが重要です。
対話例
友人の遅刻に対して
A:
Sorry I'm late! The traffic was terrible.
遅れてごめん！道がひどかったんだ。
B:
It's about time you showed up! We've been waiting for ages.
やっと来たね！ずいぶん待ったんだから。
家族が新しい趣味を始めたことについて
A:
I finally decided to take up painting.
ついに絵を描き始めることにしたよ。
B:
Oh, it's about time! You've been talking about it for years.
あら、やっとね！何年も前から言ってたもんね。
プロジェクトの進捗について同僚と話す
A:
The new software update is finally ready for deployment.
新しいソフトウェアのアップデートがついに展開準備完了です。
B:
Excellent! It's about time we had those improvements.
素晴らしいですね！あの改善はそろそろ必要でしたから。
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