i can't grasp it
発音
/aɪ kænt ɡræsp ɪt/
I can't GRASP it
💡 「grasp」の「r」と「s」の発音を明確に意識しましょう。「can't」は「キャント」と発音され、文脈によっては「キャントゥ」のように弱くなることもあります。文全体の意味の中心が「grasp」にあるため、ここが最も強く発音されます。「it」は軽く、短く発音されることが多いです。
使用情報
構成単語
意味
何かを理解したり、把握したりすることができない。特に、複雑なアイデア、概念、状況、感情など、抽象的な事柄について使われます。
"Unable to understand or comprehend something, especially an abstract idea, a complex concept, a difficult situation, or someone's feelings. It implies a struggle to make sense of something that feels elusive or hard to pin down."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、単に「知らない」のではなく、「理解しようと努力したが、その本質や全体像をつかみきれない」という、もどかしさや困惑の気持ちを表します。物理的に何かをつかめない状況で使うこともありますが、日常会話では抽象的な概念や状況の理解不能を指すことがほとんどです。フォーマル度としてはニュートラルで、ビジネスシーンから友人との会話まで幅広く使えます。ネイティブスピーカーにとっては、相手が情報や状況を「まだ咀嚼できていない」と感じていることを示す、正直で自然な表現です。多くの場合、相手に説明の追加を求める、あるいは自分の理解度を伝える際に用いられます。
例文
I've read this theory multiple times, but I still can't grasp it.
この理論を何度も読んだのですが、まだ理解できません。
The professor's lecture was so abstract that I just couldn't grasp it.
教授の講義はあまりにも抽象的で、全く理解できませんでした。
She tried to explain the new software, but I'm afraid I can't grasp it yet.
彼女は新しいソフトウェアについて説明してくれましたが、まだ理解できていないようです。
The concept of quantum physics is fascinating, but I truly can't grasp it.
量子物理学の概念は魅力的ですが、本当に理解できません。
My son is struggling with algebra. He just can't grasp it.
息子は代数に苦戦しています。どうしても理解できないようです。
I've reviewed the project requirements, but there's one key detail I can't grasp.
プロジェクトの要件は確認しましたが、重要な詳細が一つ理解できません。
Could you simplify that explanation? I'm afraid I can't grasp it as it is.
その説明をもう少し簡略化していただけますか?現状では理解できません。
The new company policy is quite complex, and many employees can't grasp it fully.
新しい社内規定はかなり複雑で、多くの従業員が完全に理解できていません。
While the overall objective is clear, the intricate methodology remains something I can't grasp.
全体的な目的は明確ですが、複雑な手法についてはまだ理解できていません。
The philosophical implications are profound, and frankly, I can't quite grasp it.
その哲学的意味合いは深遠で、正直なところ、私には完全には理解できません。
類似表現との違い
最も直接的な類似表現ですが、「I can't grasp it」が「理解しようと努めたが、難しくて本質が掴めない」というニュアンスが強いのに対し、「I don't understand it」は単純に「理解していない」という事実を述べます。後者の方がより直接的で、理解不足をストレートに表現します。graspはより複雑な概念や本質的な部分への理解に焦点を当てます。
「comprehend」は「grasp」よりもややフォーマルで、複雑な情報や全体像を論理的に、かつ完全に理解する能力を指します。ほぼ同じ意味合いで使えますが、「comprehend」はより深い、包括的な理解を求めるニュアンスがあります。
「私の理解を超えている」というニュアンスで、より諦めや途方に暮れている感じが強く、理解の限界を表明する際に使われます。カジュアルな場面でもよく使われます。
非常にカジュアルで、全く意味不明で理解できないときに使う表現です。混乱している状態や、手がかりが全くない状況を強調します。「頭も尻尾もつかめない」という慣用句的な意味合いです。
よくある間違い
「grasp」を動詞として使う場合、「grasp A (Aを理解する)」という形で直接目的語を取ります。「grasp of A」は名詞の「grasp」と組み合わせて「have a grasp of A (Aを理解している)」のように使われます。
「that」を使うことも可能ですが、「it」の方がより一般的な代名詞です。直前に述べられた具体的な概念や状況を指す場合は「it」、少し距離のある、あるいはより広い範囲の事柄を指す場合は「that」を使うこともできます。
学習のコツ
- 💡「grasp」は物理的に「つかむ」という意味と、抽象的に「理解する」という意味の二通りあります。このフレーズでは後者の「理解する」が一般的です。
- 💡否定形「can't grasp it」で使われることが非常に多いです。肯定形で「I can grasp it (理解できる)」と使うこともできます。
- 💡「grasp the concept/idea/situation」のように、「it」の代わりに具体的な名詞を目的語にすることもよくあります。
- 💡「can't understand」よりも、「理解しようとしたが、その本質や全体像が掴めない」という深い困惑のニュアンスを伝えたいときに使うと効果的です。
対話例
友人と難しい本の話題で
A:
Have you read that philosophy book Professor Smith recommended?
スミス教授が薦めていた哲学の本、読んだ?
B:
I tried, but honestly, I can't grasp it. It's too abstract for me.
読もうとしたんだけど、正直言って、理解できないんだ。私には抽象的すぎるよ。
職場の会議で新しい戦略について
A:
So, the new marketing strategy is to pivot towards TikTok exclusively. Any questions?
では、新しいマーケティング戦略はTikTokに完全に移行することです。質問はありますか?
B:
I'm sorry, I still can't quite grasp it. How does this align with our existing customer base?
すみません、まだ完全に理解できていません。これは既存の顧客層とどのように整合するのでしょうか?
オンライン学習中に独り言
A:
Okay, so if 'x' equals 'y' divided by 'z'... wait, no, I totally can't grasp it!
よし、「x」が「y」を「z」で割ったものだとすると…いや、待って、全然理解できない!
Memorizeアプリで効率的に学習
i can't grasp it を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。